大日本印刷(株)は23日、グループ会社の(株)DNPデジタルコムと共同で、マルチメディアタイトル向け3次元CGリアルタイム描画エンジン『DRARE(ディーレア:DNP Realtime Advanced Rendering Engine)』の機能を拡張し、ウェブブラウザーに組み込んで利用する3次元CGビューワーを開発したと発表した。
『DRARE』(ウェブ版) |
『DRARE』(ウェブ版)は、影/映り込み/斜め線などを滑らかに見せるといった表示画質の向上や、データ圧縮による軽量化、アニメーション機能の強化のほか、データベースと連動したアプリケーション開発に対応したのが特徴。
同社は、今回開発した3次元CGビューワーを、自動車メーカーや住宅設備メーカーなどのウェブカタログや商品提案支援システム、企業内の教育/トレーニングソフト、美術館/博物館/科学館向けのバーチャルミュージアムなどにおける利用を提案し、併せて3次元CGを利用したインターネット向けタイトルの受注拡大を目指すとしている。初年度の売り上げとして5億円を見込んでいる。