“ロボット創造国際競技大会関西2001(ロボフェスタ関西2001、同実行委員会主催)”が20日、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で開幕した。
“ロボフェスタ関西2001”オープニングセレモニー |
オープニングセレモニーで、関西実行委員会会長の熊谷信昭大阪大学名誉教授は「楽しみながら科学技術に触れられる機会を提供する。このロボフェスタが、輝かしい未来への夢と希望の実現へとつながってくれることを望む」との希望を語った。
関西実行委員会会長の熊谷信昭大阪大学名誉教授 |
また、ロボフェスタ中央委員会会長の森政弘東京工業大学名誉教授は、21世紀はロボットと人との関係を円滑に行なえるるようにすることが需要であり、「機械と人との関係を、もっと次元の高い関係にしていかなければならない」とした。
ロボフェスタ中央委員会会長の森政弘東京工業大学名誉教授 |
そして、ロボットによるオープニングパフォーマンスが行なわれた。登場したのは、本田技研工業(株)の2足歩行ロボット『ASIMO』だ。
本田技研工業(株)の2足歩行ロボット『ASIMO』 |
『ASIMO』はステージ上を、前後にさまざまな速度で歩き、8の字歩行を行ない、そしてダンスまで披露した。
両手を挙げて挨拶する『ASIMO』 |
身長120cm、体重43kgと、小柄な『ASIMO』 |
司会の女性と握手 |
歩き回る『ASIMO』の背中。ランドセルを背負った小学生のようだ |
時速1.6kmで歩くことができる |
子供たちの目は『ASIMO』にくぎ付け。『ASIMO』が手を振ると、みんなで手を振っていた |
そのあと、ロボフェスタ関西実行委員会幹事長の浅田稔大阪大学大学院工学研究課教授が、『ASIMO』とともに開幕宣言を行なった。
『ASIMO』も右手を挙げて開幕宣言 |
会場内は、“ロボット ハ ヒトニ ナリタインヤ”や“ロボット ハ ヒトダスケガ シタインヤ”、“ロボット ハ ヒトト ナカヨクシタイ”、“ロボット ハ ツライ ケドガンバル”、“ロボット モ ユメガミタイ”、“ロボット ハ アイガホシイ”、“ロボット ハ ウマレタイ”の7ゾーンに分類して展示している。
“ロボフェスタ2001関西”の開催期間は29日までの10日間で、43の企業や団体が73種類のロボットを出展する。
大阪でロボットといえばこれでしょう!! ロボフェスタ会場の入り口には、大阪・道頓堀の食堂“大阪名物くいだおれ”の看板おやじにして大阪のシンボル、その名も『くいだおれ太郎』が!! 長年関西に住んでいながら、そんな名前だったとは初めて知りました。実はこのロボット、文楽の血を引く由緒正しいもの。文楽人形師が昭和25年(1950年)に、オルゴールの原理を利用して作ったそうです |