Thermalrightという会社から、ユニークなヒートシンク「SK-6」が登場した。材質に銅を使っているのは普通だが、フィンを横から見ると逆台形ともいうべき形で、コア設置面よりもファン搭載面の方が広くなっているのが特徴。この形の薄いフィンが無数に並んでいる。実は、同社のヒートシンクのラインナップには「SK-5」という製品があり、こちらは普通のフィン形状で、特にファン設置面にかけてサイズが広くなっていることはない。おそらくSK-5に放熱効果面でなんらかの考慮を加え、フィン形状を変更したものなのだろう。
写真を見ていて疑問に思うのがファンの装着方法だが、これは付属の専用部品(金具)を、ヒートシンクの4端にあいている穴にひっかけながら固定する方式だ(下の写真を参照)。金具は15mm厚のファン用と、20mm厚用のものが同梱されている。
パッケージ内容。ヒートシンクと金具が同梱されている(ファンは付属しない) |
同梱されている金具 |
金具をヒートシンクに装着 |
金具を使ってCPUファンとヒートシンクを固定してみた |
ヒートシンクサイズはファン設置面が64(L)x72(W)x31.6(H)mm、コア設置面が64(L)x64(W)x31.6(H)mm。今回発売された製品パッケージを見ると、ヒートシンクと固定具のほかに無意味なスペースがあるのがわかるのだが、これはCPUファン用のスペース。つまり、今回の製品にはファンは付属していないのである。ショップによると、近日中にDELTA製のファンを同梱したバージョンが出回るかもしれないとのことだ。しかし、その分価格がアップしてしまうのは間違いないので、もっと静かなファンを使いたいという人は、こちらを選択しておいた方がいいだろう。
現在出回っているSK-6の価格は、CUSTOMが5980円、高速電脳が5280円で販売中だ。
【取材協力】