(株)アッカ・ネットワークスは19日、最高速度1.5Mbpsの対称型DSLサービスの評価試験を7月末に開始し、9月にサービスの提供を開始すると発表した。ISDNの干渉を最小限にできる“G.dmt AnnexH(ジー・ドット・ディーエムティー アネックス・エイチ)(※1)”を採用する。同社では専用線と比べて低コストであることから、専用線の代替サービスとして、ブロードバンドアクセスを必要とする企業向けに提供する。
※1 G.dmt AnnexH ITU-T(国際電気通信連合の電気通信標準化部門)が規定した伝送方式。G.dmtとはG.992.1で規定されるDSL伝送方式の国際規格。アッカの対称型DSLサービスは、NTTコミュニケーションズ(株)が“スーパーOCN DSLアクセス”で、また(株)エヌ・ティ・ティ エムイーが“XePhion(ゼフィオン)高速IPエクストラネットサービス”で採用する。NTT-MEは、大企業の中小事業所やSOHO企業向けに“IP-VPN”などを8月から提供し、今回アッカが発表した1.5Mbpsのサービスについても9月から提供する予定。