ケーアンドエムエンタープライズ(株)は17日、学校向けの安全監視システムを開発し、日本コムシス(株)と協力して販売を開始したと発表した。価格は基本システムが79万5000円で、工事費は別途見積もりとなる。
『ライブサーバー』 |
販売するのは、校門など学校内の3ヵ所にカメラを設置し、カメラの映像や音声を職員室などに設置したパソコンでチェックできるようにしたシステム。付属の赤外線センサーにより不審な人物の出入りを自動録画でいきるほか、パソコンのモニター画面上に領域を設定することでその領域内に人の出入りがあった場合に警報と自動録画を行なう機能などを搭載する。なお、画像圧縮方式にはMPEGではなく独自アルゴリズムの“KAM方式”を採用し、標準ではMPEG-2と同程度の圧縮率で、毎秒30フレームの動画送信に対応(CIF:320×240ドット)。圧縮率と画質は自由に設定できるという。
基本システムは、ライブサーバー×1、全天候/昼夜間用カメラ×3、赤外線センサー×1などで構成される。カメラはオプションで追加することもできる。
同社は全国展開するために、日本コムシスと事業展開で合意しており、同社が監視装置の開発と製造を行ない、日本コムシスが営業と据付工事を行なうという。初年度の売り上げ目標は24億円。