(株)東芝は12日、5GBの容量を持つPCカードタイプのHDD『モバイルディスク5GB』(PAMHD005)を7月中旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定販売価格は5万円前後。
『モバイルディスク5GB』(PAMHD005) |
『モバイルディスク5GB』は、1.8インチのハードディスクを内蔵したType IIのPCカード。容量は5.0GB。ディスクは1枚で毎分3990回転。ヘッドは2個。平均シークタイムは15ミリ秒。256KBのバッファーを搭載する。対応OSはWindows Me/98/98 SE/95 OSR2/2000で、対応フォーマットはFAT32。電源電圧は3.3V/5.0V。消費電力は最大約2W。本体サイズは幅54.0×奥行き5.0×高さ85.6mm、重量は55g。製品パッケージには、携帯用の専用ケースとインストールディスクが同梱される。
同社では、『モバイルディスク5GB』について、コンパクトフラッシュ/スマートメディア/メモリースティック/SDカードなどの半導体メモリーや、日本IBMの『Microdrive(マイクロドライブ)』に比べてビット単価が低いことと、DVDの映像を1枚ぶん記録できることを製品のメリットとして挙げている。
携帯に便利な専用ケースが付属する |
同社は併せて、企業向けに『モバイルディスク5GBセキュリティ強化版』(MD50PGP1)を7月下旬に発売する予定。価格はオープン。これは日本ネットワークアソシエイツ(株)のファイル暗号化ソフト『PGP Desktop Security』を同梱した製品。