9日にソニー・コンピュータエンタテインメントから発表されていた新型プレイステーション2(型番:SCPH-30000)が、予定どおり18日から販売開始となった。
これがSCPH-30000で装備されたエクスパンションベイ(左)。蓋を開けると、HDD用のスペースが確保されている(右) |
SCPH-30000は、本体背面に機能拡張用の“エクスパンションベイ”を装備したのが特徴。これはすでに販売されている北米仕様のプレイステーション2(型番:SCPH-30001)とほぼ同じで、事実上、プレイステーション2の製品仕様は全世界で統一されたことになる。
このエクスパンションベイには夏に発売予定となっている40GBのHDDを搭載可能。HDDはインターネットなどのネットワークからダウンロードしたデータやゲームの保存に利用される予定だ。従来機種ではHDDの増設を行う際、PCカードを用いて外付けする必要があるが、SCPH-30000はその必要がない。このため、従来機種よりもスマートにHDDを利用できるというわけ。いわゆる“ブロードバンド時代”に向けた正常進化と言えるが、一方で、秋に発売予定となっているXboxを迎え撃つ準備を整えているようにも見える。
こちらは従来製品の背面 |
なお、エクスパンションベイの搭載にあたりSCPH-30000ではPCカードスロットが廃止となった。このほか、従来製品では同梱のDVDリモートコントローラと8MBのメモリカードは別売りとなるなど、仕様に若干の変更が見られる。現行製品(型番:SCPH-18000)は、在庫がなくなり次第出荷終了になるため、HDDよりもリモコンやメモリカードが標準添付の方がいいという人は、今のうちに購入しておいた方がいいだろう。すでにSCPH-18000の在庫はないというショップもあったので、お早めに。
メッセサンオー本店では、従来製品から1000円引きで販売していた。パッケージは、ぱっと見たところまったく同じ |
実売価格は秋葉原、新宿のショップで3万8800円~3万9800円。SCPH-18000の価格が、調査した限りでは3万9800円と横並びだったのに比べると若干安価な傾向にある。ちなみに、どのショップも特に大々的な告知を行ったりはせず、SCPH-18000がリモコンを搭載して昨年12月に発売となった時にも増して静かな滑り出しとなっていた。
SCPH-30000のパッケージには“PS/DVDリモコンは同梱されておりません”という注意書きがプリントされている |
18日現在の価格情報
価格 | ショップ |
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\38,500 | メッセサンオー本店 |
\39,500 | さくらや新宿東口店 |
\39,800 | ソフマップ本店 ソフマップ新宿1号店 ビックカメラ新宿東口店 ヨドバシカメラ新宿西口本店 ゲーム・ミュージック館 ラオックス ザ・コンピュータGAME館 |