「Appian Hurricane」 |
RADEON VEチップを搭載するビデオカード「Appian Hurricane」が、マルチモニタ製品メーカーとして知られる米Appian Graphicsから登場した。ATI Technologies製“RADEON”ファミリのチップを搭載したサードパーティ製のビデオカードはこれがアキバ初お目見えとなる。
写真上がRADEON VE、下がAppian Hurricane。ATI Technologies/RADEONのロゴのところにシールが貼ってあるほかは、まったく同じもののように見える |
シールの脇から、“RADEON GRAPHICS”のロゴがちらりと顔をのぞかせている |
裏面にシール貼り忘れが1カ所あるのはご愛嬌? |
製品型番は“RV100 SD32M”。これもRADEON VEと同じだ。搭載するVRAMもRADEON VEと同じくHyundai製のDDR SDRAM。 |
さてこのAppian Hurricaneは、Appian Graphics製であるとするシールがRADEONのロゴの上に貼られている。ただし、それ以外、見た目はATI Technologies製のRADEON VEカードとまったく同じ。ミニD-Sub15ピン×1、DVI×1、S×1の出力端子を持ち、マルチモニタに対応する点もRADEON VEと同じだ。基本的にはOEM製品と考えた方がいいかもしれない。
同製品が、RADEON VEカードとパフォーマンスにどれだけの差異があるのか現段階では不明。入荷し、実際に動作確認を行ったコムサテライト3号店によると、Appian HurricaneはVGA BIOSが書き換えられており、マザーボードはきちんと“Appian Hurricane”として認識したという。また、RADEON VEカードとドライバの互換性はなく、パッケージ同梱のCD-ROMからドライバをインストールする必要があったとのこと。
価格は2万7800円。マルチモニタ用のハイエンド製品メーカーであるAppian Graphics製であるためやむを得ないとはいえ、リテールパッケージ版のRADEON VEカードが1万5000円程度で購入できるのを考えるとかなり割高ではある。
【関連記事】