キーボードの横に置くものを一つにまとめ、マウスから手を離さずにパッと入力できる……コンセプトとしてはまったく理にかなっているテンキー付きマウス。これまでにも何種類か発売されているが、しかしどうも「イロモノ」的な印象が抜けないというのが正直なところ。
そしてまた一つ、新しい製品が登場した。それがこの「ASCII MOUSE USB」だ。
その名前通り、インターフェイスはUSB。テンキーはボタン下の本体部分にあり、全体は多少面長といったところ。ボールのない光学式というのは目新しい点だ。スクロール機能も持つが、ホイール式ではなくレバー式となっている。
ところが、裏面のスイッチの切り替えで、手持ち式マウスとして使えてしまうのがポイント。その際はスクロールレバーがポインタの役割を果たす。
また、ゲーム「ベストプレープロ野球」において、各種コマンドをテンキーの各キーに割り当てることができるとのこと。言われてみれば、野球ボールを模ったスクロールレバーとクリックボタン部分からして、このゲームでの使用が主目的ということかもしれない。大柄で両クリックボタンが離れており、使い心地にはあまり期待できないかも知れないが、ユニークなモデルであることに間違いはない。
ちなみにWindowsの他、プレイステーション2にも対応している。価格はコムサテライト1号店で5800円、秋葉館Winで5980円である。