(社)日本音楽著作権協会(JASRAC)は18日、都内で創立60周年記念祝賀会を開催した。(社)日本レコード協会(RIAJ)、(社)日本芸能実演家団体協議会(芸団協)、音楽議員連盟会長、CISAC*など内外の関連団体や、省庁などから多数の来賓が出席した。
遠藤実JASRAC理事長、小野清子JASRAC理事長をはじめ、中曽根弘文文部大臣、野村万蔵芸団協会長、池内頒夫レコード協会会長、櫻内義雄音楽議員連盟会長、CISAC執行委員長など、関係省庁や内外の関連団体のトップによる“鏡開き” |
。写真のほかに、タルがもう1つ用意された
*CISAC(International Confederation of Societies of
Authors and Composers):'26年に設立された著作権擁護のための総合的な著作権管理団体。本部はパリ。日本ではJASRACが理事団体として加盟している
ここで、JASRACの誕生を簡単に紹介する。'39年仲介業務法の制定に伴い、非営利の法人として、JASRACの前身“社団法人大日本音楽著作権協会”は同年11月に設立された。同団体は同12月23日、内務大臣に仲介業務法第2条の規定による仲介業務の許可申請を行ない、28日に許可が下り、翌'40年に業務を開始した。今年'99年は、JASRACが設立されてちょうど60年目、還暦の年にあたる。
小渕恵三総理大臣 |
祝賀会には小渕恵三総理大臣も参加。「先日NHKの番組である音楽を聴き、大変感動した。人々に感動をあたえる音楽を作ることは、すばらしいことだ。その著作権を今後も守っていかなければならない」と挨拶した。
なおJASRACは明日19日、“ニューテクノロジーと著作権~デジタル環境における集中管理団体の役割”をテーマに、著作権100年・JASRAC創立60周年記念事業国際シンポジウムを、東京・ホテルニューオータニにて開催する予定。後援は文化庁。入場は招待制となっている。
遠藤実JASRAC理事長 |
小野清子JASRAC理事長 |