日本シーゲイトソフトウェア(株)は本日、東京・麹町会館にて、ネットワーク用のレポート作成、データ分析システム『Seagate
Info 7 日本語版』(以下:Info)を発表した。この製品は既存の『Seagate
Crystal Info 6.0』にOutlookへの対応、オフラインでのレポート参照機能の追加や、OLAP(OnLine
Analytical Processing)のサポート機能を追加したもの。分析機能なども強化し、名称もCrystalを外しシンプルにしたという。価格は5ユーザー用のスターターパックで38万円から。発売は4月下旬の予定。
製品の機能概要
同社IMGマーケティングマネージャの小林剛氏は、Infoを含め、同社の販売するレポート作成・データ分析ソフトウェアの概要を説明した。Infoの概要を説明する小林氏 |
「この製品は、狭い範囲の帳票作成などをサポートする『Seagate
Crystal Reports』(以下:Reports)と、大規模なデータを分析できる『Seagate
Holos』(以下:Holos)とinfoいうシーゲイト3兄弟ともいえる3製品の中核にあたる。Reportsは解析したレポートの参照するだけといったユーザーをターゲットとしており、VisualBasic(以下:VB)にバンドルされているので潜在的なユーザー数はかなりある。ただし、VBにバンドルされるReportsはバージョンが4と低いもので、現在のバージョン7では、OLAPサービスのサポートなど機能面で拡張されている。費用をかけずに多次元分析できる。InfoはReportsにセキュリティ機能を付加したもので、Holosはさらにニューラルネットを用いた大規模な分析を行なうもの」
「近々、ウェブサイトでSQLサーバー7.0に対応するOLAPツール『Seagate
Worksheet』を無償でダウンロードできるようにする。無償で配布する理由は、OLAPの日本における市場拡大がねらい」
ヴァージョン7で拡張された機能
今回のヴァージョン7では、下記に説明する“Outlook Desktop”、“Seagate
Queary”、“Offline Desktop”などの機能追加のほかに、従来からあるHolosとのデータの受け渡し機能などが強化されている。また、Windows
NTログオンとのセキュリティーの統合によりユーザー数の増加に伴うセキュリティー管理の手間も軽減している。別途に“UNIX
Info Servers”アドオンを購入することでUNIXマシンを利用したレポート処理や、OLAPキューブ処理もできる。・“Outlook Desktop”:Outlookに対応した。Outlookのを使い慣れたユーザーであれば、Infoの操作を初めから学習しなおすことなく、簡単にデータを利用できる。
・“Seagate Queary”:ブラウザーやWindows用のソフトウェアを利用することで、データベースに知識のないエンドユーザーでも自らの操作で、データ抽出・分析を行なえる。
・“Offline Desktop”:オフラインでレポートを利用でき、外出先でのプレゼンなどでもデータ分析が可能。
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