シャープ(株)は、インターネット上にソフトウェア/コンテンツ配信サービスを中心としたサイトを開設し、同社製のデジタル情報家電に向けた情報サービス事業『Sharp
Space Town(シャープスペースタウン)』を開始する。
シャープ(株)代表取締役副社長、情報・通信・プリント事業統轄の鷲塚諫氏「液晶という強みを持つデバイスを核として、AV、電化製品、情報通信の連携により、"オンリーワン企業"を目指す」 |
このサービス事業の手始めとして、簡単な手続きですぐにインターネットを利用することができる“接続サービス”と、ザウルスで活用できるソフトウェアや、就職情報/エンターテイメント情報/ビジネス情報のコンテンツ配信を20日に開始する。
シャープスペースタウンで提供されるインターネット接続サービスは、(株)インターネットイニシアティブ(IIJ)との提携によるもので、アクセスポイントやネットワークインフラはIIJのものを使用する。料金は入会金1200円、毎月の基本料金が980円(3時間までの接続料を含む)。20日から提供される情報コンテンツは、(株)リクルートの就職情報サービス“MyDigital就職手帳”(利用料500円)、ぴあ(株)の“MyDigitalpia手帳”(月額利用料300円)、(株)日経BPの“MyBizmagazine”(月額利用料300円)の3種類。それぞれの利用には専用アクセスソフト(ザウルス用)『クイックパス』が必要。このコンテンツから得られた情報は、ザウルスのスケジューラーや、メモとして簡単に利用することができる。
シャープスペースタウン上のコンテンツは、5月以降毎月2タイトルを追加する予定という。シャープでは、スペースタウンをザウルス以外のデジタル情報製品からも利用できるようにしていく。具体的には、先日発表されたWindows
CE機『Telios』や、パソコン『メビウス』シリーズでの展開を予定しているという。今後発表されるこの種の製品には、スペースタウンにアクセスできるソフトウェアがバンドルされる。
なお同時に、シャープスペースタウンに対応したソフトウェア搭載の新ザウルス『ザウルス
アイゲッティ』が発表された。