アップルコンピュータ(株)は25日、コンシューマー向けデジタルビデオ編集ソフトの新バージョン『iMovie
2(アイムービーツー)』を発表した。これは、編集作業をその場でプレビューできる直観的なユーザーインターフェースにより、初心者でもナレーション、BGM、トランジション、字幕タイトルやクレジットなどを利用したムービーを作成できるデジタルビデオ編集ソフト。今回のバージョンアップでは、オーディオ編集や、字幕タイトルや場面転換などの機能の向上を図ったという。
iMovie 2は、新しい『iMacDV』、『Power Mac G4 Cube(パワーマックジーフォーキューブ)』、『Power
Mac G4』シリーズをはじめとする、すべてのFireWire搭載デスクトップにあらかじめインストールされる。また9月に、アップルのオンラインストア“Apple
Store”を通じて5800円で販売する。対応機種はPowerPC G3-300MHz以上、内蔵FireWireポート、Mac
OS 9.0.4以上、QuickTime 4.1以上を搭載したMacintosh。
これに先立ち米アップルコンピュータ社は、現地時間の19日、難しいプログラミングが不必要なパーソナル向けのウェブサイト作成ツール『HomePage』を発表した。これは同社が提供する4種類のインターネットサービス『iTools(アイツールズ)』* の1つで、同社のウェブサイトから、Mac
OS 9ユーザーに無償で提供するもの。ユーザーインターフェースをシンプルにし、テンプレートの追加により、個性的なホームページが簡単に作成できるとしている。また、インターネットを閲覧できる環境であれば使用しているコンピューターのプラットフォームに関係なく、インターネット経由で友人や家族とファイルの共有ができる機能も用意する。
* iTools(アイツールズ):インターネットサービスとMac
OSとを統合した新しいインターネットサービス。『HomePage』、無償で20GBのサーバースペースを提供する“iDisk”、専用アドレスを提供する無料メールサービス“Mac.com(マックドットコム)”、インターネット上の有害サイトから子供たちを守る『KidSafe』の4種類のツールで構成される。