日本電気(株)は、WindowsCE2.0を搭載した『Mobile Gear II』2モデルを発表した。価格は8.1インチSTNカラー液晶を搭載したカラーモデルが12万円、7.3インチのモノクロEL液晶を搭載したモノクロモデルが9万4000円。
64bitのRISC CPU『VR4111-80MHz』を搭載、カラーモデルが16MB(最大32MB)、モノクロモデルが8MB(最大32MB)のユーザーメモリーを搭載する。ディスプレーの解像度はどちらも640×240ドット、カラーモデルは256色表示が可能だ(モノクロモデルは4階調)。33.6KbpsのFAXモデムを内蔵、RS-232Cや外部ディスプレー接続コネクター、赤外線通信ポートなどを装備するほか、TypeII×1のPCカードスロットとCF(コンパクトフラッシュ)カードスロット×1を搭載している。キーピッチの16.5mmがキーボードを搭載するなど操作性も向上しているという。
バッテリーは、カラーモデルはリチウムイオン電池(非通信時約8時間使用可能)、モノクロモデルは単3アルカリ乾電池(同約30時間)、または専用充電池(同約16時間)を採用している。重さ・本体サイズはカラーモデルが850g、幅245×奥行き138×厚さ31.4mm、モノクロモデルが670g、幅245×奥行き122×厚さ30.5mm。
Webブラウザー『Pocket Internet Explorer』、機能が拡張された『Pocket
Word & Pocket Excel』のほか、新たに『Pocket PowerPoint』を搭載。オリジナルソフトとして、ファンクションキーでワンタッチ操作が可能な電子メールソフト『MGメール』や、『MG
FAX』、『MGエディタ』、『MGパソコン通信』、『MGボイスレコーダー』などを搭載している。また、Mobile
Gear II用のソフトを収録したアプリケーションCD-ROMが付属する。(報道局 井上哲郎)
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