「EXILIMケータイ W63CA」(以下、W63CA)は、国内ケータイで最高の有効809万画素カメラを搭載したハイエンド端末だ。3.1インチワイドVGA有機ELディスプレイ(480×800ドット)のほか、ワンセグやBluetoothを搭載するなど、初代EXILIMケータイの弱点を完全にカバーする完成度の高い端末となっている。早速見ていこう。
コンパクトデジカメを彷彿とさせるデザイン
本体を横向きに構え、ディスプレイをファインダー代わりにして撮影。もちろん本体を縦に持って撮影することも可能だ。カメラの起動は約1~2秒と速く、一般的なケータイよりもすばやく撮れる
新たにワンセグを搭載しながら、本体は旧モデルよりも薄くなり、そのぶん手に持ちやすくなった。受信感度がよく、アンテナを引き出さなくても映像が乱れることはほとんどない。有機ELは色がキレイだ
冒頭の写真のように、パソコンでのデータ通信も可能。定額でW63CAでダブル定額などのパケット通信料割引サービスを契約していると、パソコン接続時のデータ通信も定額となり、上限額が月額1万3650円でインターネットが使い放題となる
名実ともに国内最高画質のカメラケータイ
日本でいま一番キレイなカメラケータイと言えば、ズバリこのW63CAだ。有効画素数800万画素以上の高画質カメラケータイは、国内に4機種しかない。その中でもっとも高画素なのが809万画素を誇るW63CAなのだ(他はいずれも800万画素)。
機能的にも旧機種の「W53CA」からも大きく進化している。おもな進化のポイントをまとめると以下のようになる。
- (1)カメラの高画素化
- (2)ディスプレイの大型化、高品質化
- (3)スリム化
- (4)最大通信速度の高速化、モバイルデータ通信の定額対応
- (5)ワンセグやBluetoothを新搭載
カメラは旧モデルの「W53CA」が515万画素だったのが、809万画素に。画素数が向上し、よりキレイな写真が撮れるようになった。また、「2.8インチIPS液晶(最大6万5000色)」だったものが、「3.1インチ有機ELディスプレイ(最大26万色)」へ。撮影した画像を大きな画面で確認できると共に、より実物に近い色が出るようにもなった。
さらに、薄さも18.9mmから17.4mmへと1.5mm薄くなり握りやすくなった。最大通信速度の高速化は「EV-DO Rev.0(下り2.4Mbps/上り144kbps)」から「EV-DO Rev.A(下り3.1Mbps/上り1.8Mbps)」へ。単体でのインターネットはもちろん、パソコン接続時のデータ通信も高速に。しかもW63CAはau端末の中でも、パソコン接続時のデータ通信がパケット定額制の対象になる数少ない端末だ。パソコンでのインターネットも安心して楽しめる。
さらに、ワンセグを視聴可能になったほか、ワンセグの音声やLISMOの音楽をワイヤレスで聴けるようにもなった。