かわいい顔してRSSもメールも読むわ読むわ
フランスviolet社のうさぎガジェット「Nabaztag」(ナバズタグ)を知っているだろうか。
かなりキュートな顔立ちだが、これでもれっきとしたロボットだ。西ヨーロッパを中心に35万台を売り上げる超人気のナバズタグが今月末、いよいよ日本国内でも発売されることになった。希望小売価格は2万4800円、日本での発売元は恐竜型のコミュニケーションロボット「PLEO」でおなじみのビジネスデザイン研究所だ。
おへその位置についているのが内蔵マイク、鼻はRFID(後述)の受信部になっている。しっぽは音量調整ダイアルで、その下には外部音声出力端子と、電源ケーブル接続端子が付いている。ロボットなのに電源がワイヤードなのは仕方ないのかなー
ナバズタグちゃん(やや呼びづらいのはご愛嬌)は無線LAN(IEEE802.11b/g)経由でインターネットに接続し、RSSやメールの読み上げといった様々なアクションをするコミュニケーションロボット。2本の耳をウインウイン動かしたり、本体内部のLEDランプを点灯させたりして「感情表現」をしたりもする。読み上げ可能なテキストは、日本語を含めて20ヵ国語以上だ。
発売を記念し、violet社から開発者のRafi Haladjian(ラフィ・アラディアン)氏が16日に緊急来日。ナバズタグの魅力を大いに語った。その魅力は大きく分けて2つという。
ユビキタスな魅力もあるウサギちゃん
まず1つは「RSS/Atomやメールを読み上げる」「決まった時間にポッドキャストを流す」といった、既存ツールを代補する機能。ユーザー同士でボイスメッセージを交換しあったり、メッセージにあわせて可愛くLEDを点灯したりもできる。マウスとディスプレーの関係性を、マイクとスピーカーで置き換えたような発想だ。主な機能は下記のとおりとなっている。
- 天気予報の通知
- 時刻の通知
- アラーム
- 株式情報の通知
- RSSフィード
- ポッドキャスト
- ウェブラジオ
そしてもう1つが、ユビキタスネットワーキングのような発想。ユーザーの声や(ただし日本語はまだ非対応)、ICタグ「RFID」(Radio Frequency IDentification)を目の前にカギとして「かざす」ことで、特定のアクションを起こさせるものだ。
たとえば、同社で開発したシール状のRFIDチップ「ZTAMP」(ズタンプ)を貼りつけた「自宅の鍵」をナバズタグの前にかざすと、「その鍵がいつ使われたか」を声で教えるようなアクションが可能になる。
こうも自由にアクションできるのは、ナバズタグがサーバーにアクセスしてアクションパターンを読み込む仕組みになっているためだ。
ユーザーはまずパソコンからナバズタグの無線LANの設定をした後、オフィシャルサイトでユーザーアカウントを作成する。続いて「マイページ」にアクセスし、そこでナバズタグのアクションパターンを好きに指定できるという仕組みだ。
提供されたAPIからユーザーが自作/共有しているアプリケーションも使えるため、パターンとアクションの組み合わせはアプリの数だけ広がっていく。
実際、フランス本国では発売から2ヵ月と経たないうちに爆発的な規模で個人製作のアプリが広まっていったのだとか。Twitterを読んでもらったり、株の上下変動をつねに「UP、DOWN」と声で伝えてもらったりと、やりたいことはアプリで可能になっていくだろう。
内蔵マイクによる日本語の「聞き取り」はまだ開発途上のようだが、あくまでサーバー上のシステムに依存しているため、ファームアップだけで可能になる。これからがまさに楽しみなナバズタグ。同じようにRSSが読める「aibo」がかなりハイエンドな価格だったことを考えれば、これで2万5000円は安いと思うのだが、どうだろう。
