FXの取引において、業者選定はかなり重要。手数料やスプレッドは極端に安くなってきた現在だが、大切なのは操作のしやすさと、たとえば携帯電話対応などのIT的サービスの充実度だ。
口座を開かないとわからない、FX業者のIT面でのサービスを紹介しよう。
インターネット株式取引をいち早く本格的にスタートした松井証券。大正7年創業という老舗にも関わらず、FXの取引は2001年3月にサービス開始した。取扱通貨は対円の9通貨で、USドル、ユーロ、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、英ポンドが1万単位、スイスフラン、カナダドル、南アフリカランド、香港ドルの4通貨が10万単位となっている。
QUICKリサーチネットなどの情報が無料で閲覧できるほか、コールセンターの充実などが特徴だ。
取引ツールは、いたってシンプル。複雑な操作もなく、メニューをたどることで売買ができる。パソコンが苦手な人も含めて、誰にでも使いやすい画面構成となっている。また、追加でソフトウェアをインストールする必要がないので、多少古いパソコンでも動作は問題ない。
画面で見る松井証券の「NetFX」
松井証券では、株取引とFXでログイン画面が異なる。松井証券のFXの取引は、「NetFX」というサービス名だ。ただし、IDとパスワードは共有となっている。
取引画面は、いたってシンプル。フラッシュやJavaなどは使ってないので、基本的にどのパソコンからでも問題なくアクセス可能だ。
新規注文は、上部の「外国為替」をクリックし、左メニューに表示される「新規注文」をクリックする。松井証券の画面レイアウトは、基本的に上部と左側のメニューから選択する形式となっている。
注文紹介をクリックすると、自分が注文を出した約定件数と内容を確認できる。
外国為替から建玉・返済をクリックすると、保有している建玉の一覧が表示される。この一覧から返済をクリックすれば、保有する玉を売却する画面に移動する。
外国為替の市況一覧をクリックすると、取引できる通貨の市況を一覧表示する。新規注文したい場合は、各通貨のリンクをクリックすればいい。
チャートメニューをクリックすると、各通貨のチャートを表示する。ただし、チャート画面から注文画面を呼び出すことはできない。あくまでも、チャートを表示するだけとなっている。
松井証券は、為替ニュース3種類、為替どっとコム提供のテクニカルチャート、QUICK情報、QUICリサーチネットなど、為替に関する情報を無料で公開している。また、「ニュースファインダー」では、関連銘柄でニュースを抽出してくれる。
携帯電話からの注文にも対応。新規注文、市況一覧などほとんどのメニューが用意されているが、残念ながらチャートはない。
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