ソニーは6日、VAIOブランドのデスクトップパソコン新製品を一挙に発表した。2009年新春モデルとなる新製品では、4GB以上のメモリーとWindows Vistaの64bit版を標準搭載したモデルを広く揃えるなど、充実した性能を誇る製品が並んでいる。各シリーズごとに特徴を紹介する。
64bit OSと大容量メモリーで快適な動画&写真編集
VAIO type R
シリーズ初の一体型筐体採用や、写真編集特化の「フォトエディション」と動画視聴・編集特化の「ビデオエディション」の2本立てで話題を呼んだ「VAIO type R」。09年新春モデルはハードウェア面での変更はないものの、搭載OSがWindows Vista Home Premium SP1の64bit版になり、最大で12GBまでのメモリー搭載が可能となった(標準は4GB)。
ビデオエディションの場合、付属するビデオ編集ソフトは64bit OSでの動作に対応した「Adobe Premiere Pro CS4」に変更。快適な編集には多くのメモリーを必要とするHD動画も、快適に扱えるようになる。
お詫びと訂正:Premiere Pro CS4についての記述に誤りがございました。ここに訂正するとともに、お詫びいたします。(2009年1月7日)
25.5型ワイドサイズ(1920×1200ドット)で、Adobe RGBカバー率96%の広色域ディスプレーパネルを採用する点は、従来機種どおり。CPUやメモリーなどのスペックも変更はない。
CTO方式で販売されるVAIOオーナーメードモデル(以下VOMモデル)も、選択可能なOSはすべて64bit版となっている。メモリーは最大12GBまで選択可能。また、「Adobe Creative Suite 4 Production Premium」をセットにした構成も可能で、単体では約26万円するソフトウェア群を10万円程度で購入できる割安さを魅力としている。
店頭販売モデルの価格は、いずれもオープンプライス。発売日は1月24日の予定。
VGC-RT71JG(ビデオエディション)の主なスペック | |
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CPU | Core 2 Quad Q9400(2.66GHz) |
メモリー | DDR2-800 4GB |
グラフィックス | GeForce 9600M GT(ビデオメモリー512MB) |
ディスプレー | 25.5型ワイド 1920×1200ドット |
HDD | 1TB(500GB×2) |
光学ドライブ | 記録型BDドライブ |
テレビ機能 | 地上デジタル放送チューナー×2(AVCトランスコーダーあり) |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g/n(Draft 2.0)、Bluetooth 2.1+EDR |
サイズ | 幅661.8×奥行き235.5×高さ439.3mm |
質量 | 約18.8kg |
OS | Windows Vista Home Premium SP1 64bit版 |
予想実売価格 | 40万円前後 |
VGC-RT51J(フォトエディション)の主なスペック | |
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HDD | 640GB(320GB×2) |
テレビ機能 | 搭載せず |
予想実売価格 | 35万円前後 |
それ以外の主な仕様はRT71JGと同等 |