混雑した都心部でのFOMAハイスピードの通信速度、安定性はどの程度なのかをチェックしてみた |
混雑した東京の都心部では、モバイルでのデータ通信はつながりにくいという声を聞くこともある。その点、NTTドコモの「FOMAハイスピード」の場合はどうなのだろうか? FOMAハイスピードの実力を検証するべく、実際のモバイル環境でテストを行なった。今回のテストでは都心部数ヵ所での実際のネット接続に加え、山手線車内でもデータ通信を行ない、使用感を確かめている。
都心部でも十分な受信速度で快適にネットを楽しめる
テストでは、新宿駅南口付近、品川駅新幹線乗り口付近、秋葉原駅電気街口付近の3ヵ所でネット接続を試してみた。いずれも人の多いエリアで、キャリアによっては接続が不安定になる場合もある。テストにはCF型の「FOMA N2502 HIGH-SPEED」を使用。製品付属のPCカードアダプターを使い、ノートPC(NEC「LaVie J LJ700/RG6B」 CPU:Core 2 Duo U7600、OS:Windows Vista Home Premium)と接続した。
接続テストを行なったどのポイントでも、接続は安定しておりスピードは十分。ファイルのダウンロードなどもスムーズで、動画閲覧も快適に楽しめた。これなら、PCでの作業にまったくストレスはない。特につながりにくさを感じるようなこともなかった。
また、移動中の山手線車内でデータ通信を行なったところ、通信が途切れるといったことはなく、電車での移動中でも、常時接続のような快適さで使用できた。
接続ソフトの使い勝手をテスト
定額データプラン使用時には、接続に「ドコモ コネクションマネージャ(定額データプラン接続ソフト)」を使う必要がある。といっても、実際に使ってみると特別難しいことはなく、タスクトレイに常駐させておけば数クリックで接続が完了する。
「ドコモ コネクションマネージャ」を起動し「接続する」をクリックすれば接続が開始される。「課金段階」で今月の料金がどの段階か分かるのも便利 | 接続までそれほど待たされる感もなく、こまめに切断するわけでもないので気にならない |
実際のモバイル利用時には、片手にPCを持って、もう片方の手で操作をすることも多い。そういう状況でも、クリックだけで済むので苦もなく接続が行なえた。接続まで待たされる感もなく、快適にデータ通信を開始できる。
「料金カウンタ」では利用パケット量と、設定した料金プランに応じた概算料金が調べられる。画面はテスト機のため「定額データ割」未加入の設定となっている |
「L-02A」ならMacでも使える
12月に発売されたデータ通信端末「L-02A」は、WindowsとMac OSの両方に対応している。USB接続型なので、Macだけでなく最近のNetbookなど、PCカードスロットを搭載していないノートPCユーザーにオススメだ。
また、「ゼロインストール機能」を備えており、最初にPCに接続した際にドライバーと接続ソフトのインストール画面が自動で起動するようになっているのも特徴だ。ゼロインストール機能はWindowsのみ対応だが、MacでもL-02A本体のみでのインストールは可能となっている。
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