KDDIから同社初となるスマートフォンが発売される。台湾HTC製の「E30HT」だ。
E30HTは、OSにWindows Mobile 6.1 Professionalを採用したスマートフォン。2.8インチ(480×640ドット)の液晶ディスプレーは、iPhoneなどでおなじみのタッチパネル式。Windows Mobile搭載機としては比較的高めの解像度なので、ウェブやOfficeファイルなどの一覧性の高さが期待できる。
スライド式のQWERTYキーボードを搭載するほか、ディスプレーに表示する10キーをタッチパネルで利用して、片手での日本語入力が可能。
通信方式は、下り最大3.1Mbps、上り最大1.8MbpsのEV-DO Rev.A。さらに、無線LAN(IEEE 802.1b/g)とBluetooth 2.0+EDRもサポートするなど、豊富な通信機能が魅力だ。パケット通信不要の「StandaloneGPS」機能や、オートフォーカス付きの320万画素カメラを搭載。CDMA方式の国際ローミングにも対応する。
一般的なauケータイとは違い、EZWebの各種サービス(ケータイメール、FeliCa、着うた、EZナビウォークなど)には対応しない。メールは、Cメール(ショートメール)の受信のみに対応するが、基本はOutlook Mobileを利用したPCメールでのやりとりになる。
プレインストールソフトは、Internet Explorer Mobile、Opera Mobile、Office Mobile、Outlook Mobileなど。 本体サイズは幅52×奥行き106×高さ17.85mm(暫定値)。重さ、連続通話時間、発売時期、価格などは未定。