Xbox 360登場時に新たに設けられた謎のポイント「ゲーマースコア」。Xbox 360向けの各ゲームに設定された「実績」をクリアすることで、ゲーマースコアとして実績に見合ったポイントが加算されるシステムだ。
ゲーマースコアは、自分固有のIDである「ゲーマータグ」に紐付けられ、数々のゲームをプレイしていくことで、どんどんと加算されていく。しかし、ゲーマースコアを貯めたからといって、特に何かと交換できるわけではない。あるのは達成感と、「ポコン」という何とも言えない不思議なサウンドのみである。今回はそんな「実績」に魂を惹かれた男たちが、お台場という少々似合わない場所にて、熱くトークを繰り広げる……。
ところで「実績」って一体何ナンだ?
と、その前に読者にはXbox 360に備わる「実績」というシステムについて、知らない人も多いと思う。そこでここでは「実績」について説明しよう。
「実績」とは、冒頭でお伝えしたとおり「ゲームに設定されたポイントや行動を起こすことにより、ゲーマースコアにポイントが加算されるシステム」のこと。例えば、あるゲームにてステージ1をクリアしたときに、ポコンというサウンドと共に「実績のロックが解除されました 10G:ステージ1クリア」と表示されたとしよう。これはステージ1をクリアしたときに「実績」が解除され、10ポイントのゲーマースコアを得た、ということになる。
「で?」って言われるとその先に進みにくいのだが、これまでのゲームソフトでは、そのソフトをクリアしたときに自分で達成感を感じることができるが、「あのゲームをクリアしたよ」と人に伝えるのは口頭でしかない。
しかし、クリアしたことが客観的な結果として「実績」に残される場合、目に見えてクリアを実感できるだけでなく、ほかの人にもクリアしたことをアピールできる。そう、「実績」はほかの人からも見ることができるのだ(見えない設定にすることも可能)。とはいえ、クリアしていないのに「クリアした」とウソをつくことはできなくなるが……。
「実績」の有無によってプレイへの意欲も変わってくる!
昨今ではXbox 360ユーザーに実績システムが浸透してきたこともあり、「実績」の良し悪しがプレイへの意欲、購入そのものへの意欲にも関わってきている。そこでマイクロソフトでは各メーカーに対して「実績設定のためのガイドライン」を用意し、積極的に実績を活用するようにメーカーへうながしているという。
ユーザーサイドから見た「実績」と、メーカーサイドから見た「実績」というのは捉え方が若干異なるのもポイント。ユーザーからはあくまで満足感やフレンドへ見せるといったところに留まるが、メーカーからは「実績」そのものがマーケティングツールとしても活用できるところにある。ゲーマースコアは全てマイクロソフトが運営するXbox LIVEサーバーに保存されているため、ソフトを買ったユーザーがどこまで「実績」を解除できているのかを把握できる。
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