WPFを使った3Dインターフェースで動画を配信
NECビッグローブ、Windows Vista専用の“BIGLOBEストリーム”を提供開始
2007年05月30日 18時06分更新
NECビッグローブ(株)は30日、Windows Vistaに搭載された新しいプログラミングモデル“WPF”(Windows Presentation Foundation)に対応した3Dユーザーインターフェースを持つ動画配信サービス“BIGLOBEストリーム for Windows Vista”(http://labs.broadband.biglobe.ne.jp/)を、同社の実験サービスサイト“BIGLOBEストリームラボ”で提供開始したと発表した。利用は無料だが、OSにWindows Vista Home Premium/Ultimateが必要。
これは、新たな動画視聴スタイルを提案する実験サービスとして提供されるもの。WPFによる3D空間のスクリーン/番組表配置が体験できるほか、Windows Vistaに新たに搭載されたコンパクトな常設ツールウィンドウ機能“サイドバー”にガジェットとして現在配信中の映像を小さく表示することも可能。
現在配信されている番組はドラマ“19borders”、自然景観を映した“日本の自然風景”など。動画の解像度は640×360ドット、ビットレート1Mbps、圧縮形式はWindows Mediaを採用する。なお、同サービスは次世代高速ネットワークの実験サービス“NGNフィールドトライアル”にも参加しており、同サービスの参加者はより高解像度なストリーミング放送を視聴することもできるという。
同時にNECビッグローブは、同社のポータルサイト“BIGLOBE”において、アニメポータルサイト“アニメガイド”(http://anime.biglobe.ne.jp/)を提供開始したと発表した。参加者同士による口コミの意見交換や、キャラクター・メカ、ストーリー、スタッフ・キャスト、音楽の4項目について5段階での評価が行なえるという、視聴者参加型コンテンツになっている。利用は無料だが、書き込みなどにはBIGLOBEの“ID”が必要(無料登録の“BIGLOBEカフェ”のIDでも利用可能)。