(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモとNTTドコモグループ8社は29日、4月23日に発表した“FOMA 904i”シリーズ(関連記事)のうち、『F904i』を6月1日に発売すると発表した。
F904iは富士通(株)製のFOMA携帯電話機。ワンセグ受信機能を搭載している。“903i”シリーズまでは、ワンセグ搭載の端末には末尾に機能を示す“iTV”がついていたが、904iシリーズからはなくなった。
“F”では、おなじみの指紋センサーを搭載し、それ以外にもおサイフケータイ機能をロックする“ICカードロック”、端末を閉じるだけで自動的に機能がロックされる“開閉ロック”など、セキュリティー機能を重視しているのが特徴だ。また、画面を左右に倒すとあらかじめ登録しておいた機能を呼び出せる“ヨコモーション”機能を搭載する。
ディスプレーはIPS液晶パネルを採用し、サイズは3.1インチと大きめ。WQVGA(240×432ドット)で26万2144色表示が可能。サブディスプレーには約0.65インチ、96×30ドットのモノクロ液晶パネルを採用する。
そのほかのスペックは、メインカメラがオートフォーカス機構付きの約320万画素のCMOSセンサー。サブカメラが有効11万画素のCMOSセンサーを搭載。連続通話時間は音声が約190分、テレビ電話が約100分だが、端末操作時に点灯するイルミネーションをオフするとそれぞれ10分伸びる。連続待受時間は静止時で約550時間、移動時で約400時間。本体サイズは幅50×厚さ22×高さ108mm、重さは約138g。カラーは“bordeaux(ボルドー)”“noir(ノアール)”“blanche(ブランシェ)”“champagne(シャンパーニュ)”の4タイプが用意される。