ソニー(株)は29日、小型フラッシュメモリーカード“メモリースティック PRO デュオ”の新製品として、30MB/秒の高速データ転送速度に対応した“メモリースティック PRO-HG デュオ”を発表した。容量は4GBと2GB、および1GB。価格はオープンプライス。予想実売価格は、4GBが2万5000円前後、2GBが1万3000円前後、1GBが8000円前後。発売予定時期は8月。
メモリースティック PRO-HG デュオは(以下PRO-HG)、既存の“メモリースティック PRO デュオ”と同じ形状やインターフェースを使用しながら、8bitパラレル転送時で最大データ転送速度30MB/秒を実現した。これにより、GB級の大量の記録データをパソコンに転送する際の転送時間が短縮される。従来のメモリースティック PRO デュオでは1GBの転送に約8分かかっていたところを、後述のExpressCardアダプターと組み合わせることで、約2分で転送を終えられるとしている。メモリースティック PRO デュオ対応のメモリーカードリーダー/ライターで読み書き可能だ。著作権保護技術“マジックゲート”にも対応する。なお、同日に発表されたメモリースティック PRO デュオ対応ビデオカメラ『HDR-CX7』(関連記事)は、PRO-HGでの記録に対応している。
ラインナップは4GBの『MS-EX4G』を始めとして、2GBの『MS-EX2G』、1GBの『MS-EX1G』の3種類が用意されている。メモリースティック PRO デュオは8GBの製品も販売されているが、PRO-HGは、現時点では4GBが最大容量となる。
また、PRO-HGやメモリースティック PRO デュオの読み書きに対応した、ExpressCardスロット用の“メモリースティック デュオ ExpressCard アダプター”『MSAC-EX1』も同時に発表された。ExpressCard/34または/54スロットに対応する。価格は8980円。