Twitterの「リスト」は、複数のアカウントをグループに分けてまとめて管理できる機能で、自分がリストに保存したアカウントのツイートだけをリストのタイムラインに表示することが可能です。リストは自分で作成したり、他ユーザーが作ったリストをフォローしたりできます。
本記事では、ツイッターにおけるリスト作成やアカウントの追加・削除方法をはじめ、公開・非公開リストの違い、通知の仕様まで、気になる点を詳しく解説します。
Twitterの「リスト」とは?
Twitterの「リスト」は、さまざまなTwitterのアカウントを特定グループに分けて管理できる機能。情報収集したいカテゴリごとにリストを作成したり、リアルな友だちだけをリスト化したりするなどの使い方がおすすめです。
自分でリストを作成(公開・非公開を選択可)できるほか、他ユーザーが作ったリストをフォローすることも可能です。なお、1つのアカウントが作成できるリストは1000件まで。1つのリストに追加できるアカウントは5000件までの上限が設けられています。
リストに追加したアカウントやフォローしたリストだけのタイムラインを作成し、通常のタイムラインと分けて表示できるため、Twitterのフォロー数が多くて見たい情報を追うことが難しい人にも向いています。
リストの作成方法と公開/非公開リストの選択
リスト作成や削除の手順を紹介します。いずれの方法もiOS版アプリをベースに解説していますが、Android版アプリでも操作手順は同様です。
リストを作成する
まずは、アカウントを追加する“容れ物”としてのリストを作成しましょう。
1リスト作成ボタンをタップ
タイムラインでメニューボタン[]→[リスト]と進み、画面右下のリスト作成ボタンをタップします。
2リストの名前などを設定
リスト名と説明をそれぞれの項目に入力します。リスト名は25文字以内(半角英数)まで入力可能で、頭文字は数字から始めることはできません。必要に応じてヘッダー画像も設定できます。
続けて、リストの公開/非公開を選択します。自分だけがリストにアクセスできるようにする時は、必ず[非公開]をオンにしてください。公開したままでよい場合はオフに設定しておけばOKです(詳しくは後述)。
設定が完了したら[作成]をタップしてください。
3リストに追加するアカウントを選択
リストに追加したいアカウントを選択する画面が表示されますが、アカウントの追加は後からでも可能です(方法は後述)。
アカウントの一覧は、リストの名前に親和性の高い名前のアカウントが表示されるようです。キーワード検索でアカウントを探すこともできます。追加したいアカウントは[追加する]をタップすると、作成したリストに追加されます。
アカウントの追加が済んだら、[完了]をタップすればリストが作成されます。
作成したリストは、「自分のリスト」内に表示されます。
4リストのタイムラインを作成
通常のタイムラインとリストによるタイムラインを分けることもできます。
フォローしているアカウントのツイートによるタイムラインが表示される「ホーム」とは別に、リストに追加したアカウントのツイートによるタイムラインやフォローしているリストによるタイムラインが別々に表示されます(リストのフォローについては後述)。
「リスト」画面で作成したリストまたはフォローしたリストの横にあるピンアイコンをタップすると、「固定されたリスト」に表示されるようになり、タイムラインも別々に表示できます。[編集]から表示順を入れ替えることも可能です。
非公開リストと公開リストの違い
前述のように、Twitterでリストを作成する際には「公開」「非公開」を選択できます。違いは以下の通りです。
- 公開リスト:公開アカウントが作成した公開リストはすべてのユーザーに公開され、フォロー外のユーザーもリストをフォローできます。ただし、非公開アカウント(鍵垢)が作成した公開リストは、自分以外のアカウントから閲覧・フォローされません。
- 非公開リスト:アカウントが公開か非公開かにかかわらず、自分だけが閲覧できます。非公開リストを自分以外のアカウントから閲覧されたり、フォローされたりすることはありません。
公開アカウントがリストも公開すれば、フォロー関係にかかわらず、すべてのアカウントが閲覧・フォロー可能になります。
非公開アカウントが公開リストを作成しても、他アカウントから閲覧・フォローされることはありません(フォローリクエストを承認したフォロワーも含めて)。
Twitterアカウントを鍵垢(非公開)にする方法【iPhone/Android/PC】
なお、非公開アカウントをリストに追加できるのは、フォローリクエストが承認されたフォロワーのみです。
リストを削除する
自分が作ったリスト自体を削除するには、まずTwitterの自分のプロフィールから[リスト]を選択。「自分のリスト」から削除したいリストを選択し、[リストを編集]をタップします。
リストの編集画面で[リストを削除]を選択し、確認画面で[削除](iOS版)または[はい](Android版)をタップすれば削除完了です。
アカウントをリストに追加/リストから削除する方法
リスト作成時にもアカウントを追加できますが、後から追加することも可能です。方法を大別すると、相手のプロフィールから追加するか、ユーザー名を検索して追加するかの2通り。いずれも相手に通知される場合があるので注意しましょう(詳細は後述)。またリストからのアカウント削除は、リストの一覧画面か相手のプロフィールからおこないます。
公開アカウントは、誰でも自由にリストに追加できます。しかし、非公開アカウント(鍵垢)を自分のリストに追加できるのは、フォローリクエストが承認されたアカウントのみです。
相手のプロフィールからリストに追加/削除する
リストに追加したいアカウントがあらかじめ決まっているなら、プロフィールからリストに追加するのが手っ取り早い方法です。
まずは相手のプロフィール画面を開き、iOS版であれば[]ボタンをタップ、Android版であれば[]ボタンをタップして[リストに追加/削除]を選択します。
続いて、追加したいリストを選びます。リスト名の横に緑色のチェックマークが付けば、リストへの追加は完了です。
リストからアカウントを削除したい場合は、緑色のチェックマークが付いたリストをタップしてください。チェックマークが外れてリストから削除されます。
ユーザー名を検索して追加する
ユーザー名を検索してリストに追加することも可能です。
タイムラインのメニューボタン[]→[リスト]と進み、アカウントを追加したいリストを選択。[リストを編集]をタップし、リスト編集画面で[メンバー管理]をタップします。
「メンバーを管理」の画面で「おすすめ」タブを開きます。おすすめのユーザーが表示されるので、ここから選んで追加もできます。
ユーザー名を検索する場合は、検索窓にキーワードを入力してください。ヒットしたアカウントの[追加する]をタップすれば、リストへの追加が完了します。
リストに追加したメンバーの一覧から削除する
プロフィールから削除する場合、アカウント一つひとつ個別に操作が必要になります。もし複数のアカウントをリストから削除したいなら、リストに追加したメンバーの一覧からおこなうのが便利です。
ユーザー名を検索して追加する方法と同様の手順で、タイムラインのメニューボタン[]→[リスト]とタップし、アカウントを削除したいリストを選択して[リストを編集]→[メンバー管理]と進みます。
「メンバーを管理」の画面で[メンバー]タブを開き、削除したいアカウントの横にある[削除]をタップしてください。複数のアカウントも素早くリストから削除できます。
他ユーザーが作成したリストをフォローする
公開アカウントが作成した公開リストであれば、それをフォローすることができます。フォローしたリストのタイムラインには、リストに登録されたアカウントのツイートのみが表示されます。
フォローするのはあくまでもリストであり、アカウントではないため、通常のアカウントのフォローとは仕様が異なります。
まず、リストをフォローしたいアカウントのプロフィール画面を開き、iOS版なら[]ボタン、Android版なら[]ボタンをタップして[リストを表示]を選択します。
フォローしたいリストを選択し、[フォローする]をタップすればフォローが完了します。フォローを解除する際は[フォロー解除]をタップするだけです。
なお、リストをフォローすると相手の通知タブに通知が届く場合があります(詳細は後述)。
Twitterのリストで相手に通知されるケース
Twitterのリスト機能を利用するうえで、相手に通知されてバレたくないと思うときもあるでしょう。相手に通知されるケースは主に2通りあります。
公開リストにアカウントを追加すると相手に通知される
自分のリストが公開リストである場合に相手をリストに追加すると、相手の通知タブに「◯◯(ユーザー名)さんがあなたをリスト『◯◯(リスト名)』に追加しました」という通知が届き、リストに追加したことがバレてしまいます。
公開リストに追加 | 非公開リストに追加 | |
---|---|---|
公開アカウント | 相手に通知される | 相手に通知されない |
非公開アカウント | 相手にフォローされていれば、通知される |
ただし、自分が非公開アカウントで、相手にフォローされていなければ通知されません。フォローリクエストを承認して相手にフォローされていると、リスト追加時に相手に通知されます。
また自分が公開アカウントでも、非公開リストに追加した場合は相手に通知が届く(バレる)ことはありません。
公開アカウントのリストをフォローすると相手に通知される
相手のリストをフォローした場合も、相手に通知される場合があります。リストをフォローした際に通知されるのは以下のケースです。
- あなたが公開アカウントで、相手も公開アカウントの場合
- あなたが非公開アカウントで、公開アカウントの相手があなたをフォローしている(あなたが相手のフォローリクエストを承認している)場合
相手の通知タブに「◯◯(ユーザー名)さんがあなたのリスト『◯◯(リスト名)』をフォローしました」という通知が届きます。なお、あなたが非公開アカウントの場合、相手にフォローされていなければ相手に通知が届くことはありません。
Twitterのリストに関するよくある疑問と答え
Twitterのリスト機能を利用するうえで、よくある疑問点とその答えをまとめています。
リストに相手のアカウントを追加できない理由は?
相手のアカウントをリストに追加できない要因は、主に以下の2通りが挙げられます。
要因1:相手が非公開アカウントで、フォローリクエストが承認されていない
リストに追加したい相手が非公開アカウント(鍵垢)の場合、フォローリクエストを送信してフォロワーとして承認されなければリストに追加できません。
非公開アカウントでも、相手からフォローリクエストが承認されてフォローできれば、リストにも追加可能になります。
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要因2:相手にブロックされている
相手のアカウントが公開か非公開かにかかわらず、ブロックされているアカウントをリストに追加することができません。
また、すでにリストに追加しているアカウントにブロックされた場合、そのアカウントはリストから消えてしまいます。
Twitterでブロックされたら/したらどうなる? 通知の有無や確認方法まで徹底解説
リストを検索して探すことはできる?
前述の通り、アカウントをキーワード検索してリストに追加することはできますが、リストを検索する機能は現時点でありません。
[リスト]を選択すると「おすすめリスト」が表示されるのみです。
フォロー外のアカウントでもリスト追加できる?
公開アカウントが作成した公開リストであれば、相手のアカウントをフォローしていなくてもリストに追加できます。
リストを他のユーザーと共有できる?
作成した公開リストのURLをコピーすることで、他のTwitterユーザーと共有したりLINEで送ったりすることも可能です。
非公開リストを共有することはできません。また、非公開アカウント(鍵垢)がリストを共有した相手がフォローリクエストを承認していないアカウントであった場合、相手はリストのURLを開くことができません。
リスト画面の右上にある共有ボタンをタップし、[共有する]をタップします。[ダイレクトメッセージで共有]を選択すれば、リストのURLをTwitterのDMで送信できます。
あとは共有したいツールを選択するだけです。
検証したTwitterアプリのバージョン:iOS版8.57、Android版8.55.0-release.00