iPhoneユーザーがよく使う機能のひとつが「カメラ」アプリによる写真・動画の撮影です。また、撮影した画像を「写真」アプリで閲覧する頻度も高いでしょう。これらのアプリで使えるテクニックをマスターしておくと、一つひとつの動作にかける時間を短縮でき、ひいては多大な省エネにつながります。
本記事では、iPhone標準のカメラ・写真アプリを効率的に使いこなすための、さり気なく便利な機能を5個紹介します。
検証端末:iPhone 6s(iOS 9.3.2)
1. ロック画面からカメラ起動
とっさに写真を撮影したいとき、ロック画面からカメラアプリを直接起動する方法を知っていると素早く撮影に入れます。
ただ、この方法には難点が1つあります。iPhone 6s以降の端末でホームボタンを押してロック画面を表示しようとすると、Touch IDの性能が良すぎて即座にロックが解除されてしまうのです。その場合、指紋登録していない指でホームボタンを押すか、電源ボタンを押してロック画面を表示すればよいでしょう。
2. クイックアクションから即座に写真・ビデオ・自撮り・スローモーション撮影
iPhone 6sから導入された3Dタッチの1機能「クイックアクション」を使えば、ホーム画面から即座に写真やビデオ、自撮り(セルフィー)、スローモーション動画の撮影画面に移動できます。
この方法が効率的なところは、カメラアプリ起動後に目的の撮影画面を選択する必要がない点です。ふつうカメラアプリを起動すると、前回使用した撮影機能が選択された状態になっていますが、このクイックアクションを経由するとダイレクトに各撮影機能にアクセスできます。
3. カメラアプリから複数の写真をプレビュー
これも3Dタッチ機能を活用したテクニック。カメラアプリで撮影中に、撮ったばかりの写真をちょっと確認したいときに使えるのがプレビュー(Peek)機能です。最新写真のサムネイルを強押しすると、最近の写真をチェックできます。
4. 写真アプリで複数の写真を一括選択
iOS 9で実装されたのが複数の写真を一括で選択する機能です。不足しがちなiPhoneのストレージ容量を節約するために、写真や動画をまとめて削除するときに重宝します。
一括選択のコツ
まず、写真アプリのアルバムやモーメントの一覧画面で右上の[選択]をタップし、始点となる写真サムネイルをひとつ選択します。次に、他の写真サムネイルから横方向にスワイプして選択して縦方向にスワイプすれば、複数枚を一気に選択できます。
斜め方向に範囲選択しようとするのではなく、横と縦になぞっていくことを意識すれば、コツをあっさり習得できるでしょう。
5. 写真を下スワイプで一覧画面に戻る
以前のiOSでは、写真アプリで写真を個別に閲覧する画面から一覧画面に戻るとき、左上のバックボタンをタップしなければいけませんでした。大型化したiPhone 6以降の端末だと画面上部に指を伸ばすのも一苦労するはずです。この点、iOS 9の写真アプリなら、個別画面で写真を下にスワイプすれば一覧画面に戻れるようになっています。
カメラアプリの撮影画面で左下のサムネイルをタップして最新写真を表示した場合も、同様の操作で撮影画面に戻ることができます。右上の[完了]をタップせずに済むわけです。
おまけ:Live Photos機能を活用するGoogle製アプリ「Motion Stills」
"動く写真"を撮影できるLive Photos機能(iPhone 6s以降対応)をさらに活用できるアプリ「Motion Stills」をGoogleがリリースしています。
Google、Live Photosの手ブレを補正してアニメGIF・動画を作成するiOSアプリ「Motion Stills」をリリース
このアプリは、Live Photosで撮影した動く写真(実体は動画)を手ブレ補正し、アニメGIFや動画クリップに高速変換する優れもの。Live Photosをより便利に使える必須アプリとなるかもしれません。
そのほか、iPhoneで人気のカメラアプリのまとめ記事や比較記事もあるので、要チェック。
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