Gmailを使う上で重宝する検索コマンド(演算子)のひとつが「ラベル検索(label:)」です。たとえば、検索フィールドに「label:unread」と入力して検索すれば未読メールだけを抽出でき、まとめてメールを処理する場合などに役立ちます。
また、ラベル検索(label:)は汎用性が高く、使い勝手が良い検索コマンドです。Gmailの検索コマンドにはさまざまな演算子が用意されていますが、その中でも利用頻度が高い「in:」や「is:」の代わりに使えるためです。
さらに重要なのが、「label:」を「l:」に短縮できる点。「label:unread」ではなく「l:unread」で済むので、コマンド入力時間を節約できて便利なわけです。
となると、「unread」などのラベルにも短縮形が用意されているのではないか、気になるところでしょう。結論から言えば、いくつかのラベルにはショートカットが存在し、ラベル検索をキーボード4打鍵で入力することが可能になっています。Enterキーを押すことも含めれば5打鍵で未読メールを抽出できる計算になります。
以下、利用可能なラベル検索のショートカットです。これらはGmailの公式ヘルプページでは特に触れられておらず、隠し機能扱いになっています。
l:^a | (-l:inbox -l:draft -l:chat)と同じ検索結果 |
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l:^b | チャット(chat、ハングアウト)を検索 |
l:^f | 送信済みメール(sent)を検索 |
l:^g | ミュートメール(mute)を検索 |
l:^i | 受信トレイ(inbox)を検索 |
l:^k | ゴミ箱(trash)を検索 |
l:^o | (l:read -l:chat -l:draft)に近い検索結果 |
l:^r | 下書き(draft)を検索 |
l:^s | 迷惑メール(spam)を検索 |
l:^t | スター付きメール(starred)を検索 |
l:^u | 未読メール(unread)を検索 |
Gmailの検索コマンド全般については下記記事を参照してください。
なお、ラベル検索のショートカットはGmailのAndroidアプリとiPhoneアプリでは利用できないようです。
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