クリスマスイブ、二次元の嫁にケーキを食べさせてもらえる日がやってくるかもしれない。
MITは13日、立体物を物理的にレンダリングしてダイナミックに形状を変化させるディスプレイ「inFORM」を発表した。多数のピンから構成されたこのディスプレイを通して、ユーザはデジタル情報を肌で触れられるようになる。
例えば、遠隔地にいるユーザが手を動かすことで、遠くにあるinFORMディスプレイの形状が変化し、まるで画面から手が伸びてくるかのうような使い方が可能となる。次の画像ではMicrosoft製Kinectでユーザの動作を取り込み、inFORMに反映させている。
手元にある本をめくると、inFORM上でもめくられ、本の内容もプロジェクターで映される。
また、グラフなどのデータを立体表示したり
数式を立体的に表示して学習に役立てたり
iPodのようなメディアコントロールを再現したりと
様々な形状にダイナミックに変形させることができる。
電話がかかってきたことに気づかないなら、ディスプレイがスマホをころころと動かしてユーザに知らせてくれるという芸当も可能。
inFORMは、デジタル情報を手に触れることのできる実体にすることで、ビット(情報)とアトム(物質)のシームレスの統合を図るプロジェクトの一環として開発されている。
20世紀はアトムをビットに変換していく時代だったが、3Dプリンタの普及に代表されるように21世紀はビットをアトムに変換する時代となるのだろうか。
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