はてなキーワード: 日本一とは
ネットでは、X(旧Twitter)、あるいはそのまとめであるTogetterなどで時々話題にされるような話だと思うけれど、コロナ禍前までホテルの清掃責任者、あるいはその担当、もちろん実際に客室清掃だってバンバンやってた増田がこれを述べたいと思います。
最近はもしかしたら、喫煙部屋って結構少なくなっているかもしれないのですが、何故禁煙部屋と喫煙部屋が分けられているのか考えて欲しいのです。禁煙部屋を選ぶお客様は、基本的にタバコの匂いが大嫌いなのです。喫煙者の方だって、あまりにヘビースモーカーのお客様が利用した直後の部屋を利用したいとは思わないはずです。非喫煙者のほとんどの人は、僅かにタバコの匂いがするだけで本当に嫌なのです。タバコの煙は、部屋に臭いとして染み付くんです。消臭スプレー如きでは誤魔化すことはできても根本的には消せません。オゾン消臭機を使うホテルが多いと思いますが、使えばまぁマシにはなりますが、仮に匂いが消せたとしても消臭機を数時間は入れ続けないといけないので、最悪、次のお客様のチェックインに間に合わないことすらあり得ます。最近はインバウンド需要がコロナ禍前よりも増えているようで、満室続きのホテルも多いそうで、大変なのです。ですから、禁煙部屋での喫煙だけは絶対にやめてください。加熱タバコでもダメです。喫煙部屋が予約で満室で、仕方なく禁煙部屋を選ぶお客様もいるとは思います。それで「バレなきゃいい」とでも思って喫煙なんかしないでください。オゾン消臭機だってそんなにたくさん台数置いてないのが普通なので、そんな部屋がいくつもあるとマジで「ぶっ○す!」と思いたくもなるってものです。喫煙室・喫煙箇所を設置してないホテルも稀だと思いますから、どうぞそちらで喫煙の程よろしくお願いします。ほとんど大抵の場合、消臭の責任は清掃係なのです。中には、消臭できたと思っても、お客様がまだ匂いがするという場合だってあり、そのクレームで清掃係がめちゃくちゃ怒られることだってあるのです。本当に禁煙部屋での喫煙だけは絶対にしないでください。
たまにいらっしゃるのです。ホテル客室の風呂で、市販の毛染め剤を使って、その薬剤をバスタブなんかに残したりして、バスタブなどの材質を変色させてしまうお客様。あれ、基本的に取れないんです。理屈はよく知りませんが、バスタブとかにシミになって、たとえメラミンスポンジで必死で擦ったって取れやしません。洗剤以外の薬剤を使ったって取れません。結局、削り取るしかなくなるんです。清掃係はそんな作業まではしませんが、探求好きの増田が色々やってみたけれど、削る以外無理でした。削るとピカピカに戻すまでがかなり時間がかかるのです。多分ですけど、基本的には削ったらダメだと思います。ですから、風呂(というかホテル客室内全て)での毛染めはしないでください。もしどうしても毛染めするというのなら、薬剤などを絶対に残さないよう全てご自身で除去してください。時間が経つと変色が進んで取れなくなるのです。
ていうか、匂いのきつい食べ物全般ですけれど、これもニオイ取るの大変なんですよ、経験上。だったら、冷蔵庫置くな!と思われるかもしれませんけれど、冷蔵庫に入れるのは構いませんが、キムチの入った容器を何重にも袋に入れるなど、匂いが出ない工夫をお願いしたいところです。いや、増田は日本一の観光地である京都のホテルで働いていたのですけれど、京都って漬物の名産地の一つでもあるようで、しばしばお土産に買った漬物を冷蔵庫に一旦終われるお客様が多いのですね。ほとんどのお客様は開封はされないので匂いに困ること自体はそんなにないのですけれど、たまに客室内でそれら漬物を食して残りを冷蔵庫に終われるお客様がいたりなんかして、きっちり密閉してなかったりすると・・・なのです。ですから、その辺、お客様にはご協力いただきたいところなのです。
そりゃね、お客様はチェックアウトしたらあとは知らん、で良いかもですけれど、基本的にはゴミは、ゴミとして分別されて初めてゴミになると知っておいていただきたいのです。わかるんですよ、ホテルの客室内にあるゴミ箱なんてちっちゃいのしかないのがほとんどでしょうし、全部のゴミが入り切らんとかもわかります。ですから、ある程度ゴミを散乱させて退室されてしまうのも、それはそれで責められることもありません。こっちもプロですし、ゴミ箱に入っていないお客様の残されたものは全て忘れ物に分類する、だなんて杓子定規な清掃係も滅多にいません。ですが、例えば真面目なホテル(ほとんどがそうだと思いますが)、飲み残しのあるペットボトル飲料だって忘れ物に分類するほどなのです。だって、実際にそれを取りに来るお客様だっているのです。ホテルは基本的に「評判命」なので、お客様に感謝されたいんですよ。だから、そんなのだって一応忘れ物にするんです。いいんです、それが仕事だから仕方ない。でもですね、例えば空のスーツケースを忘れていくお客様なんていると思いますか? それはヒャクパー、新しいスーツケースを買ったりなんかして、その古いのを客室に放置して帰ってるんです。でも、清掃の方では忘れ物として保管するしかないんです。するとどうなると思いますか? ただでさえ狭い忘れ物保管庫をそれらが圧迫するのです。私の勤めていたホテルではある時、そのスーツケースが確か50個くらい保管されていました。ですからですね、そういう巨大なゴミを部屋に残す場合は、一言、フロントに申し伝えてあげてくださいな。そうするだけで、保管する必要がなくなるのです。常識はずれくらいの多さのゴミの場合も同じです。「部屋にいっぱいゴミを残しましたが全部捨ててくださって結構ですので」くらい言ってください。中国人客の爆買いブームの頃は本当大変だった・・・
これってネットで結構何度も話題になっていると思いますけど、増田はこれはダメだとは思いません。旅行するときのハックの一つとして、別に良いんじゃないでしょうか。ただー、問題は後片付けをしないことです。後片付けさえしてくれたら、それで良いのです。ちゃんとバスルームの洗面で洗うとか、生ゴミになるものをきっちり捨てるとか(絶対に洗面に生ゴミを流さないこと。流すならトイレ大便器。絶対に詰まらせるなよ!)、とにかく、跡形なく綺麗にしてくれれば別に良いと思います。増田のホテルでは、ケトルの内面に色々とこびりつかせる客もいて処置が大変だったこともありますが、そうならないようにすることも可能だと思います。跡形なく綺麗でありさえすれば問題ありません。
厳密に言えば、連泊だけじゃなくって、忘れ物をベッドに残すな!でもあるのですけれど、それはまぁ忘れ物だからしょうがないとして、連泊中はベッドに荷物を置いてはいけません。何故って、連泊中でも、お客様の不在中に清掃しなきゃいけないからで、そのときにベッドから剥がすシーツなどにそれら私物を巻き込んでしまって気づかないことがあるからです。そして、お客様が帰ってきたときに「あれ?あれがない?どこ行ったの?もしかして清掃で?」ってなるわけです。ホテルでは通常、その日に剥がしたリネン類は、そうしたトラブルがあることを予測して、次の日までは保管しているのです。で、お客様からそうしたクレームが入ると、そこからその私物を探し出すのです。ところが、私の勤めていたあるホテルの客室数は何百とあり、清掃リネン類はまとめて保管してあるので、そこから探し出すのですから、めちゃくちゃ大変なのです。一番大変だったのは、私が夕方遅く電車に揺られてうとうとしているところに呼び出されて、「今すぐ戻ってこい!巻き込みがあったから!」、というわけで現場に戻ると、その巻き込んだ私物がなんと、ホテル客室備え付けのパジャマに瓜二つの、素材だけが違うパジャマのズボン。見分けつかない・・・ですが、運良く割と早くに見つけられましたけどね。フロントさんも流石にその時は「こんなのこっちのパジャマと間違えても罪はないな」と呟いておられました。ですので、とにかく、私物は絶対にベッドに置いて出かけたりしないでくださいね。
道民じゃないけど北海道にはよく行くのでいくつか追加してみる。
三星 よいとまけ: ハスカップジャムを使ったロールケーキなんだけど、ジャムがロールケーキの外側に塗られてベタベタするので日本一食べづらいお土産とか言われたりする。昔は一本そのままだった記憶があるが、いまはあらかじめ切られているので、ベタベタのものを包丁で切る必要はなくなった。味はガチ。
カルビー とろっとチーズ味のカリカリポテト: ロイズの定番にチョコをかけたポテチがあるが、あれのチョコをチーズに変えたものだと思えばよい。味は見た目どおりポテチ+チーズなんだけど、塩加減とか食感とかいろんな要素が絶妙。カロリーは気にしてはいけない。季節限定商品で、夏の観光シーズンには売ってない。
六花亭 いつか来た道: 霜だたみの2Pカラー。甘酸っぱいクリームとさくさくのパイがめちゃうまい。何年か前に販売終了してしまった。復活を熱烈に希望。
牧家 飲むヨーグルト: 濃い。めちゃ濃い。飲み物のはずなのに喉がつまりそう。喉がかわいたときにいちばん飲みたくない飲み物。ていうか飲み物なのかアレ。噛める。
クマヤキ: たい焼きのガワを熊の形にしただけ。味はたい焼き。でもかわいいからおk。津別町の道の駅にしか売ってないと思う。たぶん。
新しいことをはじめよう。とはいえ家に出るのはめんどうくさい。俺にはYouTubeがあるじゃないか。普段見ないYouTuberを見よう。
登録者4420万人。映像系コント作品の動画を上げている。おそらくshortsで人気出たタイプ。普通に映像きれいだし、カメラワークもしっかりしてるし、編集もすごくて見ごたえはある。面白くはない。
登録者1000万人超えのYouTuberだが、「なにこれ?」って感じの動画ばっかり。コメント見ても「この人だれ」ってコメントばっかりだったので、謎。
登録者1120万人。子ども2人が出役の家族で運営しているチャンネル。料理したり、ゲームしたり、レジャーしたり。他人のホームビデオを観ている感じ。
登録者1890万人。日本一のYouTuberだけど見たことなかった。民法テレビの昼番組のようなお行儀良さを感じる。面白いかといわれたら別に。マイクラがうまくてびっくりした。
こちらも大物YouTuberだけど見たことなかった。ヒカキンとほぼ同じような空気感。違いはこっちのが若さを感じる。ノリも若い。別に面白くはない。
パリピの動画や…って感じ。出演する女の人が全員美人。ほとんど飯食ってた。内輪ノリを極めた感じで、追っかけてる人はその輪に混ざった感じがして永遠に見れるんだろうなあみたいなかんじ。
絵に描いたような若者YouTuberって感じ。観た動画は「YouTuberの返信ビンゴ」「指スマ動画」。観たあとにッスーーーというため息が出た。たぶんだけど、スカイピースより年代が下の女子に人気なんだと思う。じゃないと理屈がつかない。つかなくていいけど。
元陸上部の2人が出役のYouTuber。いろんなYouTuberに因縁(?)をつけて解説&馬鹿にする動画をあげている。特に足速いとか吹いてるYouTuberとスカイピースに対して当たりが強い。事前にスカイピースを観ていたせいか、普通に面白かった
カップル(?)系ゲーム実況YouTuber。顔出しはしてなく、声だけ。カップルの掛け合いというより、台本のあるYouTuberの相方同士って感じ。声がはきはきしてて元気があって聞きやすい。編集も細かく、動画として見てて飽きない。面白くはない。
軍神と呼ばれるホストのチャンネル。知らないホスト業界の裏側とか見れて普通に面白い。こういうのを観たかったんだよ俺は。今まで挙げた上のチャンネルは忘れてくれ。
キャバ嬢のチャンネル。軍神の動画が面白かったのでキャバ嬢もみてみた。面白い。知らない世界の住人は面白いですね。
農林水産省のチャンネル。上2つのチャンネルに味を占めて「官僚 YouTuber」で検索したらでてきた。YouTuberというより公務員ががんばって企画して動画作りましたって感じ。ふーんとはなるが、まあー面白くはない。
元自衛隊のチャンネル。お笑い芸人らしい。隊員食堂飯が面白かった。
早い、安い、うまい
Z李プロデュース!
究極の路上メシ80品
路上生活者の人々を支援するため、Z李率いる新宿租界メンバーは、無償で食事をふるまう炊き出しボランティア活動を続けています。
新宿都庁下と代々木公園で2020年から4年間、毎週火曜日。活動は200回を超えました。
その味・クオリティはこれまでの炊き出しのイメージを覆し「日本一うまい!」と、
東京中からクチコミを聞いた路上生活者があつまり、行列をなしています。
本書では新宿租界がこれまで実際に提供してきた炊き出しメニュー80品を公開します。
レシピを再現して、実食して、炊き出し活動の一端に触れてください。
「ピンチの時にうまい物を食うと元気が出る。明日からやってやろうって、そんな気持ちになる。
そんな時に誰かに飯を奢ってもらえると、俺は一人じゃないって思える。
そういう事が、そういう気持ちが、わかる人に読んでほしいな」(Z李/まえがきより)
今シーズン、巨人は4年ぶりの優勝を成し遂げたが、CSで3位横浜に敗北して日本シリーズに出られず。
そして勢いそのままに、横浜が絶対王者ソフトバンクホークスを倒し、日本一に輝いた。
彼らの歓喜の瞬間を見届けていたとき、胸に2つの大きな感情が渦巻いていた。
そしてもう一つは、ハッキリ言葉に表すことは難しいけれど、おそらく"虚しさ"のようなものだと思う。
"日本一"というタイトルに対する、今の巨人ファンの執着は物凄く強いものがあると思う。
最後に日本一になったのは、ちょうど干支が一周する前の2012年。
そこから12年連続での逸日本一自体が球団ワースト記録を更新中…というのもあるんだけど、ことはそう単純ではない。
日本一の翌年、2013年の日本シリーズは楽天と歴史的な戦いを繰り広げた末、3勝4敗で敗北。
シーズン無敗の主人公・田中将大に唯一負けを付けたりとか良い場面もあったし、まあここまではまだ良かった。うん。
問題は次の2014年からの11年間、ここからが苦難の始まりだった。
もちろん、巨人よりも長く日本一から遠ざかっているチームも広島・中日・ロッテ・西武と4つくらいはある。(もう4つしかないとも言えるが)
この11年間でシーズン優勝4回、Aクラス8回、残り3年も僅差の4位…と、12球団全体でみてもソフトバンクに次ぐ戦績を残していること、
そしてこれだけシーズンで安定して好成績を残していながら、この11年間、日本シリーズでたったの1勝も出来ていないことである。
4回優勝したうち、2回は日本シリーズに出ることすらかなわず、CSファイナルで2位以下のチームに敗北。
そして残り2回は、ファンのトラウマでありアンチの笑い種…どこらかもはやアンチ巨人すらドン引きさせた感のある、
2019-2020の伝説的な対ソフトバンク連続被4タテ(計0勝8敗)だ。
特に2020は、間違いなく史上最悪の日本シリーズと言っていい、あまりに一方的なやられ方だった。
2005年阪神の"33-4"がネットミーム化で目立ってるおかげでちょっと隠れられてるけど、
あらゆる面で2020巨人の方が情けなく、惨めで、恥ずかしい、史上最低のチームだったと思う。
(どこがどう酷いのかを語りだすとキリがないので、ここでは割愛するが…)
そもそも、あの2020年はコロナ特例で例外的にCS開催無しで日シリに進出出来ちゃったため、
あの年CSが通常通り開催されてれば、チーム状態のマズさ的にCS時点ですでに敗退してた説が濃厚だったりする。
とすると、1勝+本拠地開催のアドバンテージがある首位の立場でのCSファイナルで、実質3/4年も敗退していたような体たらくということに。
首位チームのCSファイナル突破率が80%(巨人除くと85%)なことを踏まえると、驚異的な弱さといえる。
なお。逆に巨人が2~3位だった4年間では、CS1st(2位vs3位)は3/4回と高確率で勝っているものの、
首位球団とのファイナルでは、1勝3敗、0勝3敗、0勝3敗とあっさり返り討ちに合っており、下克上の予感など微塵も感じさせてくれない。
つまるところ、この11年間我々は、
ポストシーズンの短期決戦になったとたん、嘘みたいに激弱チームになってしまって、
143試合で積み上げて熱量を、その後のたった数試合ですべて無に帰されてしまう。
そういう絶望を、ずっと味わい続けているわけだ。
普段の模試では高得点をとれるのに、センター試験や2次試験の本番で大失敗する浪人生を、毎年見守っているような心境だろうか。
ずーっとパリーグ(というかほとんどソフトバンク)の連覇が続いていただが、
2021にヤクルト、2023に阪神と、ようやくセリーグ他球団にも先を越され始めてしまった。
それももちろん悔しくはあったけど、彼らはその年のリーグ優勝チームだったため、まだ気持ちの整理がついた。
特に去年の阪神なんかは、シーズン中もずっとボコボコにやられており、
近年の巨人のどの優勝年よりも強いと感じるチームだったため、
「ここまでシーズンで強いチームを作れれば、日シリでもやっぱ勝てるんだな」と、ある種救いを感じもした。
しかも、シーズン中も割と早くに首位争いから脱落しており、終盤にカープが歴史的失速で一気に4位まで転落したため、ドサクサ紛れでAクラスに浮上したような感じだった。
巨人視点でも、シーズン中は16勝8敗と最もカモにしていたお得意様であり、正直とても日本一になるような気配を感じるチームではなかった。
そういうチームですら、日本一になれてしまったというのは、かなり精神的にくるものがあった。
一応言っておくと、別に横浜の日本一にケチをつけたいわけではない。
シーズン成績がどうだろうと、ルールの範囲内で勝ち取った栄光だし、
シーズン中は弱点だったはずの守備力と投手力が良化していたポストシーズンの横浜は、シーズン中とは別物の強いチームだった事実。
何より、巨人ファンにとっては絶望の象徴でしかないソフトバンクホークスに勝ったんだから、素直に素晴らしいと思う。
CS制度についても…まあ、個人的には巨人関係なく、首位同士の日シリが見たいので一貫してあまり好きではないのだけれど、
シーズン中の消化試合を減らせるうえに臨時収入も入る、興行的には優れた制度なのは理解しているし、
だいたいは首位が勝ち上がれるようにできているアドバンテージのバランスも、絶妙に上手くできている良い制度だと思っている。
…というか、贔屓球団が負けたタイミングで文句を書くのは単純にカッコ悪すぎるので、このタイミングでは触れたくないね。
廃止論もそうだけど、特に、毎回「貯金の差に応じてもっとアドバンテージ増やせ~」みたい言論が出てくるのは、正直惨めすぎて見るに堪えない。
巨人はCS制度で一方的に損しまくってるけど、制度自体はまあ平等なんだから、結局「負ける方が悪いでしょ」という正論には適わないのよね。
2位3位から勝ち上がれるチャンスもこれまで結構もらってる方なのに、横浜と違って全くそれを活かせてないわけだし。
昔はホークスもポストシーズンに弱くて、秋の風物詩とか言われたらしいけど、2018-19の2位から日本一連発で、その風潮を完全に亡き者にしちゃったわけだし。こちらもそうあってほしいものだ…。
ちょっと脱線しちゃったけれど、要は何がキツかったかというと、
うちの贔屓球団は何回優勝しても、シーズンで勝ちを積み上げ続けても、日本一に手が届く気配すらまるでないのに、
余所はシーズン貯金2でも、その日本一になれちゃうんだ…という落差なんだろうなと思う。
巨人も近年、優勝できない年は決まって貯金・借金が±0~5の範囲内程度なので、貯金2くらいのシーズンの空気感は非常に身に覚えがあって、
じゃあその空気感のまま、うちの贔屓が横浜みたく下克上日本一を勝ち取れるかというと、残念ながらその予感は全く感じられない。
微妙なシーズンを10月の数試合ですべてチャラにした横浜を見ていると、
逆に、どうせ10月で毎回全部台無しにしちゃうようなチームを、143試合応援し続けてることが、猶更虚しく思えてきてしまったわけだ。
今年のポストシーズンが始まる前は、かつてないほど「今年こそ日本一に」という、縋るような思いを抱えていた。
あの惨敗の2020年以来の優勝シーズンだったというのが一つと、
「今年はちょっと違うかも…」と、淡い期待を抱かせてくれるような要素が、以下のようにいろいろあったのが一つ
・長らく、FAで大物が獲れた時にしかV奪還出来なかったチームが、FA補強無しで前年4位→首位に変わったこと
・監督が長年勤めていた原監督から阿部監督に変わり、良くも悪くもチームカラーがガラッと変わっていたこと
・最近お決まりだった序盤ダッシュ→後半失速パターンと違い、8月9月の終盤に調子を上げていたこと
・最終盤ギリギリまで続いた優勝争いを勝ち抜き、ポストシーズン同様の「絶対に負けられない試合」を勝つ経験をすでに積めていたこと
加えてそこにもう一つ乗っかってきたのが、エース菅野が35歳の高齢ながらに、来季MLB挑戦することがCS直前にスクープされたこと。
1つは、最後の日本一達成とちょうど入れ替わりで入ってきた選手であるため、
キャリア12年間ほぼずっと一線級で働き、おそらく今年含めて3度もMVPに輝きながら、一度も日本一を味わえていないこと。
本人もインタビュー等でよく「自分が入団してから一度も日本一になれていない」と、強く意識していることを語っていた。
そしてもう1つが、色々複雑な背景から「巨人以外は入団拒否宣言」という手法を使った最後の選手であり、
かつ、強硬指名してきた日本ハムへの入団を実際に拒否→一年浪人してから巨人入りした経緯があること。
こういう手を使ったことで、球界の嫌われ者になったこと自体は選択の結果なのでまあ良いとして、
問題なのは、「あのとき日本ハムに入団していたら…」というifストーリーが出来上がってしまったことだ。
少なくとも2016年に一度、大谷翔平らとともに日本一を達成できていただろうし、
しかも日ハムの体質的に、その後すぐ、ポスティングでMLB挑戦させてもらえていた可能性が高い。
パフォーマンスの最盛期だった2017-18辺りで渡米できれば、本人としても後悔の無い野球人生を送れたのではないかと。
しかし、現実には選択した球団がポストシーズンクソザコナメクジだったため、
日本一には一度もなれず、2年連続沢村賞の最盛期をチームの低迷期に浪費し、
旬を逃したせいで一度MLB挑戦を諦めるような形になってしまった。
となると当然、「あの時日ハムに入ってりゃ全部うまくいったのになー」と憐れまれ、嘲笑われ、"自業自得"みたくしたり顔で語られる。
批判や誹謗中傷を浴びながら巨人に入った選手が、その巨人自身の至らなさのせいで、そういう立場に追い込まれているというのが、非常に悔しくて心苦しかった。
そして去年までは巨人も、菅野自身も年々下降線をたどっており、
チームはしばらく低迷するし、菅野もこのまま巨人一筋で引退に向かうだろうという空気感が漂っていた。
…がしかし今年、意外にもチームは盛り返し、まさかの菅野自身もMVP受賞濃厚といわれるほどの大復活を遂げた。
「自身の活躍でチームを日本一に導き、日本でやり残したことがなくなってから、満を持してのMLB挑戦…」という、現役のプロ選手なら誰でも憧れているであろう成功ルート。ファンからしても、最も理想的な送り出し方。日ハムじゃなくて巨人を選んでせいで、一度は途絶えたかに思えたその道が、再び繋がる最後のチャンスがやってきた。
だからこそ、何としても今年、このタイミングで…と願わずにはいられなかった。
…しかし、待っていたのは日本シリーズに挑むことすらかなわず、挙句最後には菅野自身が負け投手になって終わるという、あんまりな結末だったとさ。
しっかり調べたわけじゃないけど、なにせ12年連続逸日本一で球団ワースト記録というくらいだから、
これまで、長らく主力を張っていた巨人の看板選手というのは、たぶんキャリアで一度くらいは日本一を経験できてるはず。
そのルートから外れた第一号が、他でもない菅野になっていしまったというのはホント報われないなぁと。
たぶんもうこれで、菅野がNPBでの日本一を味わえることは無いだろう。(MLB挑戦が頓挫して残る可能性も0ではないけど、それはそれで残念)
そして数年内のMLB挑戦が噂されている4番の岡本や、新エースの戸郷も、同じく日本一になれないままチームを離れちゃうんだろうなあ…。
まあ、今年シーズン優勝してるチームのファンがこんなにネガると嫌味みたいになっちゃうかもしれないけど、
ことポストシーズンに限ってはそんな思考を巡らせざるを得ないくらい、見えている景色がグロテスクすぎるのだ。
(もちろん、シーズン中から万年下位、ずっと優勝できていない…ってチームのファンとかにも、こちらが想像する以上のしんどさはあるだろうけど。
正直、今のこのチーム応援するのはうちより辛いだろうなあと思う球団も2つほどあるし。)
いやしかしほんと、なんで毎年毎年、10月になった途端、こうも呪われたように急激に弱くなっちゃうんだろうねー……。
このチームの首脳陣はまともに機能してるのかって文句言いたくなることもあるけど、
これだけずっと同じ失敗を重ねてるんだから、流石に現場のプロが無策だとは思えない(思いたくない)。
余所と比べて選手のメンタルが弱すぎるんじゃないのって文句言いたくなることもあるけど、
意外にも今の主力には、もっとプレッシャーがかかるWBCの舞台で躍動した選手もけっこう多かったりして、
ところがそんな選手たちでも、巨人のユニフォームを着た状態で短期決戦に入ると、パッとしなくなっちゃうのだ。
きっと、フロントもスタッフも選手もやれることはみんな尽くしてて、それでもどうにもならない状態なんだろうなあと思ってて。
だから見てるこっちも、このチームどうしたらいいんだろうなあ…っていうビジョンを見いだせない。八方塞がりの絶望感。
今年のソフトバンクみたく、貯金42でぶっちぎれるほど圧倒的な力を付ければ、ポストシーズンのデバフ込みでも勝てるかも…って思ったけど、
SBと違って、大物のFA選手や主力助っ人を金で引っ張ってくるほどの力が無い今の巨人じゃ、そこまでのチームはさすがに作れない。
(今年大型補強無しで前年4位→1位に押し上げただけでもかなりよくやった方だと思う)
というかそもそも、そんなシーズン無敵のSBですら今年日シリで負けちゃったので、いわんや負け癖がしみ込んだ巨人をや…という感じだ。
過去最高潮に日本一を願っていたところから、いつも以上の落差の結末を見せられた今年の秋は、ほんとにしんどすぎた。
こんなものを見せられてしまうと、来シーズンからは今まで以上に、
「どうせ今頑張っても、10月になったら余所のチームに全部持っていかれちゃうんでしょ」って思いが頭を離れず、シーズンを虚無に感じてしまいそうな、そういう怖さがある。
巨人のファンなんて基本ネット社会では嫌われ者のいじめられっ子だし、
リアルでどこの球団が好きかって聞かれた時も、答える時になんか後ろめたさあるし、
もうSBみたいに"強い"ヒールじゃないただの小悪党なのに、現地の敵応援団にも煽られまくるし、
プロ野球11球団が興行的に成長している中、巨人だけは強さ的にも人気的にも全盛期に勝てるわけがないから、相対的に一人だけ伸びしろのない落ち目感あるし、
開き直って「別に弱くてもいいじゃん」ってスタンスで気楽に見るには、本気で優勝を目指す球団体質とか、弱くなると全方面から叩かれる環境とか、あらゆる面で相性が悪いし、
何より、球団側は「強い伝統球団であれ」みたいな感じだけど、その中身がここ一番の短期決戦でクソザコ化する集団ってあまりに噛ませムーブがすぎて見てらんないし。
……ってな感じで嫌な思いをすることが多くて、総量的には損の要素が上回ってるくらいの印象があって。
我ながら応援する球団を、趣味の選び方を間違えてしまったなあという感なのだけれど。
それでもCS敗退数日後のドラフトで、楽しみな選手が獲れてちょっと気を持ち直したりしちゃってるし、ファンであることから簡単には抜け出せない。
かの村上春樹(ヤクルトファン)がかつて、「お気の毒です。読売ジャイアンツのファンなられてしまったというのは、きっと前世のカルマが祟っているのでしょう」と冗談めかして記していたが、年々この言葉をまさにその通りじゃないかと感じてしまっている。うっかり良くない新興宗教にはまってしまって、気づけば抜け出せないみたいな…。
スタジアムに響くファンの歓声、どこからか聞こえる「今年は日本一だな」の声
踊りながらグラウンドに飛び出す選手達の中、1998年の優勝経験者三浦は独りベンチで泣いていた
ベイスターズで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるチームメイト…
「どうすりゃいいんだ…」
三浦は嬉し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、三浦ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、
三浦は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、三浦はふと気付いた
「あれ…?お客さんがいる…?」
ベンチから飛び出した三浦が目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにベイスターズの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする三浦の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
声の方に振り返った三浦は目を疑った
「なんだダイスケ、居眠りでもしてたのか?」
「こ…駒田コーチ?」
1番:桑原
2番:梶原
3番:牧
4番:オースティン
5番:筒香
6番:宮崎
7番:戸柱
8番:森敬斗
9番:大貫
唖然としていた三浦だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝った…勝ったんだ!」
その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった…