はてなキーワード: 洗顔料とは
ブクマでちょっと話題になっていた花王の「ビオレ おうちdeエステ マッサージ洗顔ジェル」について
角栓の改善および肌コンディションの向上を目的として8月上旬より試用開始した。
約2週間後には、目視および触感において明らかなざらつきの軽減を確認。
肌全体のトーンが均一になり、化粧のりも向上した。
全体的に肌コンディションが良好となった。
副作用や刺激感は特に認められず、専用の泡立て道具なども不要である点から継続使用に適していると判断する。
本洗顔料は角栓改善に有効であり、肌全体の状態を向上させる効果が期待できる。
今後も継続的に使用することで、さらなるコンディション維持・改善が見込まれる。
(AI出力に若干加筆)
君たちの戦果はどうだ?
うちの場合、先週、例のエントリーの元ツイートを見てから、洗顔フォームタイプのビオレ ザフェイス 泡洗顔 スムースクリアを買ってきて、毎晩入浴時に使い始めた(ノーフェイスケア男子)。
1日目: 洗顔前に鼻先を凝視、角栓っぽいものやその周りのケバケバが観察できる
洗顔後: 通常通りの洗顔にビオレを使って風呂上りに鏡を見ると、なんかちょっとぷつぷつとケバケバが減った感じがする2日目: 洗顔時に洗顔フォームを付けてから鼻回りを念入りにゴシゴシ(強くするのは良くないのは分かっているが今回は効果を見たいため)
洗顔後: 鼻の頭のケバケバが無くなって、角栓も8割方見えなくなった3日目: 鼻の両サイドの付け根を念入りにゴシゴシ
洗顔後: ほぼ鼻回りの角栓が見えなくなった、汗腺の穴の周りがやや黒ずんでいるがそれだけに4日目以降: 無理にゴシゴシはせず念入りに泡でマッサージする感じに、こめかみに吹き出物が時々出るので額まわりも念入りに
って感じ。
あとは、長期で使って汗腺の穴が締まって黒ずみが減ってくるといいなぁ、というところ。
洗顔していて、触感で角栓が出てきたとか潰れている感触は無かった。
使い心地としてはぬるっと系で、きゅきゅっとさっぱり系が好きな自分の好みではないが、とりあえず、鼻は全体にすっきりつるんとなった感じだし、鼻の両サイドが角栓からの荒れ気味な状態になりがちだった部分もすっきりした。
効果は強く感じられるので採用。当面使ってみようと思う。
理由は省くけど顔の肌の状態を気にするようになって5年くらい経った。
それまで保湿はおろか洗顔も適当に済ませていたのでスタート時点の状態はかなり酷かったと思う。
ただ世間一般の同世代の男性はわりとそれが普通なのではとも思う。
以下やったことを書いてみる
それまでは洗顔料をチューブから出してはほぼ肌に塗りつけるみたいなことをしていたのをプッシュすると泡が出てくる洗顔料に変えた。
なんだかきちんと洗えているのか実感がない感じだったのが、泡で時間をかけて洗うと肌が軽くなるような感覚がある。
肌になにかを塗って保湿しようとする行為自体、ほとんどやってこなかった。頬骨のあたりは赤くなってて冬になるとヒリヒリするような感じになる程度に荒れていた。
お風呂上がりに化粧水・乳液をつけることを習慣化したところ、そういったことは幾分和らぐようになった。
というか、多少改善してきた結果、以前の状態がかなりひどかったのだなということを認識できるようになったというか。
現在、1日1回お風呂上がりに使用しているのは、キソスーパーリンクルローションとロートスキオVBリンクルクリアゲル。
そのほか、ジムでシャワーを浴びた後に無印良品の敏感肌用オールインワン美容液ジェルを使ってる。
長時間外に出かけるような時には今までも使ってはいたけど、それを毎日使用するようにした。
日焼け止めにもいろいろあるけど、朝手間にならないように、蓋をあけてすぐ使えるクリームタイプのものを使ってる。
今は日々の使用にビオレ UV アクアリッチ ウォータリーエッセンス、
直射日光に長時間晒されるような時にはアネッサのクリームを使用して、定期的に塗り増しをしている。
日焼けに対してかなり慎重に行動するようになったので、日差しを長時間浴びた夜に「日焼けで熱って寝れない」みたいなことはほぼなくなった。
効果に「しみ・そばかすの緩和」があるビタミンCの錠剤(チョコラBBルーセントCなど)を飲んだことある。
しばらくして腕を見た時に手の甲の肌のトーンがなんか明るくなってるかもって思える程度に効果あった。
男性が肌を痛める原因の一つであり、剃ったところで剃り跡が残ってしまい肌の印象に影響を与えるのが毎日の髭剃りだと思う。
自分は髭が人より濃い方だと思うので髭剃りには割と難儀していた。
20代くらいまでT字のかみそりを使っていたけど、吹き出物ができたりしているのも相まって頻繁に血を流したりしていた。
上手に使えば綺麗に剃れるらしいけどコツがまったくわからなかった。
シェーバーは刃の数が増えると肌に押し付けるような強い力をかけなくても十分剃れるようになる。あと動作音が静かになる。
髭剃りに難儀をしていたので、レーザーの髭脱毛はスキンケアを始めるより前から始めていて、
途中中断してたりもしてたのだけど肌を気にするようになってから完全に脱毛してしまった。
通っていたクリニックは個人開業のところで1回2万〜2.5万円くらい。数えてないけど、全部で15回以上は施術してもらってると思う。
よく言われてる通り施術はかなり痛い。ジェルタイプの麻酔をしてもらったのだけどそれでも痛い。
あと、施術後2日目くらいから1週間くらい一時的に泥棒ヒゲ状態になって、これがいくら髭剃りをしても消えない。
さらに、毛嚢炎という吹き出物ができたりして、もうともかく一定期間口の周りが大惨事になる。
泥棒ヒゲ状態の時、会社で上司に髭を剃ってこいと怒られたりしてたけど、
ここ数年はマスクつけるのが日常的になったからマスクしてたら気にされないかも。
あと、髭が無くなって周囲から何か言われるかなと思ったのだけど、まだ一度もそれについてなにか言われたことは一度もない。
基礎化粧品はいくら塗っても顔の色は変わらないけど、ここで取り上げるのは塗ると色がつくタイプの物。
女性が使うベースメイクはその後にさらに色を載せることを前提にしてるのかなと思うのだけど、
男性用の化粧品は肌の難を隠すことを狙って作ってる感じがする。
実際顔の赤みとかBBクリームをちょっと塗るだけでかなり良い感じで隠せると思う。
ただ、髭剃り跡はなかなか上手に隠せないなと思った。まあ、あんまり跡形もないような状態に持っていきたいと思っている人は少ないだろうけど。
男性用の場合色のバリエーションというのはあまりないし、売り場にサンプルも置いてないような気がするので、各社のものを買って試すしかないと思う。
興味あったらドラッグストアに行ってまず一つ買ってきて試しにつけてみるのが良いと思う。
今は休みの日だけ、ダシュ メンズアクアトーンアップBBローションというのを使ってる。これは大分しっかり色がつく。
日々のスキンケアで転げ落ちる肌の状態を食い止められそうにはなるけど長年の肌のダメージでできたシミなどを消すのはかなり困難である。
そんな状況に一発逆転ホームラン(って書いたけどそこまでではないな)を放てるのが、光による美肌治療だと思う。
僕の場合ルメッカという光線治療器の施術を髭脱毛のクリニックで勧められてやってみたのだけど、1回だけでもシミがそれなりに取れて肌のトーンが明るくなった。
髭脱毛に比べたら小さいけど、施術中には麻酔を使ってもいくらか痛みがある。また、施術後1週間くらいは全体的にちょっと日焼けしたような感じになってシミが目立つようになる。あと、1回5万くらいする。
ヒゲは日々の大変さに対しての出費みたいな気持ちがあったのであまり躊躇いはなかったのだけど、肌の美しさに対してさすがにそんなお金出して良いものかとちょっと躊躇した。ただ、悩み続けるくらいならやってしまえとやってみたら結構効果が実感できたので満足はしてる。
ヒゲ脱毛含めて肌に気を使うと日常生活で周囲から変な目で見られないかと思ったのだけど、数十年のケアされていない肌のダメージは甚大で、そもそもちょっとやそっとでは状態が良くならない。ただ、ヒゲがほぼ無くなり肌のトーンが上がってくると幾分若いというか幼い感じにはなるなぁと思った。これも別に誰かに言われたことはないけど。
こういうものの先輩とも言える女性に聞くと、あまり「商品のメーカーがどこなのか」を重視しない人が多いっぽい、まあ死ぬほど種類あるもんな
ちなみに、メンズ向けと明記していないブランドから出ている商品でも公式サイトの「メンズ向け」ページに載っている場合があるが、ここではそういった商品もメンズ向け・ユニセックスとして扱う
あとヘアスタイリング剤はワックスだのグリースだのなんか色々あるけどまとめてヘアスタイリング剤として扱う
以前 SIDEKICK という若者向けブランドを発表していたが、いつの間にか消えていた
SHISEIDO Men - https://brand.shiseido.co.jp/products/men/
言わずと知れた(略)
LISSAGE MEN (リサージ メン) - https://www.lissage.jp/men/
KOSÉ
言わずと(略)
大手メーカーの中では一番メンズ向け商品のバリエーションが多い
Magnifique (マニフィーク) - https://magnifique-beauty.com/site/default.aspx
言(略)
デパコスで有名?なTHREEもオルビスグループのブランドである
ORBIS Mr. (オルビス ミスター) - https://www.orbis.co.jp/product/mr/
THREE (スリー) - https://www.threecosmetics.com/onlineshop/r/r80/
(略)
一応「ホーユー」ブランドではなくエステ向けの「ホーユー プロフェッショナル」での販売となっているが、我々一般客もAmazon等で普通に買える
ETORAS (エトラス) - https://www.hoyu-professional.com/brand/etoras/
取扱商品
大体の価格帯順
()内はスキンケア用品の洗顔・化粧水・乳液を買った時の大体の合計金額
SHISEIDO Men(20000~) > THREE(15000) > [デパコスの壁] > ORBIS Mr.(6500) > Magnifique(5500~) > LISSAGE MEN(5000)
欄外: ETORAS(0)
急に入院が決まった時に持ち歩いていて役に立ったと思うものシリーズ(わたしの場合)
・格安SIMのちょい低速モードでパケット使い放題のプラン 使用料気にしなくてすむしYouTubeも普通に観られる
・筆記具
ちなみに食器、マスク、ティッシュ、歯磨きセット、タオル、下着以外の衣類はレンタルで賄えた。
下着や洗顔料、化粧水、暇つぶしの本は家族に持ってきてもらったが、そのくらいだったかな。
下着は自分で洗濯したかったので、病院のコンビニで洗剤や洗濯バサミを買って手洗いしました。
・S字フック ゴミ袋をひっかけたくなる、入院生活では絶対に便利だ。
https://anond.hatelabo.jp/20240904005812
肌の状態を健やかに保つのは「セルフケア」だ。肌が過度に乾燥すれば痒くなるし、脂過剰でニキビになると腫れて痛い。
髪をツヤツヤに保つのは「美容」だ。たとえ髪がボサボサでも、枝に引っ掛けたりしない限りは不快を覚えることはない。
自分の不快を取り除くか否かをラインに、最低限のケアをしながら生きている。
強めの脂性肌。アラフォーだが皮脂腺が衰える気配がまったくなく、毎日午後には顔テカテカ。
皮膚はおそらく女性平均よりも厚く強い。ゆえに男性の肌ケアに多少通づる所もあるかもしれない。
これまでの人生で肌コンディションが最も酷かったのは思春期で、顔中を覆う巨大ニキビに3mm級の角栓が詰まっていた。最も良いのは今。できものの(ほぼ)無い肌をようやく手に入れることができた。
前提増田が清潔感の話題なところだが、モテとか清潔感はほぼ無視してただ生きている。
化粧をしていればオイルクレンジング、無ければ石鹸。ノーメイクでも角栓が詰まっていたらクレンジング。とにかく脂を落とす。
そして風呂を出てすぐ、肌に水分が残るうちに乳液。これで保湿完了。
乳液は保湿力が高いほどべたつきが強くなり不快度が高まるので、夏冬問わずサラサラ系。不快でないことが何より重要なので、乾燥を感じない限りは最低ラインを続けたい。
ところで
https://anond.hatelabo.jp/20240905230819
閑話休題、自分は20代後半男性増田なんだけど、泡で柔らかく洗顔みたいなセオリーって本当に正しいんですかね?n=1の話をすると、自分がそれをやってた頃は見事な吹き出物顔で、ケミカルピーリングやイオン導入、レーザー治療等を数年続けて抗生物質まで処方してもらっても全然改善しなかったのが、メントール匂いしてツブツブ入りの洗顔料でゴシゴシという明らかに定説から外れた洗顔方法に切り替えた途端に見事に治ったんだよね。
これにn=2つ目を足したいが、私も泡で擦らない洗顔は全く合わない。優しく扱えば皮脂が収まるなんてことはなく変わらずダバダバ出続けては詰まり続け、逆にクレンジングオイルでグリグリ角栓をひねり出す方が明らかに改善した。
あくまでこれは薄肌、敏感肌向けのセオリーじゃないかと思う。(女性の多くは実際のところ薄肌なのだろうが)
やはり脂が強いのでしっかりさっぱり洗えるシャンプー。たまに頭皮へクレンジングオイルを使うと洗い切れていない角栓が出てくる。
コンディショナーは後述の理由で切り、代わりに風呂を出てからヘアオイルを付けて髪の落ち着きを保っている。
荒れて剥けると痛く、ベタベタする不快感を上回るため仕方なく採用。口角も油断すると裂けるのでしっかり塗る。
おそらく乾燥肌質の人は私と同じ工程では乳液までに潤った肌を保つのが間に合わず、緩衝としての化粧水を必要としているのだと思う。個人差だ。
コンディショナーはそれこそ美容に興味が無ければ不要なパーツだ。むしろニキビ質の人間にはデメリットがでかい。
髪に付けて流す工程で全身に成分が張り付き、洗い残しがあればたちまちニキビとなって襲ってくる。しっかり全身洗っても頭皮のキワなんかはやられる。
結局得られるのは髪の艶という見た目のみ、快不快は完全に不快に振れる。
基本的に不快寄りの存在。だが見合ったメリットもあるものなので悩ましい。
平日は日光に当たる時間がせいぜい10分前後のため切ることにした。あまりに日射が酷い日は日傘などの物理でしのぐ。
流石に外を練り歩く日にはメリットの方が勝るためミルクタイプのものをしっかり塗っていく。
やり甲斐のない顔のつくりなので身だしなみを求められる場以外はスルー。
少なくとも起爆点のブコメに見られた「女はみんな最低でもこれだけやってる」は真ではない。もっとハードル低い女はいくらも居る。
成分について語る場合、まず、皮膚の仕組みと、化粧品が何をするものなのかというとこから入らないとわけわからないと思う。
だいたいは「◯◯が入ってるからいい」みたいな話ではない。
「◯◯が入ってるからいい」ってのは、「野菜は体にいい」ぐらいのもので、全く理論的と言えない。腎臓病の人間がせっせと野菜スムージーを飲み続けて悪化させるとかそういうことだってあり得る。
皮膚というのは、表皮、真皮、皮下組織で構成されてて、表皮はさらに五層 角層 透明層 顆粒層 有棘層 基底層 で構成されている。
基本的には化粧品は角層のコンディションをよろしくするものであるというのが大前提。「化粧品」というくくりでは、それ以上の効能を謳ってはいけないということになっている。
「肌に浸透させる」というのは「角層に浸透させる」という意味である。
角層は角質がうろこ状に層になって並んでて、古くなった角質は垢として自然に剥がれ落ちる。(これをターンオーバーという)
健康な肌は柔らかい角質がみっしりきれいに並んで適切な厚みがある。で、細胞の隙間を保湿因子が埋めているから適度な湿り気が保たれている。なのでバリアとして機能してて余計な刺激には反応しにくい。
しかし、角質が乾燥するとどんどん硬くなり、角質層に隙間ができ、めくれあがってくる。これが肌荒れ。
そうならないために体は自然に皮脂を分泌して水分の蒸発を防いでいる。
皮脂は天然の保湿クリームではあるけれど、放置しておくと雑菌やダニが繁殖したり酸化して肌への刺激物になる。なので定期的に洗顔して清潔を保つ必要がある
しかし、皮脂を洗い流すと保護膜もなくなってしまう。なので、人工的に保湿する。(最近はマイルドな洗顔料で「潤いは守り汚れは落とす」と謳っている物も多いけれど、実際のところは洗浄力と保湿力はトレードオフだと自分は思う)
これをマッチポンプとして嫌う人も結構いる。一昔前の「何もしないほうが肌にいい」論はだいたいこれが根拠。
でも、大気汚染による刺激物の悪影響とか、酸化した皮脂による真皮ダメージとか、紫外線の影響とかで、何もしない場合は順当に肌は衰えていく。
衰えるのが自然であるとして受け入れるのであれば別に良いけど、衰えを避けるにはある程度の対策が必要、というのが今の常識になってる。
一昔前の50代のおばさんはシワシワのおばあさんだったが、今は、かろうじて「お姉さん」で通用しそうな人だっている。
それだけ肌老化の研究は進んでて、対策となる化粧品も進化してるということでもある。
で、増田が言ってるセラミドは古くから生化学的に重要視はされていたしセラミド様脂質を配合した化粧品も多かったものの、21世紀に入ってから解析が進んで劇的に進化した成分といえる。
皮膚セラミドに関する基盤研究は花王がリードしてて、論文も自社サイト内で公開されてる
https://www.kao.co.jp/curel/curelacademic/information/paper/
しかし、本来は病的なドライスキン、それに起因する敏感肌を研究して、それら症例で不足してる成分として開発されたものなので、逆に、細胞間脂質自体が不足していない肌には合わなかったりする。
単純に水分を抱え込んで潤いを保護してくれるヒアルロン酸とか、もっと昔からあるグリセリンとかで保湿し、表面は単純に油分(油脂とワックスでできたクリーム=ニベアとか)でフタするほうが合う人もいる
結局自分の肌がどれくらい健康なのか、何が足りなくてなにが過剰なのかを知ることが慣用で、問題がある場合にはそれが緩和されるような成分を選ぶ、というのが成分との付き合い方かと思う。
成分を気にしないといけない、気にしたほうがいいのは、その製品の効能の主となる成分、製品のメインコンセプトに係る部分であり、おまけ程度に「XX配合!」とか謳ってるのは正直賑やかしにすぎないことが多い。
保湿の製品なら、どういう仕組みで何を補うコンセプトかってのは成分表の最初のほうに書いてある成分でだいたいわかる
たとえば、ハトムギ化粧水が大人気だけれど、あれもハトムギエキスよりは、ジプロピレングリコールやブチレングリコール、グリセリンといった多価アルコール類で保湿、グリチルリチン酸2Kで鎮静、クエン酸で中和、そっちのほうが製品としての根幹部分になる
ニベアクリームは、水と多価アルコール、ミネラルオイル・ワセリンをパラフィン、マイクロクリスタリンワックスといったロウで固めて塗りやすくした「油分でフタをする」というコンセプトであることがわかる
医薬部外品になってない化粧品なら配合順に成分が書かれているので、最初のほうに何が書いてあるかをチェックするといい。
基本的な成分はここで検索できる。 https://cosmetic-ingredients.org/
あと良くわからない成分についてはJ-GLOBALで文献確認できる。
増田が言ってるグリシルグリシンと毛穴の目立ちについては資生堂が論文出してるけど、メーカーの論文だけだとちょい弱いかなという気もする。もうちょっと中立な座組で出してるのがあるとへえって思う。
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201002214621499834
エビデンスについてメーカーが出せって話もあるけど、薬機法の制約で広告には使えないというだけで調べれば公表されてる。
調べずにバカにするのは、調べる能力がないアホです、または20世紀で常識が止まってます、というのを露呈してるだけの話。
メーカーはいろいろ謳ってるけど、正直エビデンスに乏しいものも多く気休めに過ぎないことが多い。
比較的理にかなっていてエビデンスもあるのは鎮静、消炎効果がある植物エキス。さっき挙げた「グリチルリチン酸2K」は甘草エキスの主成分だし、最近流行りのシカ(ツボクサエキス)も鎮静系。
古くはアロエエキス、カミツレエキスなんかもよく使われてる。肌のほてりとか赤みみたいな微細な炎症を鎮めると見た目も良いし、肌の健康も保てる。
ビタミンCとかビタミンA(レチノール)に関しては外用でのデータも多いけど、安定した形で化粧品に配合するのが難しかったりで、成分として配合されているといって効果が期待できないこともある。
剤形、パッケージの工夫とかで各社頑張ってる(メラノCCのピュアビタミンC美容液のチューブとかすごい)けれど、それはもうちょっとマニア向けというか上級者向けの話になる。
ナイアシンアミドは最近流行りだけど、効能としてはかなり穏やかだと思う。ローコストで低刺激だから良く使われてるが、魔法の成分というわけではない。
日焼け止めは日焼け止め成分と基材でできてて、日焼け止め効果の強さは成分、使い心地は基材部分でだいたい決まる
SPFとかPAは日焼け止め効果の指標の数字で、数字が高ければいいようなものだけど、その分使用感が悪かったり肌に刺激があったりという弊害も出てきたりする
日焼け止めの成分は「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」に分かれる 。多くは組み合わされて使われてる。
紫外線散乱剤は皮膚の上に紫外線を反射する粉体を伸ばして散乱させる仕組みだから、光を反射する=白っぽくなりがち たくさん配合されてるとキシキシしたり乾燥したり顔がこわばったりする
気にしない人は気にしない。でも、地味に不快に感じることが多い。使用感を考えるとわりとオイリーなクリームに配合したほうが乾燥しづらくていいけど、夏場は汗で流れたりもするし難しい。
最近カラーコントロール効果を謳った日焼け止めが多いのは、散乱剤が白浮きするのを逆手に取ったもので、色なしの透明な製品より色付き製品のほうが高SPF高PAに設計しやすいということ。
紫外線吸収剤は皮膚に上に伸ばした吸収剤が紫外線のエネルギーを吸収し、熱エネルギーとかに変えて放出するという仕組み。
これは粉体ではない透明な化学成分なので、ジェルとか水みたいな基材にも配合できて使用感がいい。
ただ、肌に刺激になりやすいものが多く、合わない人もいる他、汗流れとかに気づかないままノーガードになってる、みたいな弊害もある。
あと、吸収剤で「オキシベンゾン」というのが昔はよく使われていたのだけど、環境ホルモンの疑いがあるとかで最近は使用禁止される傾向がある。そういう意味でも吸収剤を忌避する人はわりと多い。
紫外線散乱剤は 酸化チタン、酸化亜鉛など白色顔料に使われるようなものが主体。
紫外線吸収剤は メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 、メトキシケイヒ酸オクチル、ジエチル安息香酸オクチル 他にもいろいろある
正直、日焼け止めって、成分より「塗りやすさ、塗りなおしやすさ、ストレスにならなさ」って使用感のほうが大事な分野だと思うし、当然個人差もある。ほんとバランスの問題なので万人にとって一番いい製品がないジャンルだと思ってる。