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はてなキーワード: 沖縄県民とは

2024-11-24

anond:20241124024700

じゃあ中国沖縄大金で買うよって言ってきたら?

俺は沖縄県民は条件次第で中国につくんじゃないかって思っている。

もちろん全員とは言わないけど、半分ぐらいはそっちにつくと思う。

沖縄では玉城デニー不作為安全対策を怠って警備員を殺したわけだけど、

人死が出てるくせに知事責任取れという声は反玉城ネトウヨからしか出てなかったと思うんだけど。

どうして斎藤の時になったら左派の皆さんが怒りだして知事責任かいいだしてるの?

玉城の元までガードレール設置の要望が届いてたのに安全対策を怠った結果、死者まで出たくせに、事故映像の視聴を拒否して原因究明すら拒否している。

まだ百条委員会に少しでも協力してる斎藤のがマシなんだけど。

…ひょっとして県庁部長である公務員の命は重くて、(おそらく)非正規沖縄県民の警備員の命なんてどうでもいいと思ってたりするの?

法の下の平等理念すらすら踏みにじってる人間のクズすぎないか

知事意図的な行動が原因で人死が出てる状況は同じなのに

片方は問題視してもう片方は問題視しない人たち、端的に人間としてゴミすぎてないか

仮にトランプ虐殺紛いのことをしたとしても賛同するダブスタを見せてるくせに自分正義だと勘違いしてるのと同根なヒトモドキさんたち、人間の最低レベルより下の存在だって自覚持ってもらったほうがいいんじゃない

2024-11-15

沖縄県民だけど兵庫県にうちの知事引き取ってもらえないかな?

2024-08-19

anond:20240811110549

沖縄県民だけど独立求めてる人なんて一部の変な人だけだし独立認められたとて何が変わんの?って感じだが…

2024-08-10

沖縄県民、「反政府になるな」と言うほうが無理なくらい悲惨

薩摩藩琉球王国侵略奄美を奪って薩摩藩併合(奄美が不自然鹿児島県なのはそれが理由)

その後琉球王国琉球藩になり、廃藩置県正式沖縄県として日本併合


中央から役人が来て沖縄支配 文化言語破壊 それまで琉球王国を治めていた尚氏らは東京に住むように命じられる


WWII戦争で情勢悪くなったら中央政府はさっさと降参して沖縄放置沖縄壊滅、昭和天皇のせいで10万人死


終戦沖縄アメリカ併合されて米兵にやりたい放題される(レイプ強盗殺人しても無罪放免)


・その後日本に復帰するも戦争アメリカ統治時代のせいで未だに貧困沖縄基地押し付けまくり県民世論調査でも県内基地移設反対派が多数。未だに自民党が弱い。

そのほか、戦前鉄道があったのにアメリカ破壊しまくったため今は短いモノレールバスが移動手段のメインで大混雑する


本土からナチュラル馬鹿にされる。

また、戦時中トラウマや不良米兵の脅威を吐露するだけで「自分だけ被害者ぶるな」理論武器結構割合存在するキチガイから叩かれる

2024-08-03

ちんすこう派閥

沖縄県民の中に派閥があるほど普段からよく食べられているかは知らないが、お土産を買うかもらうか、物産展やわしたアンテナショップ(札幌の店でブルーシールアイスを食べられた頃が懐かしい)に縁がありよく食べることのある他都道府県民には派閥がありそうな気がしている

先日久しぶりに大好きな味だと思っていた雪塩ちんすこうを食べたらこんなに甘かったか?と驚いた

味覚が変わったのだろうか

いまは名嘉眞製菓プレーンいちばんおいしいと思って食べている

新垣のは包装紙が好きだしおいしいのでやはりもらうとうれしい

こちらの山親爺わかさいものような渋い赴きがあると思っているが、県民の目では白い恋人だったりするのだろうか

どこの誰でもいいのでおすすめちんすこうを教えてください

硬めのポルボロンといった風情が好きだ

(というか、元はそれなのだろうか)

2024-07-21

沖縄お笑い面白くない

沖縄お笑い面白くない。

それは特にO-1グランプリ沖縄グランプリ)なる、沖縄ご当地お笑いコンテストを見ているときに感じる。そこで行われている惨状は、恥ずかしくて見ていられない時すらあるほどだ。

そんなひどい感想には、あまりにも個人的偏見が含まれていると思っているそこの心優しき人も、「ありんくりん」というお笑い芸人は存じあげないであろう。なんとその得体のしれないコンビが0−1グランプリを3度も制覇しているのである。由々しき事態だ。

ありんくりん」はよしもと沖縄所属お笑い芸人だ。そもそも沖縄にも吉本があったことに驚かれる方も多いと思う。「ガレッジセール」や「スリムクラブ」などの、世間一般にも認知された沖縄芸人はともに東京吉本所属である。結局のところ、沖縄の才能がある人たちは活動拠点本土に移してしまうことが多い。

この事実を踏まえると、大阪東京のどちらでもなく、敢えてよしもと沖縄所属するということは、よくてご当地テレビお抱え芸人に甘んじる選択に他ならない。歴史が浅いこともあるが、よしもと沖縄から全国に羽ばたいた芸人存在しないし、今の若手にもその萌芽すら見受けられない。

ありんくりん」はもともとトリオだったが、一人のメンバーが脱退し、今のコンビになったそうだ。トリオから抜けたメンバー本土風の笑いがしたかったらしいが、残りのメンバー、つまりありんくりんの二人は、沖縄らしいお笑いに拘ったそうだ。

O-1グランプリに出場している多くの芸人が、本家M-1グランプリにも殆どネタを使い回しの上で出場している。沖縄芸人本土風のお笑いをするにしても、沖縄らしいお笑いをするにしても、どちらにせよ、すべてが中途半端に見える。

まず第一に、東京大阪芸人がやるようなスタンダードネタ沖縄芸人がやると、積み上げてきた経験の差が如実に現れ、ただ芸人っぽいものを集めてまとめたようなネタが見られる。それはプロを名乗りつつも、芸人の真似をしているだけだ。これは養成所のライブ大学学園祭お笑いライブにも同じ感想になるので、沖縄芸人特有のものではなく、単純な技術不足と恥ずかしさを捨てきれていない情けなさからくるものだろう。売れている芸人でも養成時代ネタなんて黒歴史として封印していることのほうが多い。

誰しもはじめから立派な漫才はできない。出来ないことは問題ではない。失敗をしないと成長もない。沖縄芸人問題なのは東京大阪芸人がやるようなスタンダードネタから逃げて、安易沖縄にすがることだ。それが非常にダサい

自分たち個性模索するのは結構なことだが、彼らの選択はただ勝負から逃げているように見えてしまう。それはおそらく、本人たちも自覚していないことだろう。彼らにこんなことを言うと、顔を真っ赤にし、自分たち沖縄を愛しているから、沖縄らしいお笑いをすると言うだろう。もしかしたら、匿名攻撃している私に向かって、「この内地かぶれは黙ってろ!」と叫びだすかもしれない。

ありんくりん」本人でもないし、何ならファンですらない私が、彼らのネタから彼らがいう沖縄らしさを抽出したところ、

沖縄県民の見た目ネタ(顔が濃い、髭が濃いなど)

・強烈な訛りと方言(ボケ典型的沖縄訛りで多くの若者普通は使わない方言を多用。ツッコミアメリカとのハーフこちらも訛っている)

・どこの地元にも存在するような、県民だけに伝わる細かなあるあるネタ(どこどこの交差点交通ルールが分かりづらい、地元スーパー台風でもいつも空いてる、など)

しかない。

これらを、沖縄らしさと呼ぶのなら、まごうことな沖縄県民の私だが、別に沖縄らしくなくていいと思う。

2024-06-29

沖縄県民

今頃基地警備員が死んだことを大喜びで祝っているだろう

本土から押し付けられた

沖縄から消し去るべき忌まわしい米軍基地

その移転拡張作業を守り、反対運動妨害する警備員をついに一人仕留めたのだ

戦後から脈々と続く反戦反基地運動がついに明確な成果を上げたわけだ

この調子警備員の死傷者が増えれば、基地反対の流れがより優勢になり

沖縄から基地が無くなる道筋が見えるかもしれない

2024-06-04

anond:20240604110930

琉球人(あえて沖縄県民とは表現しない)からすれば、治外法権米軍基地も、基地押し付け日本政府も同列だと考えているのでは?

2024-05-29

沖縄県民にとって北海道民はナイチャーなのか否か

なんとなく気になったうちなー増田おしえて

2024-05-25

右派左派関係なく台湾有事に反対するたった1つの理由

結論から言えば、アジア中東欧州などなど日本から見て西方諸国から輸出入マラッカ海峡から南沙諸島を経て台湾沿岸を通過する海上ルートが最短距離であり、中国にこの海上ルートが掌握されると島国日本経済中国ほとんどを掌握されてしまうことを意味する」ので右派だろうが左派だろうが日本をより良くしたいと考えているのならば台湾有事は決して許してはならず右派左派双方が挙国一致で大反対をせねばならないんだ。

米国のやり方へ反対する沖縄県民にも言おう。沖縄島国日本の更に離島だ。つまり強力に海上輸送依存する経済体系を持っているが沖縄以南の海上ルート戦争によって封鎖された場合沖縄日本本土よりも充実した物資を得られるのか?沖縄県の食料自給率エネルギー自給率沖縄以南の海上ルートが無くてどうしようと考えているのか?

沖縄県は反米派だろうが親中派だろうが独立派だろうが日本帰属派だろうが関係なく台湾有事に大反対せねばならないのではないか戦争に反対するのであれば米国戦争に巻き込まれたくないのであれば沖縄以南の海上ルート経済保障上の安全は維持しなければならないのではないか沖縄県議会へそう訴えなければならないのではないか

保守という名の国粋主義者たち、リベラルという名の社会自由主義者たちにも言おう。日本の伝統を守ることや公正な日本社会を実現するためには日本経済の根幹の1つであるマラッカ海峡から南沙諸島を経て台湾沿岸を通過する海上ルートは守らなければならないのではないか

ある程度、海運に詳しい者であれば、大回りのロンボク海峡マカッサル海峡を経由するするインドネシアフィリピンルートがあると知っているだろうが、それくらい海運に詳しいのであれば増大する輸送コスト中国進出をしようと企んでいる南沙諸島問題にも明るいはずで、その点を無視するのは何らかの中国を支持しなければならない意図があるとしか思えない。もしもインドネシアフィリピンルートを支持するのであれば島国日本の海運として間違いがなくコストが高いインドネシアフィリピンルートを選ぶ理由海運ロジスティクスを専攻した自分に教えて欲しい。

再び配給の時代に戻るか?闇市時代に戻るか?欲しがりません勝つまでは時代に戻りたいのだろうか?

民間船乗りが乗る輸送船が戦争の影響で沈められてしまった際、犠牲となった船乗り英霊と讃えて戦争反対でも訴えるつもりなのか?

「あぁ可哀想日本政府は何をやっていたんだ」「米軍のせいで日本船乗りさんが死んだ」「親米追従をしていたのが悪い」

スマートフォンTV日本船乗り犠牲になった報道を目にしてから悲しんだふりをしようと思っているのか?

そうなる前に止めようじゃないか右派左派関係ないのだよ。台湾有事は日本経済にとって危機をもたらすもの親米だろうが反米だろうが関係がないんだ。何故なら私達が生まれたこの国は島国からだ。

2024-05-10

はてな民インセンティブ増田がなぜここまで話が噛み合わないかとい

https://anond.hatelabo.jp/20240510000324

おおきく二つ

   

  

1.はてな民が話をよく読んでない

これはしゃあない。

だってはてな民タイトルと口調の雰囲気しかからないからね。 

インセンティブ増田は表面的に邪悪だけどよく読めば骨子は常識的な話しかてない。

     

痴漢は現状でも普通に取り締まられてるし逮捕されてる

元増田の求める「なくす」は無理だしそのためにコスト無限投入は馬鹿げてる

確率的に言って痴漢冤罪を心配する必要はない

痴漢は少数の病人が繰り返しているのでこれ以上社会に声上げても無駄

・どうしてもゼロ目指すなら少数の常習犯を捕まえ次第に殺して再犯防ぐのは効果

自分は現状の社会サービス福祉は受け入れている、犯罪ゼロを目指してコスト無限積みはやりたいやつだけでやれ

    

痴漢ってまじでなんで無くせないの?https://anond.hatelabo.jp/20240509195934

一見ポリコレ的だけど言ってる通りにしようとすると社会が壊れるぐらいには無茶言ってる

   

男に痴漢撲滅するインセンティブなんかなくね?https://anond.hatelabo.jp/20240510000324

↑ぱっと見冒涜的だけど現実的な話ばっかりしている

   

  

2.はてな民が「撲滅」の意味をなんか間違ってる

撲滅は「完全になくす」って意味

「完全に退治」。

「最終的解決」。

  

はてな民はこの意味を正しくおさえてなくて

たぶん「減らしていく取り組み」くらいの意味で読んでる。

 

から撲滅に反対するインセンティブ増田のことは

痴漢を野放しにせよと主張している」のように読解して反論している人が大勢いる。

インセンティブ増田はそれらのブコメ千本ノックしてる。

     

   

痴漢ってまじでなんで無くせないの?https://anond.hatelabo.jp/20240509195934

痴漢を完全になくすことについて話している

 「完全になくせ」の立場

  

男に痴漢撲滅するインセンティブなんかなくね?https://anond.hatelabo.jp/20240510000324

痴漢を完全になくすことについて話している

 「それは無理でしょ巻き込むな」の立場

  

はてな民https://b.hatena.ne.jp/

痴漢普通に取り締まることについて話している

 「痴漢は取り締まるべきだと思いまーす!」

(こいつだけ違う話をしている)

   

   

   

3.まとめ

はてな民日本語が読めない。

だいぶ困難を抱えている。

 

 

何故か左翼の人が激おこ

>cinefuk こう言い換えると、インセン増田賛同してる人が入れ替わるかも知れんね。

>『ゼロリスクを追求しても仕方ないし、軍事費無駄から自衛隊くそう。

>おれは北海道民でも沖縄県民でもないか占領されても困らんし』 増田 性犯罪

 

何故左翼の人がブチギレ突撃してくるのかマジでからないのだが。

右翼的な話なんか自分インセンティブ増田も一ミリもしてないと思うけど何かを誤読されたか

やっぱ怖いスねはてな民の読解力は…。

  

それはそれとして今回の話をその例に当てはめるなら

自衛隊だけじゃ国を無傷で守れない!中国を焼き尽くせるまで軍事費増大しろ!金に糸目つけるな!」

グルグル目で喚いてる基地外右翼がいて

「いや無傷を目指したら軍事費幾らあっても足らん。現実的抑止力まででいい。キチウヨに俺を巻き込むな。」

反論してるのがインセンティブ増田じゃない?

 

なんかちょい前の増田にも言われてたけど、

左翼系の人って例え話がめっちゃ苦手なのに例え話が大好きだよね。なんでなん?

2024-03-19

anond:20240319121212

日本政府立場敵対する沖縄県民を徹底的に叩いて「我々は政府の味方です」みたいな顔しながら

自分らに関係するAV法案だけどうにかしてもらおうとする恥ずかしいAV監督みたいな奴ね

2024-01-26

金光翔 『<佐藤優現象批判

インパクション』第160号(2007年11月刊)掲載

目次

1.はじめに

2.佐藤優右派メディアでの主張

 (1)歴史認識について

 (2)対北朝鮮外交について

 (3)朝鮮総連への政治弾圧について

3.佐藤優による主張の使い分け

4.佐藤優へ傾倒する護憲派ジャーナリズム

5.なぜ護憲派ジャーナリズム佐藤を重用するのか?

 (1)ナショナリズム

 (2)ポピュリズム

 (3) 格差社会

 (4)「硬直した左右の二項対立図式を打破」―〈左〉の忌避

6.「人民戦線」という罠

 (1)「ファシズム政権樹立」に抗するために、人民戦線的な観点から佐藤擁護する

 (2)「論壇」での生き残りを図るために、佐藤擁護する

7.「国民戦線」としての「人民戦線

8.改憲問題と〈佐藤優現象

9.「平和基本法から佐藤優現象〉へ

10.おわりに

1.はじめに

 このところ、佐藤優という人物が「論壇」を席巻しており、リベラル左派系の雑誌から右派メディアにまで登場している。

 だが、「論壇の寵児」たる佐藤は、右派メディア排外主義のものの主張を撒き散らしている。奇妙なのはリベラル左派メディアが、こうした佐藤の振舞いを不問に付し、佐藤を重用し続けていることにある。

 佐藤による、右派メディアでの排外主義の主張の展開が、リベラル左派によって黙認されることによって成り立つ佐藤の「論壇」の席巻ぶりを、以下、便宜上、〈佐藤優現象〉と呼ぶ。この現象意味を考える手がかりとして、まずは、佐藤による「論壇」の席巻を手放しに礼賛する立場記述検討からはじめよう。例えば、『世界』の編集者として佐藤を「論壇」に引き入れ、佐藤の著書『獄中記』(岩波書店、二〇〇六年一二月)を企画編集した馬場公彦(岩波書店)は、次のように述べる。

 「今や論壇を席巻する勢いの佐藤さんは、アシスタントをおかず月産五百枚という。左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない。」「彼の言動共鳴する特定編集者と密接な関係を構築し、硬直した左右の二項対立図式を打破し、各誌ごとに異なったアプローチ共通の解につなげていく。」「現状が佐藤さんの見立て通りに進み、他社の編集者意見交換するなかで、佐藤さんへの信頼感が育まれる。こうして出版社カラーや論壇の左右を超えて小さなリスク共同体が生まれ編集業を通しての現状打破への心意気が育まれる。その種火はジャーナリズムにひろがり、新聞社会面を中心に、従来型の検察官邸主導ではない記者独自調査報道が始まる。」「この四者(注・権力民衆メディア学術)を巻き込んだ佐藤劇場が論壇に新風を吹き込み、化学反応を起こしつつ対抗的世論公共圏形成していく。」

 馬場見解の中で興味深いのは、〈佐藤優現象〉の下で、「硬直した左右の二項対立図式」が打破され、「論壇」が「化学反応」を起こすとしている点であるある意味で、私もこの認識を共有する。だが、「化学反応」の結果への評価は、馬場と全く異なる。私は、これを、「対抗的世論公共圏」とやらが形成されるプロセスではなく、改憲後の国家体制に適合的な形に(すなわち、改憲後も生き長らえるように)、リベラル左派が再編成されていくプロセスであると考える。比喩的に言えば、「戦後民主主義体制下の護憲派が、イスラエルリベラルのようなものに変質していくプロセスと言い替えてもよい。

 以下の叙述でも指摘するが、佐藤は対朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮武力行使在日朝鮮人団体への弾圧必要性を精力的に主張している。安倍政権下の拉致外交キャンペーンや、一連の朝鮮総連弾圧に対して、リベラル左派から批判や抗議の声はほとんど聞かれなかったのは、「化学反応」の典型的ものである。「戦後民主主義」が、侵略植民地支配過去とまともに向き合わず在日朝鮮人に対してもせいぜい「恩恵」を施す対象しか見てこなかったことの問題性が、極めて露骨に出てきていると言える。〈嫌韓流〉に対して、リベラル左派からの反撃が非常に弱いことも、こうした流れの中で考えるべきであろう。

 私は、佐藤優個人は取るにたらない「思想家」だと思うが、佐藤右派メディアで主張する排外主義を、リベラル左派容認・黙認することで成り立つ〈佐藤優現象〉は、現在ジャーナリズム内の護憲派問題点を端的に示す、極めて重要な、徴候的な現象だと考える。

 馬場は、佐藤が「左右両翼の雑誌寄稿しながら、雑誌の傾向や読者層に応じて主題文体を書き分け、しかも立論は一貫していてぶれていない」などと言うが、後に見るように、佐藤は、「右」の雑誌では本音を明け透けに語り、「左」の雑誌では強調点をずらすなどして掲載されるよう小細工しているに過ぎない。いかにも官僚らしい芸当である佐藤自身は自ら国家主義であることを誇っており、小谷野敦言葉を借りれば、「あれ(注・佐藤)で右翼でないなら、日本右翼なんか一人もいない」。

 佐藤が読者層に応じて使い分けをしているだけであることは誰にでも分かることであるし、事実ウェブ上でもブログ等でよく指摘されている。そして、小谷野の、この現象が「日本知識人層の底の浅さが浮き彫りになった」ものという嘲笑も正しい。だが、改憲派の小谷野と違い、改憲を阻止したいと考える者としては、この現象について、佐藤優に熱を上げている護憲派を単に馬鹿にするだけではなく、〈佐藤優現象〉をめぐって、誰にでも浮かぶであろう疑問にまともに答える必要がある。なぜ、『世界』『金曜日』等の護憲派ジャーナリズムや、斎藤貴男魚住昭のような一般的には「左」とされるジャーナリストが、佐藤に入れ込んでいるのか? なぜ、排外主義を煽る当の佐藤が、『世界』『金曜日』や岩波書店朝日新聞出版物では、排外主義ナショナリズムの台頭を防がなければならない、などと主張することが許されているのか?

 この〈佐藤優現象〉はなぜ起こっているのか? この現象はどのようなことを意味しているのか? どういう帰結をもたらすのか? 問われるべき問題は何か? こうした問いに答えることが、改憲を阻止したいと考える立場の者にとって、緊急の課題であると思われる。

2.佐藤優右派メディアでの主張

 まず、佐藤排外主義的主張のうち、私の目に触れた主なものを挙げ、佐藤排外主義者としての活躍振りを確認しておこう。

(1)歴史認識について

 佐藤は言う。「「北朝鮮が条件を飲まないならば、歴史をよく思いだすことだ。帝国主義化した日本ロシアによる朝鮮半島への影響力を巡る対立日清戦争日露戦争引き起こした。もし、日本ロシアが本気になって、悪い目つきで北朝鮮にらむようになったら、どういう結果になるかわかっているんだろうな」という内容のメッセージ金正日に送るのだ」。朝鮮植民地化に対する一片の反省もない帝国主義者そのもの発言である。また、アメリカ議会における慰安婦決議の件に関しても、「事実誤認に基づく反日キャンペーンについて、日本政府がき然たる姿勢反論することは当然のことだ。」と述べている。

 特に大川周明テクスト佐藤解説から成る日米開戦真実大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く』(小学館、二〇〇六年四月)では、極めて露骨に、日本近現代史に関する自己歴史認識開陳する。以下、引用する。佐藤が自説として展開している部分である

 「日本人は(注・太平洋戦争)開戦時、少なくとも主観的には、中国アメリカイギリスによる植民地支配から解放したいと考えていた。しかし、後発資本主義である日本には、帝国主義時代の条件下で、欧米列強植民地になるか、植民地を獲得し、帝国主義国となって生き残るかの選択肢しかなかった。」(三頁)、「「大東亜共栄圏」は一種棲み分け理論である日本人はアジア諸民族との共存共栄真摯に追求した。強いて言えば、現在EUを先取りするような構想だった。」(四頁)、「あの戦争を避けるためにアメリカ日本妥協を繰り返せば、結局、日本アメリカ保護国、準植民地となる運命を免れなかったというのが実態ではないかと筆者は考える。」(六頁)、「日本武力によって、列強による中国の分裂が阻止されたというのは、日本人の眼からすれば確かに真実である。(中略)中国人の反植民活動家の眼には、日本列強とともに中国を分割する帝国主義国の一つと映ったのである。このボタンの掛け違いにイギリスアメリカはつけ込んだ。日本こそが中国植民地化と奴隷支配を目論む悪の帝国であるとの宣伝工作を行い、それが一部の中国政治家と知的エリートの心を捉えたのである。」(二八一頁)。また、蒋介石政権については、「米英の手先となった傀儡政権」(二五七頁)としている。他方、佐藤は、汪兆銘南京国民政府は「決して対日協力の傀儡政権ではなかった」(二四九頁)とする。

 右翼たる佐藤面目躍如たる文章である。ちなみに、こんな大東亜戦争肯定論の焼き直しの本を斎藤貴男は絶賛し、「大川こそあの時代知の巨人・であったとする形容にも、大川の主張そのものにも、違和感を抱くことができなかった」としている。

(2)対北朝鮮外交について

 佐藤は、「拉致問題解決」を日朝交渉大前提とし、イスラエルによるレバノン侵略戦争も「拉致問題解決」として支持している。「イスラエル領内で勤務しているイスラエル人が拉致されたことは、人権侵害であるとともにイスラエル国権侵害でもある。人権国権侵害された事案については、軍事行使も辞せずに対処するというイスラエル政府方針を筆者は基本的に正しいと考える」。さらに、現在北朝鮮ミュンヘン会談時のナチス・ドイツに準えた上で、「新帝国主義時代においても日本国家日本人が生き残っていける状況を作ることだ。帝国主義選択肢には戦争問題解決することも含まれる」としている。当然佐藤にとっては、北朝鮮の「拉致問題解決」においても、戦争視野に入っているということだ。『金曜日』での連載においても、オブラートに包んだ形ではあるが、「北朝鮮に対するカードとして、最後には戦争もありうべしということは明らかにしておいた方がいい」と述べている(10)。

 さらに、アメリカが主張してきた北朝鮮米ドル札偽造問題が、アメリカ自作自演だった可能性が高いという欧米メディア報道に対して、佐藤は「アメリカ政府として、『フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング』の記事に正面から反論することはできない。なぜなら、証拠を突きつける形で反論するとアメリカ情報源情報収集能力が明らかになり、北朝鮮を利してしまうからだ」(11)と、いかなる反証根拠も示さずに(反証必要性を封じた上で)、「北朝鮮情報操作」と主張しているが、この主張は、保守派原田武夫にすら否定されている(12)。佐藤現在右派メディアの中でも最も「右」に位置する論客の一人であると言えよう。

(3)朝鮮総連への政治弾圧について

 佐藤は、「在日団体への法適用拉致問題動く」として、「日本政府朝鮮総連経済活動に対し「現行法の厳格な適用」で圧力を加えたことに北朝鮮逆ギレして悲鳴をあげたのだ。「敵の嫌がることを進んでやる」のはインテリジェンス工作の定石だ。/政府が「現行法の厳格な適用」により北朝鮮ビジネス利益を得ている勢力牽制することが拉致問題解決のための環境を整える」と述べている(13)。同趣旨の主張は、別のところでも述べている(14)。「国益」の論理の下、在日朝鮮人の「人権」は考慮すらされてない。

 漆間巌警察庁長官(当時)は、今年の一月一八日の会見で、「北朝鮮が困る事件摘発拉致問題解決に近づける。そのような捜査に全力を挙げる」「北朝鮮日本交渉する気にさせるのが警察庁仕事。そのためには北朝鮮資金源について事件化し、実態を明らかにするのが有効だ」と発言しているが、佐藤発言はこの論理と全く同じであり、昨年末から激化を強めている総連系の機関民族学校などへの強制捜索に理論根拠提供したように思われる。佐藤自身も、「法の適正執行なんていうのはね、この概念ができるうえで私が貢献したという説があるんです。『別冊正論』や『SAPIO』あたりで、国策捜査はそういうことのために使うんだと書きましたからね。」と、その可能性を認めている(15)。

3.佐藤優による主張の使い分け

 排外主義者としての佐藤の主張は、挙げ出せばきりがない。前節で挙げたのも一例に過ぎない。では、佐藤は、こうした主張を『世界』『金曜日』でも行っているのだろうか。

 佐藤が仮に、「左」派の雑誌では「右」ととられる主張を、「右」派の雑誌では「左」ととられる主張をすることで、「硬直した左右の二項対立図式を打破」しているならば、私も佐藤をひとかどの人物と認めよう。だが、実際に行われていることは、「左」派メディアでは読者層の価値観に直接抵触しそうな部分をぼかした形で語り、「右」派メディアでは本音を語るという下らない処世術にすぎない。「左右の二項対立図式」の「打破」は、「左」の自壊によって成り立っているのだ。佐藤が『金曜日』と右派メディアで同一のテーマを扱った文章を読み比べれば、簡単にそのことはわかる。

 一例として、米国下院での「慰安婦」決議に関する佐藤の主張を読み比べてみよう。産経新聞グループサイト上での連載である地球を斬る〉では、「慰安婦問題をめぐるアメリカ報道を「滅茶苦茶」と非難し、「慰安婦問題に関する二〇〇七年三月一日の安倍発言についても「狭義の強制性はなかった」という認識なのだから正当だとして、あたかも「慰安婦」決議案自体不正確な事実に基づいたものであるかのような印象を与えようとしている(16)。ところが、『金曜日』では、こうした自分の主張は述べず、国権論者としての原則的立場から日本政府謝罪には反対だとしている(17)。なお、『金曜日』の同文章では「歴史認識を巡る外交問題 Permalink | 記事への反応(1) | 18:32

2024-01-23

沖縄県自治権要求すべき

しかし、大国から狙われやすくなるから、同時にスイスシンガポールのような徴兵制必要になる。

沖縄県民琉球民族として米国基地撤退のための外交交渉を行うには主権国家として、独立する必要がある。そのための第一歩として、自治政府設立必要

なお、その過程大国に狙われて、沖縄戦場になる可能性がある。

出生率比較すると本土人間が減っていくから人口だけでいくと拮抗、逆転して、国力と県力が同程度になる?かもしれない。

2023-12-29

anond:20231229150917

てか民意反映してるんだけどな

民意とは特定地方人間の思いをさすわけじゃなくて、国全体の人々の気持ち総体なんだから

そういう意味での民意において沖縄県民の考えなど無視すべき(無視しないと重みづけが歪になる)ほどに小さいということでしょ。

これ見ると民主とか立憲とかあの辺のやつらって政権担当政党が変わったらちゃぶ台返しできると思ってない?

2023-12-28

悪夢民主党

鳩山友紀夫由紀夫)Yukio Hatoyama@hatoyamayukio

沖縄県民意思に背き、辺野古軟弱地盤の広がる地域工事が始まることになる。地方自治原則に反し国が自治体事務代執行するのだ。米軍の中にも、辺野古ができても普天間飛行場は返さないという声があるのに。それにしても裁判所は易々諾々と国に従うだけで沖縄県民の声を聞く良心はないのか。

悪夢民主党ってこういうことなんだなってリアルタイムに見せつけていく姿は流石だなあと思います

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