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2025-11-01

「元自衛官だって外の社会に居場所がある」ってのは任期満了で辞めた一兵卒の話であって、軍曹まで昇進しておいて「辛い!辞める!」とか言い出すアホに居場所はないよ

工場ビルメン電気土方と渡り歩いてる間に講習会とかで数日話し合っただけなのも含めれば10人は元自衛官を見てきてる。

N=10しかないけど、傾向的に「元の階級が高い(≒自衛隊にいた年数が長い)ほど予後が悪い」と感じる。

年齢による適応力の低下もあるんだろうけど、ズレた価値観の中で過ごした時間が長すぎるとそこから抜け出せないように見える。

とはいえ半年で辞めるような人はやっぱ問題があると思う。

私が知っているのはN=1でしかないけど「先輩がシバいてるから俺も真似したら自分だけ怒られたので相談窓口にチクったら居づらくなった」みたいなことを平然と人前で言ってしまうような子で、どこでも長く続かないタイプなんだなと感じた。

3年任期や5年任期で満了して辞めた人(トヨタ短期工みたいなシステム)はちゃん社会に馴染めてた。

自衛隊の中の価値観に元々疑問があった人だったり、コスパ重視の価値観が今どきにあっていたり、手に職をつける意欲があったりと全体として1人の社会人として自立した考えを持っている。

からなくても勢いで「はい」と答えてしまう人が多い気がするけど、いきなり否定から入る人よりはまだ良いのかなと感じないでもない。

体力と理不尽耐性と命令服従意識が鍛えられている使いやすい下っ端として会社に入り、そこから周囲の顔色を伺って自分なりのスタイルを身に着けていくという生き方はどこでも通用すると言えばまあそのとおり。

一方で自主退職を行った軍曹以上の人達の馴染めなさはなかなか酷いものがある。

この人達にはおおむね似たような傾向がある自己評価の高さと実際に出力できている結果が噛み合っておらず自分待遇に不満を持ちやすいのだ。

たとえば自衛隊の中でどれだけ自分が偉くなったのかの自慢を仕事中に手を止めながら話だしたりするような所がある。

「俺は35で1曹になったんだよ。これ本当に凄いんだよ。同期にまだ3曹とかもいる中ででさ~~~」みたいなことをグダグダ言われても外の人間にはなんのこっちゃとしかならない。

「俺はこんなに頑張ったのに扱い悪くてさ。馬鹿馬鹿しくなって辞めてやったよ」が彼らの口癖だ。

正直、いろんな人達を見てきても、体力や根性はあるんだろうけど、それが仕事の結果に繋がってるかと言われると、要領の悪さで相殺されてる人ばかりに思える。

それとそこそこいるのが思想が強くてそれを表明してしまう人だ。

韓国人は本当にクズだ!殺したほうがいいぐらいだ!」

共産党投票するようなバカいるか日本おかしくなるんだよね。参政党の議席が伸びないのもソイツらのせいだよ」

安倍さん本当に立派だったのになあ。あのアホが殺してなかったらまた総理やってもらえたのかなあ。高市とかありえないよ。だってまず女でしょ?枕営業だろどうせ」

みたいなことを平気で言う。

本当に言う。

これが自衛隊の中では常識だったか自分おかしいと思ってないのか、そもそもそういう人間から自衛隊で居場所をなくしたのかは分からない。

自衛隊を辞めた人の多くに共通するのが「任期満了以外の場合は辞めた場合を濁す」ということだ。

刑務所から出てきた人が自分罪状をベラベラ話さずにはぐらかすかのように、自分がなぜ自衛隊を辞めたのかの決定的な部分は語らない。

「周りが無能だったから」といった愚痴はするが、それに対して「だから辞めたんですか?」のような返しが来ると「う、うん、ま、まあ」みたいに口ごもってしまう。

自衛隊歴が長い人ほど社会との相性が悪くなっていく。

実際には「自分がやりたい仕事を見つけるのに時間をかけすぎるような鈍臭いやつはどこに行っても駄目」というのが隠れているだけなのかも知れないが、似たような境遇の元IT企業戦士だったりニートだったりする人と比べて「この人やってけるのかな?」と不安になる部分が強い。

自衛隊かに居たのを刑務所にいたようなだと喩える人がいるが、アレを語る気持ちは「ショーシャンクの空に」のような話なんだと思う。

劇中に登場する長期服役囚が外の社会に出て「何もかもが変わってしまった。俺はここではやっていけない」と絶望するシーンのことなんだろう。

自衛隊出身者の中で長く軍曹尉官をやってしまった人達が次の職場に馴染もうと必死にもがいている姿を見ると、そういった気持ちになるようなズレは確かにあるんだろうなと。

まあ、皆が商売してる時に生産度外視でとにかく走り回ってりゃ良かった人間なんだからそりゃズレるわなと思う。

スポーツ選手だって生き残るためにスポンサー契約とかで頭を捻る中で、自衛隊人間はなんでも支給される世界の中で暮らしてきたんだから

まあ、軍人になるってのはそういうことなんだろうな。

合法的他人と殺し合うような立場に身を置く」という川を渡った向こうは別の世界なんだ。

2025-10-02

誘われてない送別会に首突っ込んでしまって死んだ

令和7年ではなく昭和100年を未だ彷徨茶色イメージの小さな会社に勤めている。

まだ元号昭和のため、定年まで勤め上げた企業戦士には事務員が各社員から寄せ書きを集めて送別会で渡すと言う風習がある。

増田(アラサー女)は部署内の定年退職おっちゃんのために寄せ書きを集める準備に取り掛かっていた。部署内の事務員企業戦士の寄せ書きを集める風習があるためだ。いつも送別会の〆に渡すので、退職日でははくて送別会の前日までには完成させておかなくてはならない。

送別会いつかな〜とぼんやり考えていたら、去り行くおっちゃんと送別会の日どうしましょ?と日程相談をしていた先輩(ミドサー女、めちゃくちゃ可愛い増田ときにも優しくしてくれる女神なのだがコレが今回の不幸を生んだ)を発見した。

さっそくいそいそと送別会いつになりました〜?と軽く聞きに行った...のだが...


先輩がおっちゃんに日程の相談していたのは全社でおっちゃんを見送る送別会ではなくて、仲良しだけで見送る別の送別会の話だった。やべえ、どうしよう。

先輩は「そうなんだよ〜!みんなで改めて集まっておっちゃんさんとお話出来たらって思って〜!もちろん増田ちゃんも誘うつもりだったに決まってるじゃん!来て欲しいなっ😊」と言ってくれたが、増田は筋金入りの陰キャのためその仲良し送別会増田メンバーとして登録されていないことははなから分かっていた。

だって実際、「他どなたが来るんですか?」て聞いたら社内の人はもちろん、社外の人の名前もスラスラスラ〜!!!!!!先輩!!!、ほら!!!!もうメンバー決まってんじゃん!!!社外の人すら参加決まってるのに社内の増田スルーなのはもう絶対元々メンバーじゃないじゃん絶対!!!

だのに!!!!だのに増田が寄せ書き〜、なんて呑気に聞いてしまったばかりに先輩もあせあせと増田を優しくその会に誘おうとしてくれている!!!せっかくの!!!仲良しだけで楽しむ予定だった送別会!!!

絶対!!!絶対!!!絶対に行きたくねええええええ!!!!!申し訳なさと肩身の狭さで死ぬわもう死んだ1回?3回くらい死んだ今

増田そもそもメンバーじゃないという若干の惨めさを取り繕うため、というかその事実を覆い隠すためにノーミソがよく動かずあっありがとうございます!楽しみにしてます!とか言っちゃったけどこっちも向こうも地獄じゃんね

こっち死ぬほど肩身狭いし向こうの仲良しチームのみんなもなんでコイツいんの?呼んだの誰?てなるじゃん誰も幸せじゃ無いどうしてただ寄せ書きの完成期限聞きに行っただけなのにどうして.....もう本当にごめんなさい、ごめんなさい.....

無事に断れたらまた書きに来ます(仕事しろ)

2025-09-28

anond:20250927214918

昭和のころは、ロールモデルがあったんだよね

二十代で結婚、三十代までに住宅ローンを組む、あとはローンと子供を背負い、会社の犬になって返済のために働く。

会社提携ローンがケツを蹴りまくってるから企業戦士レールにさえ乗れば、仕事以外のことなんて考えなくていい。

 

仕事適当にやって趣味に熱中」の時点で、そこでもう、レールに乗れてないんだよな

2025-09-13

専業主婦モデル否定貧困女子の出現

日本社会における「専業主婦モデル」は、戦後から高度経済成長期にかけて、女性一定の安定と保障を与える制度的枠組みとして機能していた。男性企業戦士として外で働き、女性は家庭と子育てを担う。この分業は男女の役割固定化する側面を持ち、ジェンダー平等観点から批判対象となった。しかし同時に、それは多くの女性にとって経済的庇護を受け、生活を安定させる「保険」としての意味を持っていた。

1970年代以降、「女性も自立して働くべきだ」という思想社会に浸透する。専業主婦は「依存的」「社会的に価値を生み出さな存在」とみなされ、否定的イメージを帯びるようになった。この価値観の転換は一見すると女性解放意味したが、現実には「労働市場での競争適応できない女性」にとって新たなリスクを生み出した。

労働市場には、非正規雇用低賃金といった不安定仕事しか得られない層が存在する。かつてなら専業主婦モデルによって「夫の庇護」による安定を享受できた女性たちが、現在では「自立」という名のもとに低賃金労働へと追いやられ、経済的に困窮するケースが増えている。とりわけ、未婚女性シングルマザーは顕著である彼女たちは「自立的に生きること」を社会から求められながらも、実際には十分な賃金社会保障も得られず、「貧困女子」として統計上のカテゴリーに現れるに至った。

ここで重要なのは専業主婦モデル否定が「思想的には前進」であったにもかかわらず、社会制度がそれを支える形に変化しなかった点である男女平等理念拡散したにもかかわらず、保育や教育公的支援は十分に整備されず、労働市場の男女格差も解消されないまま残存した。そのため「女性は自立せよ」という規範が、むしろ経済的弱者に過大な負担を課す結果となった。

総じて言えば、専業主婦モデルは「依存構造であると同時に「安定の装置」でもあった。それを一方的否定し、自立だけを理想化した思想の浸透こそが、現代の「貧困女子問題の温床となっている。ここには、自由平等理念社会セーフティネット乖離したときに生じる、典型的な逆説を見ることができるだろう。

2025-05-10

卵子冷凍四半世紀』

彼女初潮を迎える前に、卵子はすでに冷凍されていた。言っておくが、これはその手の陰謀論人権派弁護士が好んで噛みつくような話ではない。いや、もっとずっと先の、制度倫理技術ビジネスが見事に結託した、光り輝く未来の話なのだ

彼女は七歳だった。乳歯がまだ二本、ぐらぐらしていた時期だ。自治体生殖工学企業提携した「未来母体プログラム」のモデルケースに選ばれ、彼女の卵巣からは未成熟の原始卵胞が摘出され、培養成熟処理されたのち、液体窒素に沈められた。あのとき医師彼女に語りかけたという。「おめでとう、これで人生設計自由が一つ増えたね」と。

それから十数年。彼女は25歳、性格は粗いが有能な企業戦士になっていた。上司パワハラにも同期のメンタル崩壊にも目もくれず、彼女成果主義荒野を突き進む。生理はもう五年以上止めてある。ホルモン制御薬の進化で、排卵情緒もきれいさっぱりオフにできる。急な海外出張? 喜んで。月経痛もPMSも、妊娠リスクも、何もないからだ。

恋人はいない。いや、必要なかった。なぜなら彼女には、15歳のとき大学の後輩で色狂いだった男の精子が、すでに確保されていたかである

男は淫乱だった。性に飢えていた。卒業後には梅毒だのクラミジアだの、保健所データベースを賑わせるような生活突入していったが、高校二年のとき、彼もまた、将来の自由のために自らの新鮮な精子を凍結していた。そう、性病蹂躙されようが、冷凍庫の中の彼は純粋無垢精子のままだったのだ。けけけけけけけけけけけけけけけけ。

そしてある朝、彼女は言った。「使うわ、今日。」

それはコーヒーを淹れるようなテンションだった。彼女タブレットで「精子バンクNo.4869(当時17歳感染)」を選び、「卵子ファイル#A-07(7歳時摘出分)」を指定し、マッチング後はAI培養技師確認を経て、都内の出生ファクトリーへ送信。人工子宮ユニット#11での培養が始まった。

出産予定日は230日後。だが彼女にとって、出産とはイベントではなかった。人生計画における「フェーズB-2」にすぎない。赤ん坊は高機能チャイルドケアシステムに預けられ、乳児からビジネス・ブレークスルー大学付属保育アカデミー英才教育を受ける。母親産後休暇も育休も取らずに出社。労働繁殖がついに完全に分離された瞬間であった。

自分身体で産むなんて、原始的すぎて無理だわ」と彼女は言った。誰も反論しない。もはやそれは自由意思ではなく、デフォルトなのだ

かつて「結婚とは家族を築くための契約」だった。しかしいまや、家族とはプロジェクト一種である。繰り返し可能で、アップデート可能子どもを持ちたくなければ持たない選択肢も、持っても育てない選択肢も、持った子を一時中断して再開する選択肢さえも、全てが「選べる」のである

男は後に言った。「俺の精子、使われたって知って、ちょっとしかったよ」

それを聞いて彼女は目を細めた。「ああ、あなたね。ありがと。でも別に会う気はないわ」

子どもはすくすく育ち、画面の向こうでにこにこと笑っていた。母子関係デジタルクラウド上で管理され、週に一度AI感情フィードバックを送り続けてくれる。

彼女は次の海外出張の予定を確認し、タブレットを閉じた。

すでに次の「フェーズC-1」が始まろうとしていた。

入院中にチャチャッとGPTに作ってもらいました。

2025-03-09

anond:20250309013523

昭和企業戦士だって辞めたらただの人だぞ

当時から珍しくなかったよ

私生活を捨ててフルコミット会社に尽くして、退職後は生き甲斐も何も無い抜け殻になってる老人

2025-02-09

もりあがらないもりあがらない 

もりあがらないワイ

もう走れない

もう怒りに燃える闘志もない

巨大な敵も討てない

正義の怒りはぶつけられる 

企業戦士 ワイ

2024-11-11

anond:20241111093614

日本労働文化には「100倍成果上げたら給料100倍にする」ってのがなくて、どんなに成果上げても年齢や役職頭打ち欧米的な意味でのがむしゃらに働くってのがないんだよ。

高度成長期バブル期企業戦士って言葉ができるほどに日本人が働いてたのは、周囲全部がそう言う労働文化同調圧力があっただけなんだ。その頃のイメージ日本人は勤勉でよく働くみたいな自己認識が続いているけれど、労働文化的には、むしろ、できる限りサボって最低限の成果しかあげず、しか労働文化のお陰で給料もがらず年齢相応のものをいただくってのが日本における労働ハックなんだよ。

2024-10-02

anond:20240929091526

それです。ほんとは専門職派遣こそ筋なんですよね。『企業戦士ヤマザキ』ってマンガあったなあ。

2024-07-22

わい病人

障害者雇用狙いで就活中ではあるが、体弱すぎて週三半日施設通所すらヒーヒー言いながら通ってる

からワーカホリックで延々働いてる健常者見るとほぼスーパーマンに見える

そんな企業戦士とかじゃなくても、フルタイムで働けてるだけで体力すげぇなぁってなる

こんなわいでも昔は毎日学校行けてたんだけどなあ

病気にならなったらもっと働けてたのかな

まったく病気ってやーね

2023-12-07

鬼太郎映画感想

見たので感想を書く。

まあまあ面白かった。

けど売れなそう。地味で暗くてエンタメ性がそんなに高くないし、アニメーションとしての凄さ、新しさは特になかったから。

 

で、まあ本来はこれ以上書くことないんだけど、

奇しくも昭和生まれの特大IPゴジラと、同じく昭和生まれ長寿IP鬼太郎がほぼ同時期にどちらもプリクエル的な作品を公開したということで、せっかくなので比較して語りたいと思う。

 

映画としてのエンタメ性や、興行収入話題性邦画史におけるインパクトなどはゴジラー1.0の圧勝だった。これは両作品を見た人ならだれも異論はないと思う。

でも、本当の「昭和」を描けていたのは鬼太郎だったと主張したい。

ゴジラ1947年の話なのに対して、鬼太郎1956年の話と10年程の開きはあるんだけど、まあそこは置いといて。)

ゴジラの戦中戦後描写登場人物の行動原理ってほぼパラレルワールド昭和だったと思うんだよね。

色んな人が散々指摘してると思うので細かくは書かないけど。

あん昭和昭和じゃない。

一方で、鬼太郎昭和はよく知ってる昭和だった。あのタバコまみれの空間明日を信じて疑わぬ企業戦士たち、犬神家のような農村、狡賢い狸おやじたちに支配された社会

先にゴジラを見ていたからこそ、あーこれが本当の昭和だよね、となった。

鬼太郎ちゃんとこれまでの「昭和」(それは実際のリアル昭和だけでなく映画小説で描かれてきたフィクション昭和を含むものだけど)のイメージ踏襲して紡がれたストーリーであり演出だった。

 

ゴジラ商業的に成功するだろうし、世界でも戦える評価を得られると思う。鬼太郎はたぶんそんな売れない。

けど話の出来のよさでいえば戦後昭和という時代真摯に向き合ってたこっちじゃないかと思った。

2023-08-31

バーター

少子高齢化社会保障ヤバい訳だけど、なら少子化解決のために同年代で同レベルの女と結婚するか?

ジェンダーロールを果たすために自分を捨てて昭和企業戦士と呼ばれたような男になれるか?

と聞かれると正直無理。

税率の高さは自由とのバーターだと思って諦めております

Xだと盛んに少子高齢化解決のために現役世代もっと金使えって論調が強いけどさ。

それで手にするのは上記した二つ。

たとえ古来の見合い制度とか復活しても来るのは自分と同レベルだもんな。

俺の女版とか恐ろしいぜ。

怖いものみたさでちょっと見てみたい気もするけど。

2023-07-02

育児父親クソリプが辛い

先日娘が生まれた。

私と妻共に初産で、互いの両親から離れた地方都市で、新生児の娘と3人で暮らしている。

強い違和感を覚えたのは、娘の出生後に私の両親が訪れた際のこと。

ミルク育児を選んだ妻に対して、「母乳でなければ健康子供が育たない」「愛情が育まれない」などと平気で悪態をつく。私が居ればその場でフォローするなり嗜めるなりのことは簡単なのだが、私が赤子の世話で外している時に限って言ってくるのでタチが悪い。

母親ミルク育児理解はあり、妻の味方になってくれようとはするが、その場で強く父親否定できない様子だったそうだ。

その時点では妻もそんなに気にしていない様子だったが、問題は続く。

幸いにも無事に娘が生まれたことは、互いの両親や親戚に祝福され、様々なお祝いもいただいた。妻の両親にとっては初孫ということもあり、日頃の感謝を伝える意味でも「みてね」という写真共有アプリで、互いの両親に日頃の娘の成長を共有している。結論から言うと、これが良くなかった。

動画写真を共有を開始してまもなく、私の父から母親笑顔がないので赤ちゃん不安になります」「ミルクは太りやすいです」などのクソリプが、連日私や妻の投稿した写真動画に紐づいたコメント投稿されるようになってしまった。コメントは妻の両親も見られる仕様になっており、私が「娘は妻のことが大好きなので何も問題ないです」「余計なお世話😎」と応戦するも、まるで意に介さない。さすがの妻も気にせずにはいられない様子で、次第に娘の状況を報告することが少なくなっていった。

私の父親典型的SNSをさせてはいけない部類の人間で、ネットリテラシーはおろか、普段コミュニケーションでも相手の状況や価値観などを想像することもなく、思いついたことをその場で発言してしまう。無論本人には悪気はなかろうが、故にタチが悪い。離れて暮らすには支障は無いが、親戚や、特に奥さんの両親や親族のいる場所に出してしまってはいけない人。

増田諸兄も同様の経験はないだろうか。Twitter晒しあげられるクソリプ見て、一体どんなやつが投稿しているのやらと笑っていたら自分の親だったという絶望感を味わったという話だ。

以上で話はいったん一区切り。この状況について、今すぐにどうこうする気はないし、対処療法的な策は少し考えれば思いつく。その気になれば父親アカをBANすることも容易い。いったんはそれで解消する程度のいざこざである

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一言で言えば、私は父親との関係ミスっている。振り返れば関係構築の機会が十分に与えられることがなかったのかもしれない。

父は高度経済成長期の只中に生まれ首都圏大学卒業後にメーカー営業一筋40年間。定年まで勤め上げ、高校卒業後に専業主婦となった母親と共に3人の子供を育てた。何せ企業戦士という言葉ポジティブに使われていた世代よろしく、私が小学校入学して以降は単身赴任で全国を転々とし、思い返せば思春期以降にまともに話をした覚えがない。そして、私が高校卒業後に家出同然で地方移住してしまって以降、その機会は完全に奪われてしまった。

様子がおかしいこと自覚したのは、父の定年後に久々に実家に帰ったときのこと。父は大概リビングで無言でスマホをいじっている。何をしているのかと思えばyoutube右翼コンテンツの類をヘビーリピートしているのだった。ちょうど『ネット右翼になった父』というwebメディア記事がバズった頃。当時の私にとってはそのことがひどく憂鬱で、同世代の友人にそのことを共有したりしてとりあえず笑うことにしたのだが、父とは特にコミュニケーションすることはなかった。

家族経済的に成立させるという点において、父は立派な人間だった。子供の頃はよく遊んでもらったし、海外旅行外食はほぼ無かったが、進学費用をはじめ経済的に苦しかった記憶は無いし、不倫DVなど、いわゆる毒親と呼ばれる要素は皆無だったので、総合すれば素晴らしい父親に恵まれたと今でも思う。一方でコミュニケーションに難があり、また、個人思想ライフスタイル多様性尊重される時代において、価値観アップデートする機会に恵まれなかった結果として、前述のような問題として表面化してしてしまったと感じている。

勝手にアプデ済ませとけと思う一方で、父にとって最も身近な若者である私と兄妹が、その役目を果たすことができなかったことに責任の一端を感じないでもない。父同様に、これまで私も父との会話をサボってきたのは事実なのだから

こうした問題世代間における価値観ギャップと切り捨て、ともすれば縁を切れと脊髄反射発言する輩がいるが、私はそれをサボりたく無いのだ。現実的には、両親のサポート必要な場面は今後も生じるだろうし、観念的には、そうした家族の面倒ごとは大袈裟に言えば私のアイデンティティのものに関わってくる問題だと思う。こういう事象をサボった結果として、自分が将来娘と絶縁する世界線もないとは言えない。無論、努力した結果絶縁されるのは仕方ないとして、それをせずに絶縁するのは違くない?と。

少し極端な物言いになってしまったが、要するにアプデに失敗した老人の暴走という問題として片付けたくはなくて、家族コミュニケーション不全を見直す良いきっかけにしたいと思っている。昭和の終わり〜平成の初めにかけて生まれ人間にとって、同様の問題を抱えている人は多いと思う。死ぬほどだるいしムカつくけど、一緒に頑張っていきましょう。

最後に妻よ、私と父親サボりによって被害を被ってしまって本当に申し訳ない。時間はかかるし、今後も問題は起こるかもしれないけど、少なくとも今よりは改善できるよう努力します。

娘よ、私の至らぬところで君の祖父という人間について、希薄情報しか残すことはできないかもしれないけれど、父ちゃん頑張るので許してくれ。

2023-05-03

FF14自分の鬱に効いた話

先に言っておくと、FF14ネガキャンではない。あと個人差も当然あると思う。

職場起因でいろいろあって鬱発症、復帰したと思ったら1年経たずに再発し休職

医師曰く、季節性かもしれないとのことで、そうなると体質上治りが悪いらしく。いろいろつらい。

飯以外の娯楽を全部受け付けなくなった結果、UberEatsばかり頼んでしまい、結果体重が15kg増えた。靴下はくのが大変になるとは思わず。これもつらい。

もうボロ雑巾ゴミかなにかになっていたが、人間単純にできているらしく、休んで時間が経ってくると気分は良くならないくせに暇を感じるようになった。

が、体力はガタ落ちで、食費もバカみたいにかかって金も無く、

ぼうっとYoutubeTwitter更新して眺める以外なにもする気が起きず、スワイプして画面が更新される度に、

なんだかよく分からないがなんか違うんだよなぁ、と再度スワイプする日々。受動の局地にいた気がする。

1ヶ月もそんなことをやっていると、さすがにそれにすら飽きが来てしまい、ゲームでも遊ぶかと思い立ち、

拡張を全部買ったくせに、ずっと放置してしまっていたFF14を起動した。これが本当によかった。

シンプルに膨大なコンテンツ量があり、かつそれらがちょっとずつ他のプレイヤーと繋がっているのが非常に心地よかった。

かと言って、強制的に人と一緒になる必要が無いのもありがたかった。

MMOの癖にNPCと一緒にダンジョン攻略ができる仕様は、昔遊んでいた頃は何がしたいんだと思っていたが、今は本当に感謝している。

別に倒れても暴言は飛んでこないのだが)ひりついた緊張感を楽しみながら攻略することも、しないこともできる。その選択肢があるだけで凄く気楽に遊ぶことができた。

ちょっと横道に逸れるだけで無限時間を使うことができるのも、普段だったら恐れるところなのだろうが、休職中で暇を持て余している身には都合が良かった。

1日に10時間近くプレイしていれば、世間的にはネトゲ廃人だなんだと言われるかもしれない。

だが、別に仕事していた頃もパソコンの前で虚無を生産していたので、そう大差ないように感じている。

医者もそれを察したのか分からないが、あん大分良くなっているか仕事復帰しても良いのでは、と言われたのが昨日のこと。

まだメインクエストが終わっておらず、一人前の光の戦士にはなっていないのだが、その前に企業戦士になるらしい。

どうやらあと60時間ぐらいで最新のストーリーに追いつけるらしいので仕事しながらもちまちま続けたいと思う。

これで終わりで、別にオチは無いのだが。

関わってくれたプレイヤー開発者の皆様に感謝を。みなさんのおかげで社会復帰できそうです。

2023-04-05

anond:20230405083415

いわゆるバブルの頃までは、経済全体がおおむね右肩上がりだったので、労働環境が多少悪くてたって、給与もそれなり以上に上がってたように見えたな。

 

低賃金社員を擦り切れるまで使い潰す」っていうケチくさい会社あんまり認知されてなかったと思う。認知度が低かったから名付けもなかった。

 

認知されてたら絶対ホイチョイプロダクションネタにしてたろう。

 

仕事はきついが給料は良いんだからしょうがない」って人が多く、今のような怨嗟の声はそんなに聞こえてこなかった。(そもそもネットがなかった頃なのでそういう声が伝わる術もない)

 

からブラック企業的な企業風土形成されたのは、バブル崩壊以降の九十年代以後、経済企業の成長が約束されなくなった頃かねえ。

そのころのマンガ、『企業戦士YAMAZAKI』(富沢順)なんか読むと、当時の労働環境雰囲気は分かるかもしれない。

ブラック企業って昔はどう呼ばれてたの

・過重労働

残業代が出ない

ハラスメント多め

みたいな会社に対して10年前ぐらいから「ブラック企業」って一括りにされてるけど、昔はなんて呼ばれてたのか気になる。

"ブラック"な概念自体はあったと思うんだ。想像だけれど。

たとえば働き過ぎな人に「企業戦士」や「モーレツ社員」てのはあったらしい。

宗教みたいとか軍隊みたいとか言われてたのかなあ。

24時間戦えますか」の時代もっと前か?

俺はバブル崩壊も知らない若年増田からよく知らない。親も企業勤めではなかったし。

だれか詳しい人がいたら教えてください。

2023-02-02

anond:20230202231253

通勤中や勤務中に催さないように体が適応したんだな

お前こそが企業戦士

2023-01-06

anond:20230106005721

netanetia 素直に待遇の良くない普通会社に行け。普通会社で褒めてもらえ。親のために、実家とは距離を置け。

うわぁ…絶対昭和生まれだ…

ピアノを狭い部屋に押し込めた団地家族のために多摩から時間通勤して社内でも電車でもタバコぷかぷか。長時間労働会社にほぼ無償奉仕家事子育ては嫁に押し付け。そんで「俺たちゃ企業戦士待遇だなんだ甘ったれるな!」ってか?

元増田は好きに生きるといいよ。不満のある待遇パンのために身をすり減らす必要ない。この世に生まれたのは増田親の選択だ。子供のことで苦労するのは快楽の業だ。

2023-01-03

フェミニスト自分たちのことを棚に上げて感がすごすぎて辟易する

NHKフェミニズムについての100分で名著をちらっと見たんだが、男たちはホモソーシャル組織を作り、男から称賛されることを望んで生きているみたいな話で男を揶揄していて辟易した。

あの人たちはきっと、企業戦士として生き、戦場に立つなら女を捨てろみたいなことをやっていた男は知っている。

でも、あの人たちは家に入り、家事育児をしている数多くの今時の男性たちを知らない。

時間昭和で止まっていて、多くの男性が家のことをやるのが普通になってきている平成・令和の男性像を知らない。

そして、その数多くの男性たちがかつて女性たちが企業でされたような不当な扱いを家事育児でされていることを知らない。

件の番組はいかに男たちが自分たちコミュニティを作り、女を支配して来たかを熱く語っていたが、それ、分野を変えれば女たちもそうだから

父親乳幼児向けのイベント子供を連れていくと、完全にお客さんって感じ。二級市民感がものすごい。

男たちが、「おぬし、できるな」で喜ぶなら、女たちは「あなたも大変ね」に無上の喜びを感じるのではないだろうか。

異性に「愛している」と言われるより、同性に認めてもらえるほうがずっと喜びが大きいのは何も男性に限った話ではないから女たちだけで延々不幸自慢するのではないだろうか。

その辺をさっくり忘れて、男たちを小ばかにしたような話が延々と続くのを見て、フェミニストはすでに時代遅れで、公共電場を使って流す意味もないと感じた。

2022-09-17

anond:20220917073936

でもブームが去ったらみんなあんなのあっさり捨てて企業戦士なっちゃったわけじゃん

「その時代トレンドがそんな感じだった」というだけで、本質的にはFGOウマ娘やってるのと大して変わらないと思う

2022-08-24

メタバースって大変だよな

ニュースで「〇〇がメタバース作りました!」って話題で出てくるやつ、みーーーーーんなクソグラじゃん?

こないだのMetaのアレもそう。

日頃からPCゲームやりまくってるオタクの我々からしてみれば、

「デュフwwザッカーバーグ殿wwwwこれはひょっとしてPS1のゲームですかな?wwwwwコポォwwwww」とか思っちゃうのよ。

でも、世界企業戦士達の中にはメモリ4GB!Celeron!みたいなモンスターマシンでの仕事強要されてる人も少なくないらしいじゃないッスか。

こんなゴミでも最低限動くもんを作らなきゃ儲からんのだから大変だよなぁ。

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