はてなキーワード: マメ科とは
豆とナッツの違いは、主に**植物学的分類**と**栄養・用途**の点にあります:
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### ■ 植物学的な違い
→ 一般的に「硬い殻に包まれた種子」を指す。植物学的には必ずしも一つの分類ではないが、多くは木になる。
→ 例:アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカダミアナッツなど。
※ちなみに、ピーナッツはナッツっぽいけど、実はマメ科なので「豆」です。
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### ■ 栄養や使い方の違い
→ タンパク質と炭水化物が豊富。煮たり発酵させたりして使われる。
→ 脂質が豊富でエネルギーが高い。ローストしてそのまま食べるか、スイーツなどに使われる。
→ 例:ナッツバー、バター(ピーナッツバターなど)、お菓子のトッピング。
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暇だったのでChatGPTに植物の科でドラフト指名してもらった。
イネ、小麦、とうもろこしといった主食で高栄養な上、燃料、木材、紙など利用価値の高い材料として使える
大豆、えんどう豆などタンパク質も脂質も確保できるうえ、味噌や醤油などの調味料の原料や飼料としても有用。1位指名のイネ科と合わせて三大栄養素をカバーできる。
トマト、ジャガイモ、ピーマンなどビタミンやミネラルが豊富な上に美味しい。イネ科に向かない土地でもジャガイモは育ったりするので保険にもなる。唐辛子もあるので辛い味も楽しめる。
りんご、梨、さくらんぼ、桃、イチゴなど果物でビタミンや食物繊維を補強。甘い味への欲求やアーモンドのようなおやつもあり、花も心を癒す。
バジル、ミント、タイム、オレガノ、シソなど各種ハーブや香辛料が該当。4位までで概ね主要な栄養が確保できているけれど、シソ科を加えることでさらに味のバリエーションが増す。薬としても使える
非常にロジカルでバランスの取れた指名をしている。特に栄養について王道通り三大栄養素から固めてビタミン、ミネラル、食物繊維を加え、デザートや味のバリエーションまで気を配った素晴らしいチームづくりしてる。
ナスを油で炒めて塩とほんの少しの味の素で食べるとほんのりとじゃがいもの味がするって俺しか分からないかも知れんけど、ジャガイモはナス科ってすごく納得するんよね。
で三大栄養素固められてて、栄養的にはほぼ水植物だらけのウリ科が最弱、辛うじてジャガイモ持ってるナス科がプービー。
ただ、トマトとじゃがいも持ってるナス科と玉ねぎや香味野菜持ってるヒガンバナ科(ユリ科)も捨てがたい。果物に近いの持ってるウリ科も夏は無双だし。悩ましい。
野菜にはナス科やアブラナ科などの科目がありますが、一つだけ選ぶとしたらどれが最強か考えてみました。
(最強というのは戦いに強いという意味ではなく、食べるとしたらどれが一番か、という意味です!)
まずはトマト。そしてピーマン。パプリカもあります。彩りがいいし、栄養もありますね。
そしてじゃがいももナス科です。炭水化物もカバーして、ナス科は強いと思います。
ウリ科は、きゅうり、ズッキーニがあります。そしてかぼちゃ。甘くて美味しいですね。
そしてこれを野菜に入れていいのか分かりませんが、スイカとメロンもウリ科です。
アブラナ科は葉野菜が多いです。キャベツ、白菜、小松菜、チンゲンサイなど。
あと、大根もアブラナ科です。幅広い守備範囲で、アブラナ科も強そうです。
イネ科は、その名の通り、稲があります。炭水化物としては最強ですが、少し寂しい気もします。
お酒はお米から作れるし、アルコール好きな人はイネ科を選ぶでしょう。
ただおつまみが弱いです。とうもろこしもイネ科なので、焼きもろこしやポップコーンをつまみにしましょう。
えだまめは、熟して茶色くなると大豆として収穫できます。これが強い!
大豆は豆腐、豆乳、しょうゆ、味噌、また大豆ミートとしても利用されています。
調味料を生み出せるのは強いです。和食が好きな人はマメ科を選ぶのではないでしょうか。
香りが強い野菜が多く魅力的ですが、どちらかというと他を引き立たせるタイプの野菜が多そうです。
ここまで主な野菜の科目を見てきましたが、みなさんはどの科が最強だと思いますか?
私はマメ科が好きです。豆腐の味噌汁が好きなので、個人的にはマメ科(というか大豆)が最強だと思いました。
レンゲの有用性
レンゲはセイヨウミツバチの良い蜜源となるため、多くのはちみつがレンゲの蜜から作られています。また、マメ科植物であるため、前回の記事で詳しくお話した窒素固定を行うことができます。そのため、水田の肥料(緑肥)として利用することができ、水田の休閑期に見られる一面のレンゲ畑は緑肥のために栽培されていることが多いです。
レンゲによる緑肥の利点
レンゲ畑
レンゲ畑
レンゲを稲を植えていない時期に植え、成長させて窒素をたくさん取り込ませたところで、植物体ごと土の中にすき込みます。これにより、化学肥料を与えずに窒素分を田んぼに供給することができます。化学肥料は手軽に安く利用できる反面、問題点もあります。耕作地に撒かれた化学肥料の50%くらいが利用されずに土壌から流れ出し、川や海の富栄養化に影響すると言われています。また、化学肥料だけを土壌に与えていると土壌に住む微生物やミミズを代表とする土壌動物の餌が不足し、生息しにくい環境になります。そういった生物が居なくなると、土が硬くなり、植物も生育しにくい土壌になると考えられています。有機物を土壌に与えることは、土壌が劣化してしまうのを防ぐのに欠かせません。レンゲによる有機肥料を用いた農法は化学肥料を使用するよりも知識や技術が必要になりますが、持続的な田んぼの利用や周囲の環境への影響を考えると、良い手法であると考えられます。
レンゲ畑の減少
レンゲの栽培は、1960年代以降に急激に減少しました。その原因は、稲の苗を植える時期が早まり、レンゲの栽培時期と重なるようになったことや、化学肥料を容易に使えるようになったこと、農家が家畜を飼わなくなり、その飼料としてレンゲを栽培することがなくなったことが挙げられます。また、アルファルファタコゾウムシ Hypera postica というレンゲの害虫が1982年に海外から侵入し、九州から西日本に広がり、開花前のレンゲが全滅するという被害がおこりました。
アルファルファタコゾウムシ Photo by AfroBrazilian, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
これに対し、日本では、生物的防除として1988年からタコゾウチビアメバチというアルファルファタコゾウムシの天敵がアメリカ合衆国から導入され、2006年までに福岡、熊本、大分、山口、岡山、兵庫、岐阜で定着したことが確認されました。それらの地域では、アルファルファタコゾウムシのレンゲへの被害が減少してきたことが報告されています。しかし、生物的防除は、外来種を積極的に導入する方法であり、在来種にどのような影響が起きるのか想定することが難しく、非常に危険な手法です。生物学的防除として沖縄に導入されたマングースは、結局目的の生物が駆除できず、むしろ在来種に多大な影響を与え、しかも、一度広がったマングースを駆除するのも困難な状態になっています (沖縄のマングースについて1, 沖縄のマングースについて2)。幸い、今のところは在来種への影響は明らかになっておらず、レンゲへの被害は減少しているようです。
近年は、2015年から施行された「農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律」で、緑肥を行う農家への国からの支援も行われるようになって来ました。レンゲ畑、復活の兆しが見えてきたのかもしれません。
元増田です。
窒素は空気から合成するのにエネルギーを使います。全世界の消費エネルギーの1.2%だそうです。
https://www.asahi.com/articles/ASM594WBSM59ULBJ007.html
火山灰土ではリンが反応して植物に吸われなくなるという現象があり、日本ではリンはとても大切な資源ですが、
残念ながら日本には資源がありません。100%輸入だったと思います。
一部では肥料工場も止まり、値上がりで済むのか、来年分が手に入るのかという状態です。
何にしても有限な資源であることは変わらず、リン枯渇という問題は随分前からあります。
過去にはグアノというコウモリの糞がリンの主原料でしたが、取り過ぎて枯渇して国家滅亡寸前までいった島があります。
有機の技術を使うと、例えば窒素はマメ科を栽培して共生菌である根粒菌に空気中の窒素を肥料に変えさせるという方法があります。
稲作の前にマメ科であるレンゲを育ててすき込んで肥料にするという方法は昔からあります。
リンは既に過剰投与と言われているので、共生菌などを利用して固定化されたリンを吸い出すなどができると思います。
近くで手に入るものは何より手軽で安い。カーボンフットプリントという観点では肥料成分が薄く量が多くなっても間違いなくエコです。
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夢野久作「少女地獄」よりスネキウッド(蛇木杖)という語で出てきた。
この間、カリンにはバラ科とマメ科の二種類があってややこしいと書いたのだが、こちらにも似た事情があるようだ。
一つは、クワ科。材が堅くステッキ材として珍重されるそうだから、「少女地獄」に出てくるのは恐らくこちらだろう。南アメリカ原産で、蛇のような斑紋がある。
もう一つはキョウチクトウ科の常緑低木で、インド蛇木とも呼ばれる。インド・マレーなどの熱帯に分布する。名は根の形状からだが、一説に毒蛇による咬傷の治療に用いられたところからとも。
と、ここでおしまいにしようと思ったら、wikipeidaのsnakewoodの記事に、9種もの植物の別名として知られていると出ていて、思わず吹いた。
東南アジアからフィリピン、ニューギニアの熱帯雨林に自生していて、日本では八重山諸島が北限。オレンジ色の小さな花が、1日から2日の間に密集して咲く。
建物の内装材や家具材、仏壇や楽器として使われる銘木(美しくて趣がある木材のこと)である。
ややこしいことに、のど飴なんかに使われるカリンとは全く別の種である。こっちは中国原産のバラ科で、漢字で書くと花梨、榠樝となる。果実は生薬名を和木瓜(わもっか)という。ただし和木瓜をボケやクサボケとする人もあるし、カリンを木瓜(もっか)とする人もいるらしい。木瓜と書くと、普通はボケな気がするのだが、この辺は統一されていないとのこと。なるほど、どの種を指しているか混乱しないように、唯一のラテン語の学名が必要になるわけだ。
そういえば、近所の植物園にウコンと呼ばれる桜の品種が生えていて、ウコン色の花が咲くからなのだけれど、これもややこしいことこの上ない。わざわざ植物に別の植物の由来する名前を付けているのだもの。とはいえ、実際にウコン色なのだししょうがない。
id:damae 日本ではかろうじてアブラナ科が対抗できているといえようが(日本人ダイコン大好きだよなあ)、世界的にはナス科がすでに支配している。トマトとジャガイモという双璧を崩せるライバルがいない
確かに。日本におけるアブラナ科の地位を確認してみよう、と思い立ったので調査。
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001140076
から「全国及び主要都市の野菜の卸売数量・価額・価格」をダウンロード。主要49品目(47品目+その他の菜類+その他の野菜)を科別に集計してみた。
| 品名 | 価額(億円) | 数量(万t) | kg単価 | 金額% | 量% |
| ナス科 | 4548 | 177.2 | 257 | 21.0% | 16.5% |
| アブラナ科 | 3579 | 369.8 | 97 | 16.5% | 34.5% |
| (ユリ科) | 3087 | 157.5 | 196 | 14.3% | 14.7% |
| ウリ科 | 1906 | 73.6 | 259 | 8.8% | 6.9% |
| (その他野菜) | 1780 | 33.9 | 526 | 8.2% | 3.2% |
| キク科 | 1533 | 75.9 | 202 | 7.1% | 7.1% |
| (きのこ派) | 1165 | 25.6 | 455 | 5.4% | 2.4% |
| セリ科 | 993 | 74.7 | 133 | 4.6% | 7.0% |
| アカザ科 | 590 | 12.1 | 488 | 2.7% | 1.1% |
| マメ科 | 507 | 7.1 | 712 | 2.3% | 0.7% |
| ヤマノイモ科 | 453 | 12.8 | 354 | 2.1% | 1.2% |
| ヒルガオ科 | 407 | 21.6 | 188 | 1.9% | 2.0% |
| スイレン科 | 249 | 5.1 | 486 | 1.2% | 0.5% |
| イネ科 | 240 | 10.2 | 235 | 1.1% | 1.0% |
| ショウガ科 | 221 | 3.7 | 605 | 1.0% | 0.3% |
| (その他菜類) | 189 | 5.4 | 349 | 0.9% | 0.5% |
| サトイモ科 | 179 | 6.2 | 287 | 0.8% | 0.6% |
| ウコギ科 | 17 | 0.3 | 546 | 0.1% | 0.0% |
| 総計 | 21642 | 1072.7 | 202 | 100% | 100% |
まさかのナス科1位。数量ベースだとアブラナ科が2位ナス科にダブルスコアの圧倒的1位なのだが、金額だとこんなことに…。まさに
id:yuru_harukaze 好きな野菜ランキングならナス科の勝利じゃない?生産額でもナス科な気がする。流通量なら圧倒的にアブラナ科っぽい、1こが重いから。
という予測通りの結果。
ま、まあ「その他野菜」や「その他菜類」がこれだけ大きいと分からないよね、とお茶(ツバキ科)を濁してみる。
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というわけで
科単位でなく品目でのランキングです。参考として、価額順位・数量順位・単価順位も載せています。
その他が1位ですが、仕様です。
| 品名 | 科 | 価額(億円) | 順位 | 数量(万t) | 順位 | kg単価 | 順位 |
| その他の野菜 | V.A. | 1779.9 | 1 | 33.9 | 10 | 526 | 15 |
| トマト | ナス科 | 1545.7 | 2 | 50.4 | 8 | 307 | 30 |
| きゅうり | ウリ科 | 1461.6 | 3 | 49.4 | 9 | 296 | 31 |
| たまねぎ | (ヒガンバナ科) | 1286.4 | 4 | 115.3 | 2 | 112 | 44 |
| キャベツ | アブラナ科 | 1247.3 | 5 | 141.3 | 1 | 88 | 47 |
| レタス | キク科 | 1114.3 | 6 | 60.8 | 7 | 183 | 42 |
| ねぎ | (ヒガンバナ科) | 1013.4 | 7 | 31.1 | 11 | 325 | 26 |
| なす | ナス科 | 813.1 | 8 | 25.1 | 12 | 324 | 27 |
| だいこん | アブラナ科 | 799.5 | 9 | 104.4 | 3 | 77 | 48 |
| ばれいしょ | ナス科 | 789.0 | 10 | 72.8 | 5 | 108 | 46 |
| にんじん | セリ科 | 754.1 | 11 | 68.2 | 6 | 111 | 45 |
| ミニトマト | ナス科 | 666.8 | 12 | 11.7 | 20 | 572 | 12 |
| ピーマン | ナス科 | 638.5 | 13 | 16.4 | 15 | 389 | 22 |
| ほうれんそう | (ヒユ科) | 590.2 | 14 | 12.1 | 19 | 488 | 17 |
| はくさい | アブラナ科 | 553.8 | 15 | 86.4 | 4 | 64 | 49 |
| ブロッコリー | アブラナ科 | 504.4 | 16 | 15.8 | 16 | 319 | 28 |
| 生しいたけ | (シメジ科) | 461.1 | 17 | 5.1 | 30 | 913 | 5 |
| やまのいも | ヤマノイモ科 | 453.3 | 18 | 12.8 | 17 | 354 | 24 |
| かぼちゃ | ウリ科 | 443.9 | 19 | 24.3 | 13 | 183 | 41 |
| かんしょ | ヒルガオ科 | 406.7 | 20 | 21.6 | 14 | 188 | 40 |
| しめじ | (キシメジ科) | 348.0 | 21 | 7.7 | 25 | 454 | 19 |
| アスパラガス | (キジカクシ科) | 319.2 | 22 | 3.1 | 34 | 1043 | 2 |
| ごぼう | キク科 | 306.1 | 23 | 12.7 | 18 | 241 | 37 |
| にら | (ヒガンバナ科) | 300.0 | 24 | 5.8 | 27 | 521 | 16 |
| えのきだけ | ニレ科(誤) | 287.5 | 25 | 11.2 | 21 | 257 | 35 |
| れんこん | (ハス科) | 249.4 | 26 | 5.1 | 29 | 486 | 18 |
| こまつな | アブラナ科 | 241.0 | 27 | 8.4 | 23 | 285 | 33 |
| しょうが | ショウガ科 | 221.1 | 28 | 3.7 | 32 | 605 | 10 |
| その他の菜類 | V.A. | 189.0 | 29 | 5.4 | 28 | 349 | 25 |
| さといも | サトイモ科 | 179.0 | 30 | 6.2 | 26 | 287 | 32 |
| スイートコーン | イネ科 | 177.9 | 31 | 8.5 | 22 | 208 | 38 |
| にんにく | (ユリ科) | 167.9 | 32 | 2.3 | 35 | 746 | 7 |
| えだまめ | マメ科 | 144.6 | 33 | 2.2 | 36 | 653 | 9 |
| さやいんげん | マメ科 | 143.8 | 34 | 1.9 | 38 | 766 | 6 |
| さやえんどう | マメ科 | 129.1 | 35 | 1.3 | 43 | 1025 | 3 |
| セルリー | セリ科 | 114.2 | 36 | 4.7 | 31 | 243 | 36 |
| かぶ | アブラナ科 | 103.9 | 37 | 8.3 | 24 | 125 | 43 |
| ししとうがらし | ナス科 | 94.8 | 38 | 0.9 | 45 | 1092 | 1 |
| ちんげんさい | アブラナ科 | 90.5 | 39 | 3.2 | 33 | 281 | 34 |
| しゅんぎく | キク科 | 88.9 | 40 | 1.6 | 41 | 568 | 13 |
| みつば | セリ科 | 78.6 | 41 | 1.3 | 42 | 597 | 11 |
| なめこ | (モエギタケ科) | 67.9 | 42 | 1.7 | 39 | 402 | 20 |
| たけのこ | イネ科 | 61.9 | 43 | 1.7 | 40 | 374 | 23 |
| そらまめ | マメ科 | 48.2 | 44 | 1.2 | 44 | 402 | 21 |
| パセリ | セリ科 | 46.4 | 45 | 0.5 | 48 | 955 | 4 |
| 実えんどう | マメ科 | 41.3 | 46 | 0.6 | 47 | 728 | 8 |
| カリフラワー | アブラナ科 | 38.7 | 47 | 1.9 | 37 | 199 | 39 |
| ふき | キク科 | 23.9 | 48 | 0.8 | 46 | 309 | 29 |
| うど | ウコギ科 | 16.5 | 49 | 0.3 | 49 | 546 | 14 |
直観的には三大穀物、米小麦玉蜀黍を有するイネ科の圧勝だと思ったが、本当はどうなってるか気になったので検索。
http://faostat.fao.org/site/339/default.aspx
で多少古いが2012年の統計を発見。当時の為替の1ドル=80円換算で表にしてみた。
| 位 | 品目 | 科 | 生産額(兆円) | 生産量(億t) | キロ単価 |
| 1 | 牛乳 | ウシ科 | 14.98 | 6.26 | 23.9 |
| 2 | コメ | イネ科 | 14.85 | 7.38 | 20.1 |
| 3 | 牛肉 | ウシ科 | 13.56 | 0.63 | 216.1 |
| 4 | 豚肉 | イノシシ科 | 13.34 | 1.09 | 123.0 |
| 5 | 鶏肉 | キジ科 | 10.57 | 0.93 | 114.0 |
| 6 | 小麦 | イネ科 | 6.34 | 6.71 | 9.4 |
| 7 | 大豆 | マメ科 | 4.86 | 2.41 | 20.1 |
| 8 | トマト | ナス科 | 4.73 | 1.62 | 29.2 |
| 9 | サトウキビ | イネ科 | 4.63 | 18.42 | 2.5 |
| 10 | 卵 | キジ科 | 4.40 | 0.66 | 66.3 |
| 11 | トウモロコシ | イネ科 | 4.29 | 8.73 | 4.9 |
| 12 | ジャガイモ | ナス科 | 3.90 | 3.65 | 10.7 |
| 13 | 生鮮野菜 | V.A. | 3.69 | 2.70 | 13.7 |
| 14 | ブドウ | ブドウ科 | 3.07 | 0.67 | 45.7 |
| 15 | 水牛乳 | ウシ科 | 3.06 | 0.97 | 31.5 |
| 16 | 綿花 | アオイ科 | 2.97 | 0.26 | 114.3 |
| 17 | リンゴ | バラ科 | 2.55 | 0.76 | 33.4 |
| 18 | バナナ | バショウ科 | 2.26 | 1.02 | 22.1 |
| 19 | キャッサバ | トウダイグサ科 | 2.06 | 2.69 | 7.6 |
| 20 | マンゴー類 | ウルシ科 | 2.02 | 0.42 | 47.9 |
| 位 | 品目 | 科 | 生産額(兆円) | 生産量(億t) | キロ単価 |
| 参 | サトウダイコン | アカザ科 | 0.86 | 2.70 | 3.2 |
| 参 | 大麦 | イネ科 | 0.37 | 1.34 | 2.8 |
| 参 | サツマイモ | ヒルガオ科 | 0.38 | 1.08 | 3.5 |
| 参 | スイカ | ウリ科 | 0.89 | 1.05 | 8.4 |
| 参 | たまねぎ | ユリ科 | 1.39 | 0.83 | 16.8 |
註:マンゴー類は原文は「マンゴー、マンゴスチン、グアバ」なので本当はそれぞれウルシ科、弟切草科、フトモモ科に分かれる
結論。イネ科マジ世界の支配者。量ベースの統計だともっとひどくて1~4位を独占する。
15位が謎だが、なんかインドやパキスタンで生産多い。宗教上の理由でスイギュウが多い、と説明している人がいるが、本当にその説明で正しいかは分からない。
農法の進化の過程を見ていると、紀元前から続く農業が肥料との戦いであったことに気づく。
ヨーロッパの原始的な農法として二圃制というのがある。
冬に小麦を育てるのだが、その後はなんと一年間放っておき、休耕地にする。
これは別に農家が怠慢だとかではなく、そうしないと小麦が育つ地力が回復しないからだ。
次に北ヨーロッパに農耕文明が伝わってしばらくすると、三圃制というのがでてくる。
二圃制に加えて夏に大麦を育て、大麦→小麦→休耕のローテーションにする。
これは当時としてはかなり便利だったらしく、長く続けられた。
ところで、別にそんな面倒なことをせんでも成り立つ非常に便利な農法が古代にもあった。
氾濫を利用する方法だ。
メソポタミア文明やエジプト文明、その他いろいろの文明の発祥地ではこれが非常に便利に使われていた。
土が枯れたら雑草に癒して貰うのではなく、川に流してもらい、新しい土を持ってきてもらうのだ。
そうすれば毎年なんの憂いもなく農業に励める。
現在では大河の氾濫など、人間に害があるばかりでダムでも作って治水してしまうものだが、化学肥料がなかった時代は氾濫は農業にとって非常に重要であった。
大気中に腐るほど存在している窒素も、窒素酸化物などの形で地面に入らなければ植物が利用できない。
日本では古来、カミナリのことを稲妻と呼んだ。雲中で大放電現象が起きることで空気が灼かれ、窒素酸化物ができそれが雨に乗って地上に落ちる。無論、稲妻と最初に呼び始めた人たちはそんな現象は知らぬだろうが、その関係性は知っていたのだろう。
大豆などが有名だが、大豆も肥料として利用されていた。日本では満州で大豆を大規模栽培し、油などを取った絞りカスを日本に輸入して肥料にしたりしていた。
化学肥料がいくらでも手に入る現在では、行われていないが、日本の田圃では収穫後の田圃にレンゲソウ(マメ科)を植えた。
幻想的な風景だが、昔は田圃に一面のレンゲソウが咲いていることが日常風景であった。(その蓮華は枯れる前に花ごと地面に巻き込んで肥料にした)
ヨーロッパで農業革命と言われるノーフォーク農法(輪栽式農業)では、クローバーを栽培した。
クローバーもマメ科であり、この時やっと人間が「肥料を作る」という現象が発生した。
これまではずっと「肥料はどこかから持ってくるもの」だったのだ。(たぶんこの辺の意識の違いが近代、近世あたりの歴史認識に重要になってくるんだろう)
ノーフォーク農法は大麦小麦クローバーの他に、あまり地力を必要としないカブを育て、そのカブを家畜に食わせることによって家畜を年中飼育することができた。
クローバーと家畜の糞でようやく、紀元前から続いてきた慢性的な肥料不足は改善されるようになったのだ。