はてなキーワード: あなたの町とは
ってありますか?
あの学校は偏差値低くてガラが悪いとか。お金持ちの子供が行く附属や私立も。え?そんなの知らない?嘘は駄目ですよ。知ってるくせに。結婚して子供が出来たら住む場所考えるよね。引っ越すときにいい小学校に行ける学区、選ぶよね。
住んでる場所でもそうだよね。
関東だと埼玉や群馬が露骨にバカにされて嘲笑されているし。あとよく知らないけど町田。関東の人はみんな半笑いでバカにしているよね。え?してないよ、って?嘘ついたら駄目ですよ。検索したらそういう記事沢山出てきた。あと「日本全国からバカにされている」なんて書かれてるけど、多分町田のことは関東の人しか知らないのでは。他の地域の人が知っているとしても「関東の人が町田をバカにしている」という話を聞いたことがあるから知ってるだけ。どこにあるのかすらよく知らない。でもバカにされて嘲笑されていて可哀想。
なのに「俺たちは差別なんかしていません、カーストなんか何にも知りません」って顔してるの、本当に狡い。
どうしてそんな平気な顔で「あの町の連中は性格が悪い」「その町の連中は犯罪者ばかり」と笑っていられるのか。それ自体が差別だというのに。
旧約聖書 レビ記18:22「あなたは女と寝るように、男と寝てはならない。」
レビ記20:13「男がもし、女と寝るように男と寝るなら、ふたりは忌みきらうべきことをしたのである。」
「そして、彼が彼の人々に言ったとき、(私たちは)ロトを送った:何!あなたは世界の誰かがあなたの前に行っていないわいせつを犯すか? 最も確かにあなたは女性以外の欲望で男性に来る。いや、あなたは贅沢な人々だ。そして、彼の人々の答えは、彼らが言ったこと以外の何者でもなく、あなたの町からそれらを回し、確かに彼らは(自分自身)を浄化しようとする人々である。だから私たちは彼と彼の信者を、彼の妻を除いて届けた。彼女は後ろに残った人々のものだった。そして、私たちは彼らに雨を降らせた。その後、有罪の終わりが何だったのかを考えてみよ。」
はてブでは表現検閲と炎上していますが、私はまっとうな判断だと思いました。
私はグラビアファンです。リアルイベントに参加するほどの濃いファンではなく、新作のサンプル動画はすべてに目を通し、そのうち月に数本を購入する程度の、ライトな愛好家です。増田にもたびたびグラビアを楽しむエントリーを書かせていただいています。今の推しグラドルは星名美津紀ちゃん、林田百加ちゃん、佐々木萌香ちゃん、真田まことちゃん、大川成美ちゃん、村上りいなちゃんなどです。
そういう人間の眼から見て、埼玉県営プールのガイドラインには、努力の跡がうかがえました。
ガイドラインは物議を醸すかもしれない。しかしそれを押してでも、健全な撮影会は何とか許可してあげたい、そういう思いが伝わってきます。県は撮影会をできるだけ許可したいのです。
そもそもプールは泳ぐ場所です。公営プールの主な役割は市民が水泳を楽しむことです。それ以外のサービスはプラスアルファの付加価値にすぎません。撮影会に貸し出すことだって、本来あってもなくてもよいサービスです。「いかがわしい撮影会との線引きが難しいので、水着の撮影会向けの貸し出しは今後すべて中止します」と言うことだって簡単にできたはずです。なのにそうしなかった。茨の道を選んだのです。英断だと思います。
実際に行われている撮影会がどのようなものかは参加したことがないので存じ上げません。ですが、健全なものから相当きわどいものまで、幅広くグラデーションに分布した様々な撮影会が行われていたであろうことは想像できます。
ファンの立場から申しましょう。グラビアははっきりと不健全です。いかがわしいです。だから興奮します。そこが価値なのです。
ことに近年は全年齢向けグラビアの過激化が進み、露出や擬似セックス表現がいよいよ露骨になってきています。10年前なら着エロと呼ばれてR18指定されてもさほど不思議ではないような作品が、今や堂々と全年齢向けに販売されています。人気グラドルから着エロをスキップしてAVに転身した三田サクラ(旧芸名・二宮さくら)も、グラビアとAVの違いは表現のグレードにすぎない、地続きのようなものであると言っています。商業グラビアですらそうなのですから、露出で人気を獲得してきた地下アイドルやコスプレイヤーたちはどんな格好をするのでしょうか。
たとえば、あなたの町の公民館の貸し会議室でAV撮影が行われているとしたら、あなたはそれを許容できますか? あなたは許容できるとして、町のみんなは許容すると思いますか? 多くの市民は許容しないか、少なくとも抵抗をおぼえるでしょう。そういう後ろ暗い、いかがわしいことは、税金で運営されている施設などではなく、民間の施設でやってほしいと思うでしょう。なにしろ民間の貸しスタジオならいくらでもあるのですから。
いやらしい、はしたない、いかがわしい、といった〈風紀〉は主観的な尺度に過ぎませんが、それでも社会通念として機能していることは事実です。
公的施設は様々な目的で利用されますが、その目的のすべてを〈風紀〉という日付変更線でくっきりと弁別することは簡単ではありません。なにがエロでなにがエロでないか、そんな曖昧な地雷原にアウトとセーフに線を引くことは難しい、いっそ全部を禁止してしまえ、となるのがお役所の事勿れ主義です。厄介事には蓋をしてしまうのが一番簡単な解決方法だったはずです。埼玉県はそこにあえて線を引こうとした。私はこれを埼玉県の良識・良心だったと思います。泳ぐためのプールだけど、ほかにももっと色んなことに利用させてあげたい、でもエロだけは勘弁して、公営だからね、と。
埼玉県の差し出したNG集が生暖かい笑いを集めていますが、グラビアファンであれば納得の内容になっていたと思います。見ない人には面白おかしいものだったかもしれませんが、見ている人にとっては的を射た図でした。露出に挑戦するタイプのグラビアによくある代表的な扇情ポーズを端的に図示しています。とてもよく勉強しています。私は埼玉県の態度は支持しますね。
やあ、みんな元気?ただいま、増田です。
厚労省からも労働者ではないと言われてムカついたので晒します。
埼玉県ワクチン接種センターで働いていたら労働者ではないといわれた。(詳しくはこちらhttps://anond.hatelabo.jp/20211014160920)
残業代の未払いや労働条件の切り下げに当たるかという問題だと思っていたが、どうやらそもそも労働者ではなかったらしい。でも実態が労働者であれば、契約内容にかかわらず労働者であるはず・・・と素人が悶々と長々とまとまりのない文章を書いたところ多くの反響をいただいた。
電話相談では実際のメール内容や給与明細を見てもらうことができないため窓口で「労働者ではないので八時間労働制に該当しないから時間外労働の概念もないし割増賃金を支払う必要はない」と言われて残業代が未払いだと相談員に訴えたところ、詳細を知る必要があるとして監督官に代わった。
監督官「労働者性を判断するのはこちらで、使用者が決めるものではない」Fu〜かっこいい・・・
勤務場所や時間が指定されシフトもあり拘束されていることから労働に当たる可能性があるとして、調査が入ることになった。(県センターは四箇所あり、別センターに勤務する看護師も同様の扱いを受けていると伝えた)
鍵は埼玉県が取ってつけたように提示した保政法第569-1 (※県からのメールには「保政法第569-1通知に基づく業務応援(スポットで応援を依頼しています)」とあった)というものの中身になるだろうとのことで、全文を確認したいとその場でセンターに電話をしてくれた・・・が担当者は本文はおろか何を根拠に発出されたかっていうかそれってなに?おいちいの?と理解していなかった。
偉い人によると、「保政法第569-1は厚労省から労働者として扱わなくてもいいですよと言われているのでそのように扱うけど大丈夫だよね?と聞いて埼玉県労働局から承認を得ました!」という免罪符的なもののようだったが、監督官は「実態を判断するのはこちらですので」と伝えてくれた。(かっこいい・・・)
県センター担当者からのメール文面や当初配られた条件が記載された紙ぺらなどと共に、本来であればもらえていた賃金(残業代・シフトが削られた分)を計算し、資料として提出した。
さて、その頃センター内でも、シフト減に対して同意はしていないこと、接種者の減少を見越した運営ができていなかった埼玉県により労働の機会を一方的に奪われたのは解せぬと県職員と話し合いをしていた。
「ワクチン接種業務に関する謝金支払い求人の対応について」という資料2(後述)と記載された紙を一枚渡され、「埼玉県としても初日に丁寧に説明するべきであったのはごめんだけど、そもそもこれは雇用締結する”労働者”としては扱わない謝金支払いの求人であることを明示しなかった看護協会が悪いから文句ならそちらに(意訳)」という説明。(ちなみに明示はされており、割増賃金や補償がないことを書いていなかったのは埼玉県)
しかしそもそも資料2というものの出典が記載されていないし(非公式なのではと思った)ここまで来て引き下がるかよという気持ちにもなっていたし、大本である厚労省の文書を確認する必要があったので、この謎を解明すべく、我々はアマゾンの奥地へと向かった・・・
資料2の大本は【新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種人材確保】が目的であることが分かった。これは政府が21年7月末までに高齢者のワクチン接種完了を目指したものの、看護師不足が叫ばれており、それを解消するための切り札となる潜在看護師の就業支援として、支給要件を満たした看護師に就業準備金を支給すると厚労省が決めたもの。
資料が添付できず分かりづらくてすまんだけど。
都道府県ナースセンター以外の職業紹介や直接申し込みにより雇用された場合や、自治体において謝金対応としている募集への就業も就業準備金支給の対象に含めるとした。(そして本来謝金支払い求人は無料職業紹介事業の対象ではないが、緊急だから掲載してよいとなった)
ワクチン接種のための潜在看護職等のさらなる活用について(厚生労働省医政局看護課):準備金支給の対象についてはeナースセンター(都道府県看護協会が運営する無料職業紹介サイト)への登録及び必要な研修の受講を要件としているが、それ以外の職業紹介や直接申し込みによる雇用の場合、自治体において謝金対応している募集も対象とする。謝金対応は本来無料職業紹介事業の対象外だが緊急的なので、看護師確保事業として必要な情報提供の支援をしてねという文書
ワクチン接種業務に関する看護職確保のさらなる推進について(交易社団法人日本看護協会):厚労省からの通知を受けて、自治体からの求人では謝金支払い求人を希望するところが多かったことから、厚生労働省医政局看護課との検討の結果、無料職業紹介事業とは別の扱いとして対応することとなったのでそれぞれうまくやってねという文書
資料2は、緊急的な看護師不足を解消しワクチン接種を完了させるために潜在看護師に就業準備金を支払うことを決め、広く看護師を集めるためにeナースセンターでは労働契約ではない求人であっても扱うことになったからこのように対応しようねという資料だった。
ちなみに資料2と合わせて上記関連資料も追加で労働基準監督署へ提出した。
資料2ってあくまでも準備金支給(ワクチン接種の看護師確保)のためなら謝金支払い求人を取り扱ってもよいということのみであって、実態として労働者に見える環境であっても労働者として取り扱わなくてよいとは一言も言ってない。((特大フォント))
埼玉県の言い分はこうであった「これは給与ではなく謝金だし、命令ではなくあくまでも依頼で、依頼したら来てくれただけ(意訳)」ま、そりゃあそう言うしかないだろうよ。
ではそもそも有償ボランティアとはなんぞやということでまたしても我々はアマゾンの奥地へと向かった。
こういうものを見つけた。ちょっと脱線しているので、経過が見たい方は読み飛ばして欲しい。
「有償ボランティア」 は労働者か?ー活動実態と意識の分析から
労働政策レポート No.3「有償ボランティア」という働き方─その考え方と実態─(第2章 有償ボランティアをめぐる研究と議論の整理)
『有給職員と仕事内容が近づいてくると, 内在的意識が有給職員に近くなる可能性がある。 このように外形的にも内在的な意識においても有償ボランティアが有給職員に近い場合には, 労働者として扱うことが望まれよう。』(小野,「有償ボランティア」は労働者か?ー活動実態と意識の分析から,日本労働研究雑誌,2007)ですよ、聞こえますか。
『ボランティアについて明確な定義を行うことは難しいが、一般的には「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する行為」を指してボランティア活動と言われており、活動の性格として、「自主性(主体性)」、「社会性(連帯性)」、「無償性(無給性)」等があげられる。(厚生労働省社会・援護局地域福祉課)s1203-5e_0001.pdf (mhlw.go.jp)』
そもそも求人サイトを介して求人募集していたんだし、お金欲しさに応募しているところから利他的でないことは明白であり利己的でしかないです。(特大フォント)
給与ではないと言うが所得は所得だし、こちとら「給与所得者の扶養控除等申告書」を提出して所得税が引かれており、税務署には「給与」として扱われる。
「流山裁判」の話も読んでみたが、時給自体も一般的なワクチン求人と遜色なく、単純なありがとう代というには高時給で対価としての性格が強く、専門性の高さからも請け負って働いていたと言えるだろうと考えている。
また、看護師の他に医師や案内スタッフもいたが看護師を除く全員が労働者扱い(みんなは派遣)されていて、看護師だけがこれだけの給与を貰っていて同様にシフト制で働いていて有償ボランティアと言い張るには無理があるのではないかと感じる(賠償責任保険に加入しており、何かあれば埼玉県が対応することになっていた)
長くなりそうなのでアマゾン話はこの辺で。
監督官「県職員との話し合いで(ワイが)言っていたという回答と同じ内容だった」
1度目の聴取で書類を請求していたようでそれを提出してもらったとのことで、それを元に改めて上に照会して法違反があるかどうかを調べる。
監察官「柱は労働者性が認められるか・割増賃金の適用となるか(変形労働時間制の概念が埼玉県に存在するか)・休業手当の対象となるか(労働者性があるなら)になる」
埼玉県「会計年度任用職員制度を適用すると行政職の中で一番給与安くなるけどいいの?」という話も出たらしい。
良い訳ねえだろうよ遡って労働条件の切り下げをするの?すごくない?まじアクロバティックなんだけど・・・
監督官曰く「遡及して返還するというのは聞いたことがないし、それこそ最初の求人情報と異なるだろうってトラブルになるのは明白なのであり得ないとは思うけど」「埼玉県には埼玉県の決まりがあるんだろうけど、そんなことこっちは知らんし・・・労務管理を徹底してとしか(意訳)」と仰ってました。
ちなみに会計年度任用職員でも同額くらいで出てた自治体はあったので、給与自体は設定できるはずですね。
○野澤企画官 看護師派遣を行う派遣事業者に聞き取りをしたところ、時給で大体2,000円から2,500円が相場でした。~中略~ 接種会場の設営等にかかる費用については、菅総理も申し上げている通り、国で100%措置することにしているため、自治体は、相場と比べて遜色ない水準で雇っているのではないかと考えています。以上です。
○松本委員 遜色ないのではなくて、やはり、もう少し手当を考えたほうがよろしいかと思います。と申しますのが、普段の仕事の時給と比較しても、2,200円は決してそんなにいいわけではないのです。非常に短時間の仕事だと思うので、やはりある程度の手当は、危険手当的な意味も含めて、もう少しお考えになったほうがいいのではないかと、私は思います。
声に出して読みたい日本語〜!私もそう思うよ!??!?松本委員に同意同意!!!
案内スタッフ1500円/h、会場ディレクターで30000円/dとかで出てたんですよ?それでどうして実働が多い看護師が2000円台?割に合わない。
医師が20000円/h出ていたことも考えて、準備して打って観察する看護師の4000円/hは妥当だろう、じゃなかったら何のために頑張って資格取ったんや・・・
はじめに、厚労省や自治体とのやり取りになるのでめちゃくちゃ時間かかってしまってごめんやでとのことだった。本来企業とのやり取りならこんなに時間は要さないのだとか。
以前に柱になると伝えられていた①労働者性が認められるか、②割増賃金の適用となるか、③休業手当の対象となるかの報告。
③については難しいだろうと思っていたのでふむふむやはりという感じ。時短勤務は本意ではないので悔しいけど。
これらの違反点をまとめて労務管理しっかりしてね的な感じで埼玉県宛へ交付する予定と。
一般的には、違反を認め是正してもらうという流れになるそうなのだが、そんなに素直に動くのだろうか、ちゃんと更生してくれよな・・・と祈っていた。
県で協議中との連絡。期間中どういう働き方だったのかという聞き取りだった。
業務に関して具体的な指示があったのかとか、シフトはどういった決め方だったのかとか。上からの指示があって働いていたかどうかとかを見極めるためかなと。
監督官「クッソ時間かかったのにごめんだけど(n回目)、厚生省の労働局とも話し合いをして労働者にあたるかを検討してきたし指導できそうって方向でやってきたけど、結論労働者に当たらなかった(意訳)」
は?どゆこと?イケそうみたいな方向はどうした。
アクロバティックに大技決めたかと思いきや着地失敗かよ。驚きで複雑骨折。
驚きで詳しい理由を問い詰められなかったが、、一般の仕事とは異なり特殊だからゴニョゴニョみたいな感じの言い分。厚労省パワープレイすぎ。
労基言いくるめた厚労省の担当者、俺たちの前に出てきて説明して。
誰があの時期に12人で1300人(接種者は5人)打ったと思ってんの???段々呂律回らなくなるんだぞ・・・
労基の担当者は大仕事した結果がこれでマジ時間返せよ〜と思ってるかもしれないが、それはこっちも同じだし期待した分ショックもでかい。
まさに今回の発端がここ。契約書や労働条件通知書は自分が労働者だと認めてくれる紙切れ(pdf)を大切に保管。書いてあることと違ったらその都度確認!それはあなたが持つ権利です。
選挙行こう(飛躍)
マジで大切。今回のように力になってくれない、メールも読んでくれない都道府県議会議員があなたの町にもいます。弁護士でホームページに労働者の味方とか書いておきながら労働者のメールをシカトするおじさん。労働者の権利を守る委員会みたいなのに入っているのにその手のことは分からんので力になれませんと返信してきたおばさん。自分が持つ権利は全部使おう。風が吹けば桶屋が儲かる的なあれで、回り回って自分に影響があるかもしれないぞ。
壁が通すのは水と光と空気だけだ。
どこかで誰かが調査しているのかも知れないが、外に出られるまでは時間が掛かるだろう。
幸い一部の通信機器は生き残っているからこうしてあなたに手紙を送ることは出来る。
ただ外部との接続は時間の流れがぐちゃぐちゃで、途方もない過去からの手紙や、遥か未来からの手紙が届いたりする。
私達の町だけではなく、全ての町が分断されているのだ、と分かったのもそうやって届いた情報からだ。
私の町は何もない場所だった。
それでも恵まれていた、と思えるようになったのは世界が分断されてからだ。
私の町には大きなダムと水力発電所、広い農地に畜産場があった。それから山と、学校に病院、工場。
おかげで町からの出入りが出来なくなっても、電気や水に困ることは無かった。
米も野菜も肉も、川魚の養殖場に綿の織場まであるこの町は、生きていくには最適な場所だった。
かつて都会を支えるために存在していた町は、今は1万人の住人を支えるためだけに稼働している。
それでも時折繋がる通信網から、少しづつ自給自足の手がかりを得ようとしている。
ただっ広い土地を持つこの町は、新しい何かを作り出す設備にはこと欠かないのだから。
時折閉塞感を感じることはある。
将来の夢の多くは、本当に幻になってしまった。
それでも危機感からなのか、私達の繋がりは前より濃くなった気がする。
町が閉じられてから三年目、出生数が死亡数を超えた。
私達の住む山あいの小さな町は、かつて限界集落とか、過疎の町だと言われてきた。
緩やかにいつか終わりが訪れるのだろうと、この町の未来をどこかで諦めていた。
諦められて見捨てられた終焉の町が、私たちを逃がさないために壁の内に閉じ込めたのだろうか?
いつか返事が届いたら嬉しいです。