2025-11-26

福岡大学NTPサーバが戦いを終える?

https://speakerdeck.com/tanyorg/fu-gang-da-xue-gong-kai-ntpsabisu-atupudeto

そもそも、何で福岡大学に集中してたのか知らなかったので調べてみた、というかGeminiに聞いた!

違ったら教えてエライ人。

1. 黎明期パイオニア

日本インターネットがまだ研究段階だった1993年福岡大学GPS時計連携した高精度な時刻サーバーを構築し、研究の一環として善意で公開。

当時、高精度な時刻同期サーバーは非常に希少だった。

その結果、日本インターネットエンジニアたちの間で「時刻合わせなら福岡大学(133.100.9.2)につなぐのが確実」という常識が定着。

2. 「設定のコピペ」による拡散

インターネットの普及に伴い、以下のような現象が発生。

マニュアルの例示: 多くのルーターサーバー構築の解説書、Webサイトが、NTP設定の模範設定例(サンプル)として福岡大学IPアドレス記載

エンジニアの習慣: 多くのエンジニアがその設定をそのままコピーペーストしてシステムを構築。

これにより、福岡大学意図しないところで、無数のシステム福岡大学を参照するようになってしまった。

3. ハードウェアへの埋め込み

さらに深刻なことに、ルーターIoT機器Webカメラ家電など)の出荷時設定に、福岡大学アドレスハードコード書き込み)されて販売されるケースも出てきた。

こうなると、ユーザー自分福岡大学接続していることすら知らず、設定変更も容易ではない。

4. 大学ネットワークパンク寸前に

これらが積み重なった結果、福岡大学には日本中(時には世界中から毎秒数十万回ものアクセスが集中するようになった。

大学本来教育研究ネットワークを圧迫するほどの通信量(数百Mbps規模)になり、大学単独では支えきれなくなった。

5. そして、「公開NTPサービス アップデート

この歴史的な重荷を解消するためのプロジェクト

福岡大学1か所に集中していたアクセスを、国(IPA)やNTTなどの協力機関分散させる(Anycast技術) ことで、30年以上続いた「福岡大学への一点集中」を終わらせようとしている・・・

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん