2024-12-09

AI活用している絵師について

私は生成AIと手描きを併用している絵師です。

ただし、AI使用していることは公表していません。

AIを実際に活用しているからこそ、相互フォロワーの絵を何年も見ているうちに、「この人はAIを使っているかもしれないな」と感じることがあります直感にわかることもありますし、画風の変化から推測することもあります

こういった絵師さんたち(以降、AI活用絵師と呼びます)は、2023年までは絵の仕事をしていませんでした。しかし、今年に入ってから次々と商業世界進出しているのを目にします。

特にここ1年で、AI活用絵師の絵柄に個性が出てきたと感じますモデル指定方法選択肢が増えたことで、最新の技術を取り入れたAI活用絵師たちは「マスピ顔」からすでに脱却しています

その結果、投稿スパンクオリティが安定している彼らは、SNSで有利な立場を築き、フォロワー数の伸びが目覚ましいです。

昨年まで様子見していたAI活用絵師たちが、「企業クオリティ納期を最重視している」という事実に気づいたのかもしれません。

一定スキルがある絵師AI活用することで、「AIっぽさ」を完全に消しながらクオリティを向上させ、作業時間を大幅に削減することが可能になりました。

しかし、SNSではイラスト生成AIに対する風当たりが依然として強く、こういったノウハウが広く共有されることはほとんどありません。

私自身も独自活用方法研究してきましたが、AIを活かすノウハウは一部の絵師に限られた「裏の技術」になっているのが現状です。

私は、こういったAI活用絵師来年以降さら商業世界進出し、納期クオリティの面でオール手描きの絵師を圧倒するのではないかと考えています


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ただ、一つだけ残念に感じるのは、AI活用すれば飛躍できる可能性があるにもかかわらず、「AIを使うことは悪である」という風潮のせいで、チャンスを逃してしま絵師がいることです。

自身の弱点を克服できずにくすぶっている人が、「AIを使う」という選択肢否定され、可能性を閉ざされてしまうのは本当に勿体ないと感じます

・構図やポーズが苦手なら、AIアシストしてもらう

・線画を綺麗に清書するのが苦手なら、AIに補助を頼む

・細かい描き込みが不得意なら、装飾や背景だけでもAIに任せる

こうした方法を使えば、自分の得意分野に集中して作業負担を減らしながら、クオリティの高い作品を生み出すことが可能です。

それにもかかわらず、「イラスト生成AI=一枚絵を全部AIが生成するもの」という古いイメージが依然として強く残っているように思います

初期の頃は確かにそういった側面がありましたが、現在では様々な制御方法が開発され、部分的AI活用することもできるようになっています

技術進歩は、絵を描くことのハードルを下げ、多くの人に「クオリティが上がる喜び」を与えてくれるものだと思います

それでも、このような技術公表すれば、多くの批判さらされるのが現実です。そのため、多くの絵師AI活用技術を隠さざるを得ない状況にあります

AI活用する技術が浸透すれば、より多くの絵師がこの恩恵を受け、表現の幅を広げていけるのではないでしょうか。

私は、AI活用した技術可能性を信じています

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