2024-11-20

東大文一に落ちて早稲田大学法学部に進学した息子が司法試験勉強をしている。

裁判官検察官を目指している。

私は努めて平静を装い、母として「頑張ってね」と声をかける。

でも心では思う。

どうしてもっと10から12歳、16歳から18歳という人生で最も重要な6年間に今の頑張りと結果を出してくれなかったんだろう、と。

御三家とその他、東大早慶じゃ天と地の差があるのに。

その6年間にかけたお金と手間を思い出し虚しくなる。

第一、仮に予備試験司法試験合格したとして早稲田大学法学部から裁判官検察官になって何の意味があるのだろう。

息子は裁判官検察官として法廷に立ちたいらしい。

さすが早稲田大学学者だけあって考え方が二流だ。

一流の判事検事法廷には立たない。

判事ならその大半を最高裁事務総局付や最高裁判官調査官として、検事ならその大半を法務官僚として過ごす。

そしてその先に高裁長官最高裁判官、最高裁長官法務次官東京高検検事長、検事総長という職務が待っている。

それが一流だ。

法廷に立って犯罪者を裁く判事、送検された被疑者を取り調べて被告人にして法廷で責め立てる検事現場で働く現業職であり二流なのだ

なせわそれに気が付かない。

からお前は二流なんだ。

そんな言葉を飲み込み、頑張ってねと声をかける。

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