1999年からシリーズ3作として現在も続いている漫画・ラーメン発見伝シリーズで考えてみる。
1作目では主人公は将来ラーメン屋をやろうとしている藤本浩平で、そのパートナーは同僚の佐倉祥子である。
男性主人公に女性パートナーという、物語としては王道展開であり、読者も普通に受け入れられた。
ラーメンハゲこと芹沢達也の部下という立ち位置なのだが、ゆとりには異性のパートナーがあてがわれなかったのだ。
佐倉というパートナーが最初からいる藤本と比べると、ゆとりはずいぶん冷遇されていた。
困難にぶつかっても、全部ひとりで解決しなければならないからである。
その解決の方法もほぼワンパターンなので、物語の流れも単調だった(ピッコ~ン!!)
その影響かわからないが、藤本のラーメン発見伝が26巻も続いたのに対し、ゆとりのらーめん才遊記は11巻で終わってしまった。
では3作目の芹沢達也が主人公となったらーめん再遊記はどうだろうか。
こちらも芹沢達也が一人でどんどん物語を進めていくので、異性のパートナーは存在しない。
しかしラーメンユーチューバーのグルタ(男性)が事実上の芹沢達也のパートナーとして機能している。
グルタが登場する前と後では(伝説の復讐の土下座回)、らーめん再遊記という作品は全くの別物なのではないかと思っている。
らーめん再遊記は現在も連載中であり、ゆとりの才遊記11巻を軽く超えることが確定した。
芹沢のことからすると、異性である必要はないのでは。
芹沢に言及しちゃった時点で仮説が崩壊しとるやんけ
汐見はあまりに天才すぎて話にならんのや。変にライバル出すとインフレしちゃうし。
終盤では実際にインフレしていたような・・・
芹沢達也が女になったのはドラマだけだろ
古い価値観の中では「女性がパートナーを得る→旅の終わりを意味する」になったり、「女性がパートナーを得る話だと、読者の男から支持されない」ようなファンダム問題、あとは処...
「なお女子向け漫画は存在しないものとする」論法だ!
それでは「ガラスの仮面」で考えてみよう。