運命は嘲笑う
まるで人々は糸に手繰り寄せられたように
今日も小さな端末から、間接的に死の匂いを嗅ぎ付け
恰も断頭台の上で順番を待つような寂寞に襲われるのだ
その共通認識の元に、我々は足元の深い谷底を見ないようにして薄氷のまな板を踏みしめながら異国のダンスを踊っている
我々は大和民族なのに、金髪に憧れながら
米と沢庵を頬張りながら、いつまでも「強くなりたい」と息巻いているのだ
片手で女をなぶりながら、もう一方の手で女性の解放を語気強く訴え
そのアンバランスな人格を保持しながら、自分は正しい、自分はか弱く美しい女性は皆助けるのだと言って聞かない。
ヒロイズムは人口に膾炙し、山を越え海を越えいつのまにやら、国境までも越えてしまった
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