多分端折ってる部分で、ある程度元増田も把握してるんだろうけど
アメリカとヨーロッパでもだいぶ違うし元増田が言ってるのはアメリカの話がメインじゃないか?そこにつまめたヨーロッパの大学図書館の話を混ぜ込むからちょっとふわふわした話になる。
基本的にはアメリカ型図書館の話を元増田はしているけど、アメリカ型図書館は職位の位階があって下級職の雑用(ページ)やクラークと、ライブラリアン(アシスタント、アソシエイト、シニア…)を名乗れる上級職とが峻別されてる。
修士が必須〜というのは上級職の話であるけど、いきなりそこに放り込むんじゃなくておおかたは下級職を(学士、修士時代に)やりながら経験を積んで〜という形になる。
この辺の感覚は『どうか、お静かに : 公立図書館ウラ話 』S.ダグラス 著, 宮澤由江 訳
https://id.ndl.go.jp/bib/023931870
でさらっと触れられてる。コレが全てでもないけど。
職位の話は、まあ一般職と総合職の区分とみてもいいと思うが、正直日本だってそんな変わらない。
強いて言えば日本の方が下級職の範囲と権限が広いというか、下級/(中級)/上級に分かれてると言ってもいいかもしれない。
大学図書館だと部門丸ごと指定管理に出すのはそうそうなくて、上級職員は大学職員が占めて経営判断や最終的な意思決定は上級が握っていてまあ概ねリカレントだのリスキリングだので修士持ってる人も結構いる。
公共図書館だと運営形態次第だけどTRCとかの指定管理があっても本館は直雇、分館ネットワークは指定管理と峻別されていて、経営判断はもうがっちり本館がにぎにぎしてるというタイプが多いんじゃないか?
奉仕業務や整備などの実務面の基準を定めるのは上級職だけど、その基準に従って実際に運営にあたる職員が中級職〜下級職と言える。
ここには学生バイトから会計年度任用職員、派遣や委託業者の社員その他諸々がぎゅうぎゅうに詰まっていてまあ半分以上は「司書になる資格」を持ってる。長く勤めれば総合職たる上級にステップアップする人もいるだろうけど、概ね一般職のベテラン職員というあたりで天井になる。会社でいうデキる事務のお局ポジション。
元増田は下級と中級を峻別して中級職員以上に修士持ちなどのもっと高度な人材を当てるべき、ゆくゆくは今の乱発されてる司書資格の上位を…みたいなことまで視野に入れているのかもしれないけど、正直実務職員が低廉価格で使い放題でないと図書館は予算パンクするだろうし、そもそも人に使うなら資料に使え。高度人材は1名でもいりゃいい。というのが日本の図書館の姿だし、そもそも修士レベルの投資をした人に対する待遇を用意できないでしょ。日本で。
正規職員として図書館にも詳しいゼネラリストとして上級職に就くならともかく、そうじゃないなら総支給年額250万円でかなり高待遇だし…
なんか定期的に「図書館司書の待遇悪すぎ!」という記事がはてな村はてさ民会でバズっては 反左翼・新自由主義連合に「そもそも図書館司書なんてなりたいやつ多すぎ、市場価値無い...
ちょっと一緒くたにしすぎ 多分端折ってる部分で、ある程度元増田も把握してるんだろうけど アメリカとヨーロッパでもだいぶ違うし元増田が言ってるのはアメリカの話がメインじゃな...
筑波とかでとれる図書館情報学の修士、要するにmaster of library and information science 悲しいことに、今は筑波大でも「master of library and information science」は取れないんだよね。代わりに情報学...
金の問題だろうな 自分の出身大学に寄付してるやつなんて日本だと皆無だろうし、それが無い以上国からの金に頼るしかないんだがこれもまた限界がある
高等教育機関のライブラリアンになるために求められるのであって、 そもそも売り手市場の仕事じゃない そんな仕事海外でも大して多くないのだから
林業が儲かる社会とそうでない社会とかもあるしなあ
専門教育に対するリスペクトに差がありそう
文系で勢い余って修士とか博士取った人は学芸員になっている印象 日本は敬称としてドクターとかプロフェッサーを全く使わないくらいアカデミアに対する敬意がないのに、司書がーっ...
アメリカは著作権法のちがいにより ・図書館で電子書籍を貸し出しできる ・個人が自分が買った電子書籍を日数をきめて友人・家族に貸し出しすることができる なお日本はできません...
日本てある意味文化の再整理を民営化してるんだな 欧米は文化を尊びすぎて貴族が独占して停滞しがち
そもそも日本は修士持ちや博士持ちの待遇が大して良くはない。
まじでこれなんだよな。 arXiv ミラーみたいな現代に求められてるものを提供できたなら、図書館司書の必要性を理解する人も増えただろうにね。 実際に日本の図書館司書がやってるのは...
とりあえず日本だと司書資格は公共図書館のためだけのものって点が絡むからそうではない国と話がずれるのでは? 大学図書館の職員の方々が高度な仕事をしている知識と能力を身に...
そもそもとくにヨーロッパは修士でないとまともな仕事に就けないからな。 日本でも有望な官僚に海外留学させて修士取らせたりするけど、そうしないと「低学歴」扱いだから。 (東大...
そうは言ってもポン大修士と東大学士なら後者の方が信頼性は高いわけじゃん(そんな事ないというポン大修士いたら実名出して返信よろwww) そこらへんの日本特有の事情もあると...
外国は どこの大学でたかよりどんな成果を出したかだから 「金があれば学位は取れます。あなたの実力はあなたが何をしたかで見ます。」 って感じなんで学部はまだそういう段階じゃ...
なんか文章読めてないみたいだけど 東大学部卒より日大修士のほうが”上” なのはヨーロッパの価値観であって、日本での話じゃないよ なんでそうなるかといえば先に書いたように親...
アメリカについて言ってるのはわかったけど、ヨーロッパって具体的にどの国の話?EU全部?
言うまでもなく日本にも正規雇用の図書館司書がいるわけで給料もたとえば地方公務員なら他の職員並で決して低くないですね。 正規になるのに修士課程が必要なわけでもなく、むしろ...
日本で修士・博士に進めるのは金銭的に恵まれたひとが多いし、博士課程進学者は減っているんだよね。 現在の図書館司書の専門性の低さは、 博士が少なく就職でとくに優遇されない日...
絵本が専門のライブラリアンが日本に数人いてもおかしくないけど、全国津々浦々の公共図書館に正規職員で配置される必要はないだろう 市町村の文化担当職員に修士相当以上の学位を...