最近海外出張が多くなって、ホテルでテレビを見ているとCMにずいぶん違いがあると気付かされる。
日本と海外って言っちゃうと主語がでけえって言われちゃうから、日本とアメリカね。ハワイが多いんだけど。
どっちのCMがいいとかじゃなくて、差があるなって話。
まず日本のCMは「かぞえ唄」「おぼえ歌」的なものが非常に多い。今やってる代表例だと、「ソニー損保、フー!!」とかちょっと前のだと「リボンブラ」とか。リズムと言うか音曲に合わせて商品の魅力を伝えるもの。
一方アメリカのCMはそういうの少ない。敢えて日本のCMでいうと「ダイソン」や「トリバゴ」のが近い。BGMはないか、あるいは最低限で、商品解説はあくまで普通の喋り。プレゼンテーションに近い。
日本のCMは、BGMがないと駄目かのような強迫観念がある。それと効果音が非常に大きい。でも、これらはなくてもいけるんだなーとハワイで思った。一方アメリカに多いプレゼン系CMではどこまで消費者の心に刻めるかはわからない。
ソニー損保とか頭の中に残っちゃう。リズム系はこれが強い。効果音がでかいのは中国とか台湾もそうで、アジアっぽいと言えるのかも。プレゼン系は真面目に効果を聴きとれる。騒々しいBGMはない。
テレビコマーシャルの文化や作り方の歴史、どこかでまとめた本とかサイトないだろうか。テレビコマーシャルがない時代からの「モノの伝え方」からの影響があるように思うのだ。日本だと、想像がたくましくなるが「おっぺけぺー節」とか祭文語りとか「語りもの」系になんとなくメディアとしてのルーツがあるような。