この数週間、神戸に通っています。

開催中のイベント 「ちびっこうべ2024」 では、

子供たちが夢のお店をつくる 「ユメミセワークショップ」を行っていて

うたたねは、建築家チームを担当しています。

 

ちびっこうべのユメミセは、総勢150人の子供が参加します。

15人が一つのチームで、10班に振り分けられます。

それぞれの班はシェフ5名、デザイナー5名、建築家5名という構成。

担当するメニューを子供たちの手で販売するため、

それぞれがプロの指導の下、様々なワークショップを行っていきます。

 

今回は、南京町の老舗、豚饅頭の老祥記さんが

料理を担当して下さる豚まんのお店をつくることになりました。

 

シェフチームの子供たちは、老祥記の4代目 曹さんから、豚まんの作り方を学び、

今回のユメミセのためにオリジナルソースを考案。

 

デザインチームは、デザイナーの秋松太地さんと、クリエイターおおたゆいさんの下で、お店のコンセプトに沿ったロゴマーク、メインビジュアルなどをデザイン。看板や販促用品などの製作をしています。

 

そして、うたたねは、建築家チームの子供たちと一緒にお店を建てています。

ちびっこうべの面白いところは、何もない広場に街ができ、子供たちが考えた飲食店が並び、3日間という期間限定ではありますが、本当に子供だけで、それが運営されるという、とても特別な体験ができること。

ユメミセは、そのイベントの中でも核となるお店作りなので、担当するクリエイターも気合が入ります。

 

8月のワークで子供たちが考えた建物の10分の1サイズの模型。

 

9月から何もない広場に、建物の設営が始まりました。

 

今回は、豚まん屋さんなので、お店はその豚まんのフォルムを取り入れた建物に。

どういう構造にして、どんな素材を使うかなど、実際に設営するためのノウハウは、

クリエイターが考えます。

いろいろ検討し、スタードームを応用したフレームを作って、丸い形の建物にすることにしました。

 

検討する際に実際に作ってみたモデル

必要となる材料の数量、強度などいろいろなことを考慮しながら設計するのは、

結構大変ではありますが、面白く、楽しい作業。

 

子供たちが「作りたい!」、「やってみたい!」と思ってくれるように、

ワークショップの準備を進めて行きます。

 

1回目のワークショップで組み上げたドームのフレーム。

なんとなく豚まんっぽい感じになったか。。。

 

2回目のワークショップまでの間に床を補強しつつ、

内部も少しずつ作っていきました。

 

 

 

子供たち、それからボランティアで参加しているサポーターさんも一緒に

お店をつくっていきます。低学年の子供たちは、ペンキ塗りが大好き。

床にこぼしまくりでしたが、楽しく作業を手伝ってくれました。

 

お店で使うミニスツールも子供たちが作ったもの。

 

ちびっこうべ開催中は、ずっと神戸に行っていて、

普段よりドタバタしているのですが、お店が出来上がって行く高揚感は

このイベントならではです。もうしばらくはドタバタしながら

楽しみたいと思っています。

 

今回のユメミセは10月5日の最終ワークショップで完成する予定です。

実際にお店が運営されるのは 3連休の 10月12日(土)13日(日)14日(月・祝)

子供だけが入場できる、子供のための子供の街です。

 

うたたねはこのユメミセ以外にも、

子供たちが楽しくちびっこうべを運営するお手伝いとして、

街の家具工房も担当しています。

ぜひ、お子様がいらっしゃる方は、遊びにいらして下さいね。

 

イベントについて詳しくはKIITOのHPをご覧ください。