夏休みも終わりですね。
まだまだ暑い日が続いていますが、皆様はいかがお過ごしですか?
台風が3つもあって今年は猛暑と豪雨の夏だったな と改めて思います。
さて、今年の夏休み、いろいろ見たいものを目当てに出かけてきました。
なんば高島屋で開催されていた「北欧デザイン展」。
北欧デザインのイベントが大阪で開催されるのは
本当に久しぶりなのではないでしょうか。
見に行かれた方も多かったのでは??
この数年でいろいろなデザイン関連の展覧会があり、各地を巡回展で
回っていたりするのですが、なぜか大阪には来ないことが多いですし、
京阪神の中でも大阪は、デザイン関連のイベントが本当に少ないなと思います。
大都市の割に動員が見込めないのかもしれませんが、、
(食えないものに金は払わん、という土地柄なんでしょうかねぇ。。)
今回の北欧デザイン展は、コレクターである織田憲嗣氏が監修している
ということで、珍しい貴重なアイテムを見ることができる展覧会となっていました。
北欧というくくりでざっくりイメージしている方も多いと思いますが
デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェイと
各国の文化はかなり違っている上に、それぞれのデザインの特徴も
全然違います。椅子の展示のコーナーで、織田さんの解説が付いていて
わかりやすかったのは、脚の形状の違い。
スウェーデンの椅子は脚先に向かって太くなるのが特徴となっていて、
今回数脚展示してあったスウェーデンの椅子は、初めて見るものが多く
参考になりました。確かに脚先が太い、どこか牧歌的な印象のデザインは、
デンマークの洗練を極めるシュッとしたもの(ここは関西人の表現になりますが)
と違いますね。
他にはガラスの作品がやはり素晴らしいと思いました。
フィンランドのデザイナー、オイヴァ・トイッカや
タピオ・ウィルッカラ、アルバ・アアルトのガラスの作品は
私の中でフィンランドの国の厳しくて豊かな自然のイメージと
繋がっています。アアルトデザインの定番のフラワーベースも
腰の高さまである特大サイズは始めてみました。
家具や照明、その他のプロダクト、改めて完成度が高く
素晴らしいものばかり。もちろんこのスタイリングで
間違いはありませんが、日本の実際に私たちの住む
都会の住宅事情に、どういう風にこの感覚を取り入れていくことができるか、
インテリアコーディネーターとして、いろいろ考えることも多かったです。
この展覧会、ごらんになった方もいらっしゃると思いますが
どういう風に感じましたか~?
個人的には、大阪でも、こういう本物の北欧の銘品が見られる機会が
またあるといいなと思いました。
ちなみに、
うたたね代表山極も別の日に見に行ったということで
どうでしたか~?ど聞いてみたところ、面白かったけど
ほとんどが見たことあるもので、改めて座った椅子が
やっぱり日本人の体形には合ってないと再認識する機会になったと
言っていました。椅子の座り心地に関しては、北欧人と
日本人の感覚とで差があるので、そういう意味では、ちょっとでも
体験できる機会があるのはいいんじゃないか、というデザイナーらしい視点。
確かにそうですね。見て、感じて学ぶいい機会となりました。