2016年の10月下旬に、ソニーさんのミラーレスカメラ(α7SⅡ)を購入してからほぼ1年間が経過しました。
今回の記事では、購入前にメインで使用していたキャノンさんの一眼レフカメラ(EOS 6D)と比較する的な雑記を書いてみました。(なお、自分は一般ユーザの為、どちらのメーカーさんからもしがらみなどは一切ありません。)
今回の記事では、購入前にメインで使用していたキャノンさんの一眼レフカメラ(EOS 6D)と比較する的な雑記を書いてみました。(なお、自分は一般ユーザの為、どちらのメーカーさんからもしがらみなどは一切ありません。)
記事冒頭ではまっとうなことを書いていましたが、本当は池袋ハロウィンに行ってみたかったのですが、お天気も悪い為、あきらめて思い付きで書いてるだけです。なので、また気が付いたことがあったら追記してみたいと思います。
☆キャノンさんの一眼レフカメラ(EOS 6D)について
2012年の11月30日に発売されました。フルサイズでありながら軽量コンパクトなカメラでした。もちろん、当時の上位機種であった「EOS 5D3」に比べて性能的に見劣りする部分は多々あるのですが、"とても静かなシャッター音"、オートフォーカスの測距輝度範囲が-3に対応(5D3は-2まで)、キャノンの一眼レフカメラ初のWiFiを搭載していたりと"尖った"ものを持っていました。
(高感度の写真では、5D3よりも上との評価もあった位でした。)
自分が購入したのは、2013年だったかと思います。(実は初めての一眼レフカメラでした。その前は、Sonyさんのミラーレス(NEX-5N)を使っていました。)
そして、最初に購入したレンズは、EF24-70mmF4L IS USMでした。ボディとのセットの方が安かったのですが、リセールバリューを考えて別々に買ってたりしました。笑。
購入後は、順調?にレンズ沼に足をとられてズブズブになりながらも、ブログ記事の写真を撮ることに楽しく活用させて頂きました。(実は、この間、NEX-5Nを売却してキャノンさんのミラーレスも一時期使ってはいました。でも、キャノンさんからフルサイズのミラーレス機が出なかったのですよね・・・)
☆ソニーさんのミラーレスカメラ(α7SⅡ)について
2015年10月16日に発売されました。Eマウントフルサイズミラーレスのα7の二世代目のモデルでして、本機種は一番末っ子です。
このカメラを買うきっかけになったのは、以下の理由によります。
(RⅡにするかはかなり悩みましたが、日々の記録には4000万画素越えは自分には必要ないのと、他人には厳しく自らには甘い方が使っている機種だったのでやめました。)
1)センサーのサイズは大きいのが欲しいかな。
2)暗所に強そうなのとサイレント撮影が便利そう。(7Ⅱはサポートされていません。)
3)キャノン資産(レンズ)がマウントアダプター経由ではあるが使えそう。
4)6Dのシャッター耐用制限(10万回)が見え始めていた。
5)毎日持ち運ぶのはちょっと大変。(軽量フルサイズであっても容積的にはそれなりにあるので、鞄の中の収まりを少しでもよくしたい。)
6)画素数が少ないので、処理と保存時においてはPCに優しいはず。
7)動画もやってみたかった。(7RⅡも4Kで撮れますが、全画素読み出しで撮れるのは本モデルのみでした。)
8)7Ⅱ、7RⅡと比べると使っている人が少なそう。
≪1年間使ってみての比較というか雑記≫
☆鞄の中での収まり具合
レンズにもよりますが、やっぱりソニーさんの方が上ですね。
(ただ、本体に比べるとどうしてもレンズが大きく見えてしまうのと、性能のいいレンズはキャノンさんと同じ傾向でやっぱり大きく重いです。)
結果的には、総重量は軽くなったので◎だと思います。
☆操作感
これは、キャノンさんの方が上ですかね。さすがに長年の積み上げがあります。さすがEOSシステムです。
ソニーさんの一番の良くないところはオートフォーカス測距移動がダイレクトにできないところですね。しかも、誤操作を引き起こしやすいです。
☆オートフォーカスについて
【キャノンさん】
正確で素早いです。「ここしかないっ!」ってタイミングで撮った写真は、多少ピンボケはあったりすることはありましたが、ボツ写真になることは少なかったように思います。
ただ、測距点が少ない為に点以外の場所にピントを合わせたい場合は、フォーカスロックかライブビューを使う必要がありました。(この当時は、ライブビューは遅くて使い物になりませんでした。後継の6D2では改善されているようですね。)
そして、中央以外は貧弱だったように思います。(最悪、2枚撮ればどちらかには当たりが来ていたので自分は使っていましたが・・・)
【ソニーさん】
狙った瞬間に撮った時に時々失敗することがあります^^; 特に、遠ざかっていく被写体に関しては弱いですね。(まぁ、これは全てのカメラが苦手としている分野の気がします。)
ただ、構図の自由さという観点では6Dよりも改善されましたので、トータルでは◎でした。
また、暗い場所での合焦は、6Dよりもさらに上でした。(測距輝度範囲が-4に対応しています。こんな暗くて大丈夫?ってところでOKでした。)
☆生成される写真について
実は、同じレンズで撮ったものを比較したことがありません。
解像感は、正直2000万画素の6Dの方が上だとは思います。結構不安でしたが、ブログを見て頂く方の多くは分はスマートフォンであるし、A4超過でプリントする予定もないので1200万画素でも大丈夫かなと自分に言い聞かせました。(このブログの画像も、2016年10月末以降のは、ほとんど7SⅡで撮ったものです。)
高感度でいえば、6Dも強い機種でしたが、流石に7SⅡはさらに上をいっているとは思いますが、例えば夜に撮った写真からノイズが全くなくなるなんてことはありません。写真は、やっぱり光がないと成立しないものなのでしょう。
あと、7SⅡにしてから1枚当たりの写真のファイルサイズは間違いなく小さくなりました。ただ、その弊害としてトリミングには弱くなりました。なので、写真を撮るときには、トリミングしなくてもいいように記録しておくことが重要になりました。
要は、7SⅡは、静止画機よりも動画機に近い存在なんだと思います。
☆ファインダー
ご存じの通り、6Dは光学式で、7SⅡは電子式です。見たまんま撮れるのと自分の必要な情報を表示できる電子式に慣れてしまうと中々光学式には戻れませんね。
☆シャッター耐久性
ソニーさんの圧勝ですね。枚数多く撮る方には効いてくるのではないでしょうかね。
参考までに、当時の6Dの上位機種である5D3でも、15万回でした。さらに言いますと、キャノンさんの最上位機種である"1DX2"でも、40万回となっています。もっとも、ソニーさんもタイマーが発動するかもしれませんけど。
【キャノンさん】
10万回。
【ソニーさん】
50万回。
☆液晶
6Dの後継である6D2はバリアングル液晶になりました。7SⅡはバリアングルではありませんが、チルトは可能です。ローアングルで撮るとガラッと雰囲気が変わるので、これは出来た方が表現の幅が広がると思いました。(ライブビューでも代替できますが、6Dのライブビューは遅くてあまり使えませんでした)
☆ごみ問題
【キャノンさん】
光学ファインダーのゴミは、サービスセンターで取り除けるものとそうでないものがあって、後者の場合工場行きになった記憶があります。吐き出される写真には影響しないのですが、撮影中一度気になるとずっと気にしてしまいますよね・・・
【ソニーさん】(絞る(F値を大きくする)撮影する方は特に注意)
ソニーさんのはミラーレスなので、レンズ交換時、センサーが剥き出し状態になります。センサーを下に向けて素早くレンズ交換しても、やっぱりごみがセンサーについてしまうときがあります。
カメラ本体側にも、振動でゴミを落とす機能があるのですが、あまり効果がないように思います。なので、レンズ交換をする予定があるときはブロアーを持っていることが重要です。
もちろん、本気の撮影時には前日にセンサーのクリーニングをするなどした方が良いと思います。
一番いいのは、清掃後レンズ交換をしない事ですが、レンズ交換式カメラの宿命ですよね。
最近発表された7RⅢは、この問題を解決しているのでしょうか!?
(個人的には、ソニーさんのミラーレスで最大の問題点かと思っています。)
☆キャノンEFマウントのレンズを使う
α7シリーズは、シグマさんから発売されている「MC-11」というマウントアダプター経由でEFマウントのレンズ(キャノンさん、シグマさん、タムロンさんなど)を使うこと出来ます。
※マウントアダプターは、他にもメタボーンズさんなどがありますが、お値段と性能のバランス、将来性を考えると「MC-11」が一番いいではないかと思います。
で、自分もα7SⅡにEFマウントのレンズをアダプターで活用してみたのですが、
結論からいいますと、「とりあえずは使えます。腕さえあればもっと使えます」な感じです。
ここでいう"腕"とはマニュアルフォーカスが使える人です。オートフォーカスだと合焦するまで時間がかかります。
例えるなら、風景で、「よし、今このタイミングなら人が全くいない状態で撮れるっ!」って瞬間を逃すことがあります。明るい場所でもこんな感じなので、夜とか暗所ではもっと状態が悪化すると思います。(試したことはありません。)
ただ、幸いにもα7シリーズはマニュアルフォーカス支援の装備が充実しているので、修行してみるのもいいかもしれません。
補足1)※α7SⅡと(α7Ⅱ,α7RⅡ)のオートフォーカスは全く別物です。なので、後者の機種(特に7RⅡ)であれば結果は違います。ヨドバシカメラ秋葉原さんとかマップカメラさんでは試すことが出来るので、使いたいレンズを持って実験してみるといいでしょう。(実験は、店員さんに一声かけてからにしましょう。)
補足2)EFマウントのレンズでも、キャノンさん純正よりもシグマさん純正であればもう少し戦えます。ただ、一度この組み合わせでコスプレイヤー様を撮影したときに、「どうして時間がかかるのかな??」的な表情をされてしまったことがあり、それ以降使うのをやめました。しかも、カメラ上ではピントが来ているように表示されているのですが、PCで確認すると、動体ぶれを起こしてしまっている為かダメ写真が多かったです。
補足3)当然ながら望遠レンズではよりNGです・・・
☆(おとなしく)Eマウントのレンズを使う
結局のところ、瞳AFとか顔認識などの機能を使うにはEマウントレンズ(ソニーさん純正もしくは、シグマさんでも一部は可能?)を使うことになります。
このEマウントのレンズですが、ものによっては他マウントのものより軽量コンパクトなのですが、お値段が高めなのが厄介です。キャノンさんのレンズを沢山持っている方は同じようなレンズをまた買う事になるので悩むところだと思いますね。
☆フラッシュについて
ソニーさんの純正フラッシュ(自分の購入したもの)は、発光部を90度上に向けたとき、ハイスピードシンクロが出来ない気がします。キャノンさんのは出来ました。
これは、結構盲点ではないでしょうか!?
☆バッテリーの持ち
【キャノンさん】
かなり持ちます。1個予備を購入しましたが、予備を投入することは結局1回もありませんでした。安心して使えます。
また「劣化度」が視覚的にわかるところが素晴らしいです。(カメラ内に表示出来ます。)
ただ、最近のカメラは以前のカメラよりもバッテリーを多く消費する傾向のようです。ま、それでもソニーさんよりもスタミナはありますが。
【ソニーさん】
最悪です。バッテリーが最初から2つ付属してくる有様です。
(冬の低温時に撮影しているとみるみる内になくなっていきます。笑)
自分は、もうひとつ買い足しましたが、3つあれば使い切ることはありませんでした。
(最悪は、USBで給電しながら撮影可能です。)
ただ、最近発表されたα7RⅢには、α9で搭載されたバッテリーが搭載されるので、
今後出てくる機種は改善されて行きそうですね。
☆サービスセンターについて
どちらも、日曜日・祝日は営業していないのが難点です。(脱線しますが、「ニコン」さんは、祝日は営業しているそうです。)
【キャノンさん】
秋葉原からの最寄ですと「銀座」になります。(日比谷線の東銀座駅が最寄り駅です。) (ほかに新宿にもあるのですが、12月で廃止になり、その後品川に開設されるそうです。)
【ソニーさん】
秋葉原他(最寄り駅は銀座線の末広町駅です)にあります。
個人的で申し訳ありませんが、秋葉原で仕事をしている自分にとっては後者の方が大変都合がいいです。昼休みに預けていって、帰りに受け取ることが出来ます。
☆センサーの清掃について
【キャノンさん】
以前は「センサーの清掃のみ」(税別1,000円)も受け付けていたのですが、2016年の7月21日よりより「あんしんメンテ スタンダード」(税別3,000円)というものに変更になってしまい「センサーの清掃のみ」は無くなってしまいました。
もちろん、センサー清掃だけではなく色々な清掃や点検、ファームウェアアップデートも行ってくれるのですが、ちょっと割高感がしました。
(しかも、製品保証期間内であっても有料のようです。)
なお、この代金は、「キャノフォトサークル」に入会すると20%オフになるのですが、
年会費が5400円(税込)が必要となります。頻繁に清掃する方や、大きな修理をする際などは入会しておくことをおススメします。
(入会すると、毎月1回フルカラーの月刊誌(100ページぐらいあって読み応えはある)が届きます。この価値は人様々かと思うのですが、自分にとっては全く不要でした。本は選択式にして欲しいですね。)
ただ、サービスセンターの方の知識は、カメラやレンズだけではなく撮影方法に至るまでかなりのものがあると感じました。なので、相談だけでも利用する価値があるかと思います。(当然といえば当然ですが、キャノン製以外のレンズをつけた状態でのサポートはしてくれません。)
余談(1)
サービスセンターにいると、キャノンの白レンズとかカメラ本体を大量に持ち込んでくる方が時々いて、カルチャーショックを受けます。笑。
余談(2)
1ヶ月に数回行ったとき、偶然全部同じ受付担当の方になり、少し修理内容に"おまけ"をして頂いたことがあります。
【ソニーさん】
センサー清掃のみのサービスがあります。(所用時間:30分 税別1,000円)
但し、予約制なので飛び込みでいっても出来るかはわかりませんが、平日の朝とか午後の早い時間は割合空があるようです。(土曜日は基本的には予約なしだと全く空きがないです。)
所要時間は30分です。
上記のサービスに、ボディ清掃、レンズクリーニング(分解清掃はなし)が、
通常サービスになります。(所用時間60分:税別3,000円) こちらも、予約制です。
こちらのサービスのいいところは、以下の2点です。
・センサー清掃前と清掃後の状態をプリントして見せてくれる。(結果に関しては持ち帰りは不可)
・レンズは、Sony製品でなくてもOKです。(マウントアダプター経由でもOK)ただし、カメラにセットされていることが必要です。セットされていない場合はNGとのこと)
なお、通常サービスはカメラ購入後1年間の間は何回利用しても無料(保証書記載の無料修理規定対象外の場合は有料)だそうです。
サービスセンターの方は、キャノンさんに比べるとカメラ等の知識がある方は少ない印象です。ただ、全くいないわけではなさそうです。
≪最後にまとめ≫
纏まりのない文章で大変申し訳ありませんでした。実は、7SⅡ購入後もいつでもキャノンさんに戻れるようにというか併用するつもりでしばらくは保管していたのですが、6D2が発表になり買い取り価格が下がらないうちに売却をしました。3年間以上使って購入金額の半分程度で買い取って頂けて大変うれしかったです。
(当時、キャノン機を押してくれた先生に感謝です。この先生がいなかったらここまで沼にはまらなかったのは間違いないですね。笑)
ミラーレス機を1年間使ってみての感想ですが、(使うユーザが多くなってレンズの価格がもう少し安くなる or ソニーさん以外のメーカーさんがお安くフルサイズ対応のEマウントレンズを出す)、ごみ問題が解決してくれればすればもう満足なレベルです。(ただし、激しく動くものは目をつぶる必要があります。)
最後までご覧いただきありがとうございました。
☆キャノンさんの一眼レフカメラ(EOS 6D)について
2012年の11月30日に発売されました。フルサイズでありながら軽量コンパクトなカメラでした。もちろん、当時の上位機種であった「EOS 5D3」に比べて性能的に見劣りする部分は多々あるのですが、"とても静かなシャッター音"、オートフォーカスの測距輝度範囲が-3に対応(5D3は-2まで)、キャノンの一眼レフカメラ初のWiFiを搭載していたりと"尖った"ものを持っていました。
(高感度の写真では、5D3よりも上との評価もあった位でした。)
自分が購入したのは、2013年だったかと思います。(実は初めての一眼レフカメラでした。その前は、Sonyさんのミラーレス(NEX-5N)を使っていました。)
そして、最初に購入したレンズは、EF24-70mmF4L IS USMでした。ボディとのセットの方が安かったのですが、リセールバリューを考えて別々に買ってたりしました。笑。
購入後は、順調?にレンズ沼に足をとられてズブズブになりながらも、ブログ記事の写真を撮ることに楽しく活用させて頂きました。(実は、この間、NEX-5Nを売却してキャノンさんのミラーレスも一時期使ってはいました。でも、キャノンさんからフルサイズのミラーレス機が出なかったのですよね・・・)
☆ソニーさんのミラーレスカメラ(α7SⅡ)について
2015年10月16日に発売されました。Eマウントフルサイズミラーレスのα7の二世代目のモデルでして、本機種は一番末っ子です。
このカメラを買うきっかけになったのは、以下の理由によります。
(RⅡにするかはかなり悩みましたが、日々の記録には4000万画素越えは自分には必要ないのと、他人には厳しく自らには甘い方が使っている機種だったのでやめました。)
1)センサーのサイズは大きいのが欲しいかな。
2)暗所に強そうなのとサイレント撮影が便利そう。(7Ⅱはサポートされていません。)
3)キャノン資産(レンズ)がマウントアダプター経由ではあるが使えそう。
4)6Dのシャッター耐用制限(10万回)が見え始めていた。
5)毎日持ち運ぶのはちょっと大変。(軽量フルサイズであっても容積的にはそれなりにあるので、鞄の中の収まりを少しでもよくしたい。)
6)画素数が少ないので、処理と保存時においてはPCに優しいはず。
7)動画もやってみたかった。(7RⅡも4Kで撮れますが、全画素読み出しで撮れるのは本モデルのみでした。)
8)7Ⅱ、7RⅡと比べると使っている人が少なそう。
≪1年間使ってみての比較というか雑記≫
☆鞄の中での収まり具合
レンズにもよりますが、やっぱりソニーさんの方が上ですね。
(ただ、本体に比べるとどうしてもレンズが大きく見えてしまうのと、性能のいいレンズはキャノンさんと同じ傾向でやっぱり大きく重いです。)
結果的には、総重量は軽くなったので◎だと思います。
☆操作感
これは、キャノンさんの方が上ですかね。さすがに長年の積み上げがあります。さすがEOSシステムです。
ソニーさんの一番の良くないところはオートフォーカス測距移動がダイレクトにできないところですね。しかも、誤操作を引き起こしやすいです。
☆オートフォーカスについて
【キャノンさん】
正確で素早いです。「ここしかないっ!」ってタイミングで撮った写真は、多少ピンボケはあったりすることはありましたが、ボツ写真になることは少なかったように思います。
ただ、測距点が少ない為に点以外の場所にピントを合わせたい場合は、フォーカスロックかライブビューを使う必要がありました。(この当時は、ライブビューは遅くて使い物になりませんでした。後継の6D2では改善されているようですね。)
そして、中央以外は貧弱だったように思います。(最悪、2枚撮ればどちらかには当たりが来ていたので自分は使っていましたが・・・)
【ソニーさん】
狙った瞬間に撮った時に時々失敗することがあります^^; 特に、遠ざかっていく被写体に関しては弱いですね。(まぁ、これは全てのカメラが苦手としている分野の気がします。)
ただ、構図の自由さという観点では6Dよりも改善されましたので、トータルでは◎でした。
また、暗い場所での合焦は、6Dよりもさらに上でした。(測距輝度範囲が-4に対応しています。こんな暗くて大丈夫?ってところでOKでした。)
☆生成される写真について
実は、同じレンズで撮ったものを比較したことがありません。
解像感は、正直2000万画素の6Dの方が上だとは思います。結構不安でしたが、ブログを見て頂く方の多くは分はスマートフォンであるし、A4超過でプリントする予定もないので1200万画素でも大丈夫かなと自分に言い聞かせました。(このブログの画像も、2016年10月末以降のは、ほとんど7SⅡで撮ったものです。)
高感度でいえば、6Dも強い機種でしたが、流石に7SⅡはさらに上をいっているとは思いますが、例えば夜に撮った写真からノイズが全くなくなるなんてことはありません。写真は、やっぱり光がないと成立しないものなのでしょう。
あと、7SⅡにしてから1枚当たりの写真のファイルサイズは間違いなく小さくなりました。ただ、その弊害としてトリミングには弱くなりました。なので、写真を撮るときには、トリミングしなくてもいいように記録しておくことが重要になりました。
要は、7SⅡは、静止画機よりも動画機に近い存在なんだと思います。
☆ファインダー
ご存じの通り、6Dは光学式で、7SⅡは電子式です。見たまんま撮れるのと自分の必要な情報を表示できる電子式に慣れてしまうと中々光学式には戻れませんね。
☆シャッター耐久性
ソニーさんの圧勝ですね。枚数多く撮る方には効いてくるのではないでしょうかね。
参考までに、当時の6Dの上位機種である5D3でも、15万回でした。さらに言いますと、キャノンさんの最上位機種である"1DX2"でも、40万回となっています。もっとも、ソニーさんもタイマーが発動するかもしれませんけど。
【キャノンさん】
10万回。
【ソニーさん】
50万回。
☆液晶
6Dの後継である6D2はバリアングル液晶になりました。7SⅡはバリアングルではありませんが、チルトは可能です。ローアングルで撮るとガラッと雰囲気が変わるので、これは出来た方が表現の幅が広がると思いました。(ライブビューでも代替できますが、6Dのライブビューは遅くてあまり使えませんでした)
☆ごみ問題
【キャノンさん】
光学ファインダーのゴミは、サービスセンターで取り除けるものとそうでないものがあって、後者の場合工場行きになった記憶があります。吐き出される写真には影響しないのですが、撮影中一度気になるとずっと気にしてしまいますよね・・・
【ソニーさん】(絞る(F値を大きくする)撮影する方は特に注意)
ソニーさんのはミラーレスなので、レンズ交換時、センサーが剥き出し状態になります。センサーを下に向けて素早くレンズ交換しても、やっぱりごみがセンサーについてしまうときがあります。
カメラ本体側にも、振動でゴミを落とす機能があるのですが、あまり効果がないように思います。なので、レンズ交換をする予定があるときはブロアーを持っていることが重要です。
もちろん、本気の撮影時には前日にセンサーのクリーニングをするなどした方が良いと思います。
一番いいのは、清掃後レンズ交換をしない事ですが、レンズ交換式カメラの宿命ですよね。
最近発表された7RⅢは、この問題を解決しているのでしょうか!?
(個人的には、ソニーさんのミラーレスで最大の問題点かと思っています。)
☆キャノンEFマウントのレンズを使う
α7シリーズは、シグマさんから発売されている「MC-11」というマウントアダプター経由でEFマウントのレンズ(キャノンさん、シグマさん、タムロンさんなど)を使うこと出来ます。
※マウントアダプターは、他にもメタボーンズさんなどがありますが、お値段と性能のバランス、将来性を考えると「MC-11」が一番いいではないかと思います。
で、自分もα7SⅡにEFマウントのレンズをアダプターで活用してみたのですが、
結論からいいますと、「とりあえずは使えます。腕さえあればもっと使えます」な感じです。
ここでいう"腕"とはマニュアルフォーカスが使える人です。オートフォーカスだと合焦するまで時間がかかります。
例えるなら、風景で、「よし、今このタイミングなら人が全くいない状態で撮れるっ!」って瞬間を逃すことがあります。明るい場所でもこんな感じなので、夜とか暗所ではもっと状態が悪化すると思います。(試したことはありません。)
ただ、幸いにもα7シリーズはマニュアルフォーカス支援の装備が充実しているので、修行してみるのもいいかもしれません。
補足1)※α7SⅡと(α7Ⅱ,α7RⅡ)のオートフォーカスは全く別物です。なので、後者の機種(特に7RⅡ)であれば結果は違います。ヨドバシカメラ秋葉原さんとかマップカメラさんでは試すことが出来るので、使いたいレンズを持って実験してみるといいでしょう。(実験は、店員さんに一声かけてからにしましょう。)
補足2)EFマウントのレンズでも、キャノンさん純正よりもシグマさん純正であればもう少し戦えます。ただ、一度この組み合わせでコスプレイヤー様を撮影したときに、「どうして時間がかかるのかな??」的な表情をされてしまったことがあり、それ以降使うのをやめました。しかも、カメラ上ではピントが来ているように表示されているのですが、PCで確認すると、動体ぶれを起こしてしまっている為かダメ写真が多かったです。
補足3)当然ながら望遠レンズではよりNGです・・・
☆(おとなしく)Eマウントのレンズを使う
結局のところ、瞳AFとか顔認識などの機能を使うにはEマウントレンズ(ソニーさん純正もしくは、シグマさんでも一部は可能?)を使うことになります。
このEマウントのレンズですが、ものによっては他マウントのものより軽量コンパクトなのですが、お値段が高めなのが厄介です。キャノンさんのレンズを沢山持っている方は同じようなレンズをまた買う事になるので悩むところだと思いますね。
☆フラッシュについて
ソニーさんの純正フラッシュ(自分の購入したもの)は、発光部を90度上に向けたとき、ハイスピードシンクロが出来ない気がします。キャノンさんのは出来ました。
これは、結構盲点ではないでしょうか!?
☆バッテリーの持ち
【キャノンさん】
かなり持ちます。1個予備を購入しましたが、予備を投入することは結局1回もありませんでした。安心して使えます。
また「劣化度」が視覚的にわかるところが素晴らしいです。(カメラ内に表示出来ます。)
ただ、最近のカメラは以前のカメラよりもバッテリーを多く消費する傾向のようです。ま、それでもソニーさんよりもスタミナはありますが。
【ソニーさん】
最悪です。バッテリーが最初から2つ付属してくる有様です。
(冬の低温時に撮影しているとみるみる内になくなっていきます。笑)
自分は、もうひとつ買い足しましたが、3つあれば使い切ることはありませんでした。
(最悪は、USBで給電しながら撮影可能です。)
ただ、最近発表されたα7RⅢには、α9で搭載されたバッテリーが搭載されるので、
今後出てくる機種は改善されて行きそうですね。
☆サービスセンターについて
どちらも、日曜日・祝日は営業していないのが難点です。(脱線しますが、「ニコン」さんは、祝日は営業しているそうです。)
【キャノンさん】
秋葉原からの最寄ですと「銀座」になります。(日比谷線の東銀座駅が最寄り駅です。) (ほかに新宿にもあるのですが、12月で廃止になり、その後品川に開設されるそうです。)
【ソニーさん】
秋葉原他(最寄り駅は銀座線の末広町駅です)にあります。
個人的で申し訳ありませんが、秋葉原で仕事をしている自分にとっては後者の方が大変都合がいいです。昼休みに預けていって、帰りに受け取ることが出来ます。
☆センサーの清掃について
【キャノンさん】
以前は「センサーの清掃のみ」(税別1,000円)も受け付けていたのですが、2016年の7月21日よりより「あんしんメンテ スタンダード」(税別3,000円)というものに変更になってしまい「センサーの清掃のみ」は無くなってしまいました。
もちろん、センサー清掃だけではなく色々な清掃や点検、ファームウェアアップデートも行ってくれるのですが、ちょっと割高感がしました。
(しかも、製品保証期間内であっても有料のようです。)
なお、この代金は、「キャノフォトサークル」に入会すると20%オフになるのですが、
年会費が5400円(税込)が必要となります。頻繁に清掃する方や、大きな修理をする際などは入会しておくことをおススメします。
(入会すると、毎月1回フルカラーの月刊誌(100ページぐらいあって読み応えはある)が届きます。この価値は人様々かと思うのですが、自分にとっては全く不要でした。本は選択式にして欲しいですね。)
ただ、サービスセンターの方の知識は、カメラやレンズだけではなく撮影方法に至るまでかなりのものがあると感じました。なので、相談だけでも利用する価値があるかと思います。(当然といえば当然ですが、キャノン製以外のレンズをつけた状態でのサポートはしてくれません。)
余談(1)
サービスセンターにいると、キャノンの白レンズとかカメラ本体を大量に持ち込んでくる方が時々いて、カルチャーショックを受けます。笑。
余談(2)
1ヶ月に数回行ったとき、偶然全部同じ受付担当の方になり、少し修理内容に"おまけ"をして頂いたことがあります。
【ソニーさん】
センサー清掃のみのサービスがあります。(所用時間:30分 税別1,000円)
但し、予約制なので飛び込みでいっても出来るかはわかりませんが、平日の朝とか午後の早い時間は割合空があるようです。(土曜日は基本的には予約なしだと全く空きがないです。)
所要時間は30分です。
上記のサービスに、ボディ清掃、レンズクリーニング(分解清掃はなし)が、
通常サービスになります。(所用時間60分:税別3,000円) こちらも、予約制です。
こちらのサービスのいいところは、以下の2点です。
・センサー清掃前と清掃後の状態をプリントして見せてくれる。(結果に関しては持ち帰りは不可)
・レンズは、Sony製品でなくてもOKです。(マウントアダプター経由でもOK)ただし、カメラにセットされていることが必要です。セットされていない場合はNGとのこと)
なお、通常サービスはカメラ購入後1年間の間は何回利用しても無料(保証書記載の無料修理規定対象外の場合は有料)だそうです。
サービスセンターの方は、キャノンさんに比べるとカメラ等の知識がある方は少ない印象です。ただ、全くいないわけではなさそうです。
≪最後にまとめ≫
纏まりのない文章で大変申し訳ありませんでした。実は、7SⅡ購入後もいつでもキャノンさんに戻れるようにというか併用するつもりでしばらくは保管していたのですが、6D2が発表になり買い取り価格が下がらないうちに売却をしました。3年間以上使って購入金額の半分程度で買い取って頂けて大変うれしかったです。
(当時、キャノン機を押してくれた先生に感謝です。この先生がいなかったらここまで沼にはまらなかったのは間違いないですね。笑)
ミラーレス機を1年間使ってみての感想ですが、(使うユーザが多くなってレンズの価格がもう少し安くなる or ソニーさん以外のメーカーさんがお安くフルサイズ対応のEマウントレンズを出す)、ごみ問題が解決してくれればすればもう満足なレベルです。(ただし、激しく動くものは目をつぶる必要があります。)
最後までご覧いただきありがとうございました。