住田町にある大鉢森山です。大鉢森山という名前の山は、奥州市と一関市の境にもあり、すでに登っています。
「住田第二牧場」(新しい地図には名前なし)の中にあり、放牧時期でなければ車で山頂直下まで行けるだろうと先送りするつもりでしたが、検索してみると、2005年4月の「かぬか平さん」の記録では、門に鍵がかかっていて入れなかったとありました。鷹ノ巣山と御殿山の間を通る道路から、大鉢森山から近くまで南下して来ているのにつながっていない牧場内道路に土塁を乗り越えるルートを取られています。同じルートを覚悟はしました。
牧場は数年前に廃業したようで、現在の様子はわかりません。気になってどうしようもないので、夜の偵察に行きました。一応車中泊の準備はしていきました。
牧場への分岐は、種山の旧道のスノーシェルターの中にありました。途中壊れた門が2つありましたが、どちらも開放され、立ち入り禁止などの看板はなさそうでした。
山頂直下までは6キロありました。道は今も整備されているようで、普通車でも走れるレベルでした。
ここでいったん種山まで戻って、すべきことをして再び山頂直下にきました。夜の林道を18キロも走るなんて、やはり奇人でしょう。
満天の星で、大針森山頂(標高差50m)のシルエットが浮かんでいました。好天を祈って、寝ました。
3時45分起床。牧草地から周囲の山々の写真を撮りました。鷹ノ巣山、蛇山、原台山、判官山(そのうち登る予定)、五葉山、愛染山、種山などが確認できました。
少し明るくなって、4時15分から山頂めざして登りました。藪の少ない林間、その上の笹原を過ぎ8分で山頂に到着しまいた。山頂には三角点があり、プレートは見当たりませんでした。山頂は展望もありませんでした。やや南に行ったところから、蓬莱山、萩ヶ崎山、御殿山が見えました。登った山を同定するのは至福のひとときです。
牧場の一角のただの高まりに過ぎない山のようで、特別な目的がない限り、わざわざ行くような山ではないでしょう。
鷹ノ巣山方面への道を走ってみましたが、すぐに倒木で通行できない状態になりました。
大鉢森山
廃業した牧場の門
牧草地からの周囲の山々
ここから登る
歩きやすい林間
山頂
西側の風景
GPS軌跡
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