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CULTURE INFO.
本展は東京・国立科学博物館と大阪・自然史博物館で人気を博した大人気展覧会です。
動物、植物、菌類、そして鉱物や人工毒など、自然界のあらゆるところに存在する毒について、動物学、植物学、地学、人類学、理工学の各研究分野のスペシャリストが徹底的に掘り下げ、多角的な視点で解説していきます。
毒とそれにかかわる生きものとの関係、自然界の神秘と驚きに満ちた一面をぜひご体感ください。
▼ まずは展示構成をご紹介します。
私たちの身近な生活のなかや、自然界には様々な「毒」が存在します。
本章では毒とは何か、その概念から始まり毒が人間を含む生物にどのように作用するのかについて解説します。
私たちのまわりにある様々な「毒」と、「毒」をもった生物を紹介します。
生物の毒(動物·植物·菌類)の目的の多くは明確で、主に「攻めるため」と「身を守るため」です。
狩り(捕食)のために使用する「毒」、自分を守るために存在する「毒」、様々な有毒生物の「毒」の働きなどを、拡大模型、剥製などの標本を使って説明します。また、鉱物など無生物に含まれる「自然界の毒」や、人間が作り出した毒にも迫ります。
5階基本展示室にはハブの拡大模型が登場!
会期中、5階基本展示室にはハブの拡大模型が登場します。
ぜひ3階企画展示室と一緒にお楽しみください。
「毒」の存在は、生物どうしの関係を大きく変えるきっかけとなってきました。
長期にわたるこの影響は、進化として現れます。「毒」が進化の原動力になった例は多数存在します。
「毒」のある生物への擬態や、有毒生物からの「毒」の盗用、「毒」に耐える性質の獲得、「毒」を利用した種子の散布戦略など、「毒」が招いた多様性と進化の例を紹介し、「毒」と生物の進化の関係を考えます。
本章では「毒と人間」をテーマに、太古から近現代にわたる「毒」と人間の関わりを考えます。
狩猟や戦、処刑や暗殺、また「毒」を研究することにより薬を生み出すなど、私たち人間は毒と向き合い、その正体や本質に迫りながら、毒を利用する方法を次々と編み出してきました。
人間の歴史において、そして人間にとって、毒とはどんな存在だったのでしょうか?さらに、科学の進歩による「毒」の解明、その利用などの「毒」の研究も紹介します。
現在、私たち人間の活動が新たな「毒」を生み出しています。
人間の活動が招いた温暖化などの気候変動や物流は新たな環境へ毒生物の分布を広げる一因となっています。
私たちは、毒から逃れることは決してできません。
未来に向け私たちが地球規模で今考えなくてはならないこと、向き合っていくべきこととは何でしょうか。
特別展「毒」でご覧いただいた内容のほか、展覧会では紹介しきれなかったコラムなども多数掲載した公式図録や、特別展「毒」オリジナルグッズなどを扱っております。
その他「薬屋のひとりごと」をはじめ、「秘密結社 鷹の爪」「HKT48」など、特別展「毒」を彩る多彩なクリエイターのグッズも取扱中。
入場料は不要でどなたでもご利用いただけます。
※グッズの詳細はこちらからでもご確認いただけます。
※詳細に関しては運営元に直接お問い合わせください
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