ウズベキスタン2　2024年秋 出会い（タシケント）

朝ちゃんと起きられてよかった。日本にいる母にもラインで連絡もらえるよう頼んでおいた。24年前にイギリスのホームステイ用に買った旅行用の薄型目覚まし時計、一瞬鳴って電池が切れた。この後ウズベキスタンでも何回か早起きする日があるのだけれど、今この瞬間無用の長物に。

仁川空港着。AREX降りてからここまでだいぶ歩いたな。早めに出発して正解。

チェックイン後、すぐにゲートへ向かったのだけれど、セキュリティに入る前が大混雑。一時間くらいかかり、すぐ近くにいた顔に赤い美容施術跡のあった日本人女性がイライラしていた。「かなり混んでますけど大丈夫ですか」とGoogle翻訳に打ち込んでいた。そんでもって、決死の表情で保安検査の列はスタンションをくぐって横入りｗ　彼女の舌打ち、忘れられない

一番遠いゲートで、着いたらすでに搭乗開始。隣はウズベキスタンのお騒がせ金髪ギャル。途中、イヤホン落として座席のクッション剥がしたり一緒に大捜索。

出発前、ウズベキスタン航空の安全性について調べたけど、今のところ事故ってないらしい。

どなたかのブログで、天山山脈を見るには左側の窓を確保、とのことだったので、当日のオンラインチェックインで右窓から変更した。ウズベキスタン航空も、特定の事前座席指定は有料になっていた。

The wings of Central Asia。初中央アジア。楽しみだけど、ネット環境とかクレジットカードが使えるかとか、そのあたりは心配だな。

ヒンドゥーミールを予約。全体的にスパイシー。真ん中のレーズンの入ったピラフと、スパイシーな豆サラダが美味しかった。

これチャパティかね？やたら冷たくてあぶらっぽかったんだけど、これだけではちょっと無理だしなんか挟んでも、せっかくの美味しいおかずが美味しくなくなりそうで、一口いただいて終了。ごめんなさい。

機内食が回収されていないのに配布されたサンドイッチ。スナック？ランチの一部？位置づけがよくわからないんですけど。

乾いた大地は

西安のちょっと北。

ついに、天山山脈！ほんとこの景色が見られたのは幸運。

そうそう、787の窓って、あの暗さを調節できる窓。どういう仕組みなんだろう。黒にするとなかなか熱をもつんだよね。

この辺を飛行中。

タシケント。途中、小さくモスクが見えたり、タシケント駅が見えたり。なかなか現代の、味気ない街という印象。着陸してからターミナルに着くまで、ボロボロに壊れた飛行機とかが駐機していたのだけれど、大丈夫なのかね。軍用の飛行機もあったから写真とるのはやめておいた。

ふたつある両替所は一つしか開いていない。だから知ってる人はみんな飛行機をおりたらダッシュしてたんだな。手持ちの人民元を使い切りたく2,000元くらい持ってきたのに扱っておらず、これまた無用の長物に。やむなく日本円を両替したけれど、10,000円が700,000スムに。手持ちの現金が少なくなって心配すぎる。

到着ロビーにはSIMカードを買えるところが2件あった。そのうち、紫の看板のほうの一番安いのにした（それでも44GB）。5USDといわれたけれど、手数料かかるんだな。カード請求額は55,825スム（686円)。カウンターのお兄さんに交換をお願いしたけれど「自分でやって」って。試行錯誤してどうしてもできなくて、反対側にいたお兄さんにお願いしたら快くやってくれた！日本で事前にe-sim入れようか迷ったけれど、現地調達で問題なかった。

一つ目の懸念事項、SIMカードをクリアしたので、事前に日本でダウンロードしておいた配車アプリYandex Goで市内へ（ちなみに、カード番号を登録してキャッシュレスにしようとしたができなかった）。ところが、つかまえようとした車と落ち合えず、ここでもタイムロス。駐車場付近ではタクシーの客引きがすごくて「Yandexはトラブルばかり」とか言ってくる輩がいたけど、駅まで7万スムとかいってくるほうが信用できないわ。

Yandex はこんな感じで、車種によって金額が異なるけど、乗る前にルートと金額がわかり明朗会計なのがよし。

本当はタシケントでジョージア料理のお店に行きかったのだけれど、ビビりなので、早めに鉄道駅へ。ここまでYandexで26,500スム。相乗りでもう一人の乗客は商業施設で降りた。タシケント駅は二つあるのだが、ヒヴァ行きは南駅から出発。待合室に座っていたら、係員が行先チェック。

暇すぎて、2階に行ってみたら軽食屋が。サモサ（7,000スム）を一つ買ったのだけれど、中身の説明とか翻訳アプリでしてくれたり、親切だった。日本出発前、前日に父が「そういう国は人さらいがいて、女の人なんて特に奴隷にされたりするんだよ」と暗い顔で言いに来て、それまで「楽しみだね！」といっていた母も暗い表情に。今のところ、皆親切とLINEしておいた。

プラットホームは出入り自由。これはテルメズ行き。鉄の心をくすぐる車体だよな。

駅の外の売店で買った飲み物。雑なパン売りとかは時々いるらしいけど、食料の持ち込みは重要。左の飲み物は7,000スム、右は10,000スム。お水が良かったのに、現地語が読めなくてスパークリングウォーター買っちまった。そうだ、海外あるあるだったな。

どうも、この近くにラウンジとかあるらしいけど誰が利用するんだろうね。コンセントは、直前になって発見したんだけれど、左の玄関フードみたいなところの柱にあった。

ヒヴァ行きが来ました。XIVAって書くんだね。手前の線路をそのまま横断して乗車。発車してからでないとトイレは使えないので、駅で直前に行くとよい。駅のトイレで顔をあらってズボンをはき替えてる人も。

寝床。上は天井が低いし上り下りが大変なので下段を予約。白い袋は選択済みのきれいなシーツとフェイスタオルか入っている。ちなみに降りるとき回収される。

周囲はほとんど地元民。鳥かごごと乗車してる人もいた。日本人は珍しいのかね。下の段でよこになっていたら、斜め上の若者が写真撮ってきたw

ウルゲンチまで行く一家とご一緒したのだが、

隣人はおじいちゃん。ベッドを上げると荷物入れになっている。

ウズベキスタンも何でもモノが簡単に手に入るわけではないのかね。2メートルはある蛍光灯を荷物として持ち込んでいた。

そのおじいちゃんが優しくて。食べ物をいっぱいくれる。黒いビニール袋に入っていたのはヒマワリの種。「マダム」といって手づかみで大量にくれた。

その後もタシケントナンを素手でちぎってくれたり（！）、チョコレートをくれたり。21時過ぎてるから少しだけいただいた。

「マダム、チャイ、チャイ（お茶）」といってお湯のある所を教えてくれた。これ飲んだらお腹まずいかも、と思ったがご厚意を無下にできず、紙コップの3分の1だけいただく。

実は、おじいちゃんは2人いた。どなたかのブログに載っていた通り、上段の人なんかが夜寝るまで下の寝床に座ってくるｗ

この状況嫌いではないｗ

手前みたいに、シーツをカーテン替わりにする慣れた乗客も。コロナは落ち着いたとはいえ、入口に近い換気のよさそうな場所を選んだが、誰かがトイレに行くたびにドアの音で目が覚めるし、寒い。しかも換気はされるがトイレのにおいが…反対側の入口付近だったらよかったのかも。