2024/06/07 - 2024/06/07
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キートンさん
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観光5日目はウズベキスタンの最終日で、午前中にタシケントを観光した後、アルマトイ経由でカザフスタンのアクタウへと向かいます。
アルマトイ行のKC128便はタシケント空港14:00発なので、タシケント観光は11:00頃までのわずかな時間。
入場観光できそうな施設は1箇所かせいぜい2箇所で、残りは外観のみと街歩きがメインとなりそうです。
本日のフライトはアルマトイで乗り継いだ後、アクタウ空港に23:50着と深夜になるので、宿泊は空港近くの唯一のホテルを予約済。
しかし、予定通りにはなかなかいってくれなくて・・・
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- エア・アスタナ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝7:00のグルナラ・ゲストハウス。
グルナラ ゲストハウス ホテル
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朝食は7:00からだが、まだ食事を始める宿泊客はおらず、ひっそりしている。
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本日の朝食。
ウズベキスタンの一般的な朝食といった感じ。 -
グルナラ・ゲストハウスから徒歩10分もかからずチョルスー・バザールのドーム型メイン・ビルディング。
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巨大ドーム内は、同心円状に売り場が並んでいる。
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ドームの中でも目立つのが、やはりお肉売り場。
チョルスー バザール 市場
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豚足?牛足?何の足?
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地下鉄で移動中、用もないのにゴフル・グロム駅で途中下車。
タシケント地下鉄は駅自体も観光の対象になるので。ゴフル・クロム駅 駅
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一度乗り換えて、8:20頃ムスタキリク・マイドニ駅に到着。
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ムスタキリク・マイドニ駅から地上に出ると、道路を挟んで西側にモニュメントが見えた。
独立広場らしい。 -
イチオシ
ウズベキスタン歴史博物館の方に歩いて行く途中に気になる建築物発見。どうやらニコライ・コンスタンチノヴィチ大公の宮殿らしい。
ニコライ・コンスタンチノヴィチは、ロマノフ朝第11代ロシア皇帝であるニコライ1世の孫息子の一人で、サンクトペテルブルク出身だが後にある事件をきっかけに追放され、タシケントに暮らすようになったという。
この宮殿は1891年に建てられ、昨日見学したブハラ・アミールの宮殿と同じくアレクセイ・L・ブノワが建設を主導したという。
そういえば、建築のデザインが似ている気がする。
アレクセイ・L・ブノワは、アルマトイ、タシケント、サマルカンドなどに多くの建物を建てたが、現在残っているのはブハラ・アミールの宮殿とこの宮殿くらいだけだという。 -
ウズベキスタン歴史博物館は足場が組まれて外装の工事中のようだった。
通常通りの営業だとしても10:00開館なので、ここはパス。 -
ウズベキスタン歴史博物館から南へ行くと、東側にナヴォイ劇場がある。
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劇場前の噴水はメンテナンス中で、池の水も抜かれている。
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劇場公演のシーズンは例年9月から5月の間で、今月からシーズンオフらしい。
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ナヴォイ劇場は1947年に完成したが、建設の途中から第二次世界大戦でソビエト連邦軍の捕虜となった旧日本軍の兵士が建設に従事したことで知られている。
1966年4月26日のタシケント地震では、78,000棟の建物が倒壊するもナヴォイ劇場は無傷で残り、市民達の避難場所としても機能した。
このエピソードはウズベキスタンの人々に、日本人は勤勉で手抜きをしないということを印象付けたともいわれる。 -
劇場完成から80年近くになるので何度か修繕が行われただろうが、日本人の器用さが細かい装飾などに生かされたのだろうと思われる。
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シベリア抑留となった日本人は約57万5千人に上り、厳寒環境下で満足な食事も与えられず、苛烈な労働を強要させられたことにより、約5万8千人が死亡したといわれる。
ナヴォイ劇場建設の任務は特殊業務であり、建築作業に適した工兵457人の日本兵が派遣された。
そのうち死亡者は、劇場建設の高所作業中の転落事故と、外出時に汽車に轢かれた2名が確認されている程度で、かなり少なかったとみられる。 -
1996年、ウズベキスタン大統領イスラム・カリモフが、建設に関わった日本人を称えるプレートを劇場に設置した。
ウズベク語、日本語、英語で表記されている。 -
劇場の収容観客数は1400人で、舞台の広さは540㎡あるという。
ガイドツアーなどはないので内部見学するには、コンサートやバレエの公演を鑑賞するしかなさそうだが、公演のチケットは日本国内に比べるとかなり格安のようなので、日程が合えば内部見学を兼ねて公演を鑑賞するのが良さそうだ。 -
ナヴォイ劇場から公園の中を通って南へ歩く。
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大きな交差点を斜交いに渡ると、ある人物の胸像が立っている。
ウラジーミル・ジャニベコフは、ソユーズ27号、39号、T-6、T-12、T-13と5度の宇宙飛行を行った人物である。
タシケントの東に位置するイスカンダル出身。
どこかで聞いたような地名・・・ -
9:00過ぎ、ウズベキスタン工芸博物館に到着。
タシケントのミュージアムは10:00開館が多い中、ここは9:00開館なので都合が良い。
入場料は25,000UZS(約300円)。 -
イチオシ
1907年に建てられたロシア公使の私邸を利用した博物館である。
実は見学の順路を間違えたようで、最初にスザニや民族衣装などの展示室に入るべきところを飛ばしてしまった。
展示物としてはそこが最も充実したコレクションだったようで、惜しいことをした。 -
しかし、この博物館の見どころは展示物だけでなく、建物の装飾にもある。
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玄関テラスの屋根の装飾。
すでに目を見張る美しさ。 -
ウズベキスタン各地から招かれた職人によって施されたという。
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室内の装飾もその美しさと細かさには圧倒される。
ウズベキスタン工芸博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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部屋の中央にあるのは噴水だそうだが、稼働はしていなかった。
邸宅の室内に噴水を設けているといえば、エジプトのカイロのアンダースン博物館を思い出す。
イスラム建築では珍しいことではないのかもしれない。 -
暖炉かな?
こんなに華やかな暖炉を見たのは初めて。
イスラムといえば、どちらかというと暑い地域のイメージだが、タシケントの冬は氷点下になるほど寒い。 -
イチオシ
壁を部分的にくりぬいた陶器の展示なんぞ、圧巻の美しさ。
パステルカラーの装飾もさることながら、緑の枠に縁どられた白の透かし彫りに目を奪われる。 -
この私邸を建てたロシア公使はイスラム教に否定的だったようで、イスラム建築特有のミフラーブが設置されているものの、メッカとは逆方向を向いている。
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パステル調のデザインの壁とは対照的に、壁の上部から天井にかけては渋い色調のデザインとなっている。
壁上部から天井にかけて、ムカルナスを帯状に伸ばしたようなデザインを3段に配している。 -
その南側の部屋も劣らず美しい装飾だったが、オフィスのように使われていたので、天井だけ撮影して退出した。
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伝統工芸品の陶磁器の展示。
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廊下の両側には小さめの絵画が展示されている。
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絵画作品の一枚。
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絨毯や装飾品の展示。
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ティラコシュと呼ばれる、女性が額につける装飾品(上)。
ゼビガルドンと呼ばれる、女性が首に掛ける宝石(下)。 -
家具、建具、柱などの展示室。
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派手な柄のテーブル。
1989年製で、それほど古いものではない。 -
民族色の濃いチェスの駒。
1983年製で、これもそれほど古いものではない。
工芸博物館ということで20世紀のウズベキスタンの工芸品を中心の展示となっているが、考古学的に貴重なものが見られるというわけではないようだ。 -
こちらにはショップがあるようだが、あまり時間がないのでスルー。
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イチオシ
コスモナウトラルから地下鉄でチョルスーへ。
コスモナウトラル駅の壁には天文観測から宇宙開発に関する人物のレリーフがはめ込まれているが、ちょうど両側に列車が入ってきたタイミングだった。コスモナフトラル駅 駅
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チョルスー駅を出てバザールの通路を進む。
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少し時間に余裕があったので、チョルスー・バザールの南に位置するクカルダシュ・メドレセに来てみた。
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クカルダシュ・メドレセの東には、緑のドームが印象的な金曜モスクが建っている。
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金曜モスクは15世紀に建てられたが、修復されているので比較的新しい建築物に見える。
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クカルダシュ・メドレセは、シャイバニ朝の大臣クカルダシュによって16世紀に建てられた、タシケントの代表的な神学校である。
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入場料は15,000UZS(約200円)。
中庭は緑豊かな庭園となっている。
ソビエト連邦時代には倉庫などに使用されていたが、独立後に修復され、再び神学校として現在も多くの神学生が学んでいるという。 -
イチオシ
現役の神学校だということで、入場しても見学できる範囲はかなり制限されている。
ただ2階に上がることができ、そこから眺める中庭は、ウズベキスタンで見たメドレセの中でも、最も美しいものだった。クカルダシュ メドレセ 建造物
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10:30頃にグルナラ・ゲストハウスに戻り、一服して11:00前にチェックアウト。
オーナーにタクシーアプリで空港までのタクシーを呼んでもらった。
タクシー代は35,000UZS(約430円)。
ここのオーナーは親切で、道路まで出てタクシーまで案内してくれた。
空港に向かう途中、2021年にオープンしたマジック・シティの前を通った。 -
11:30過ぎ、タシケント・ユジュニ空港国際線ターミナルに到着。
両替所で残ったウズベキスタンスムを米ドルに両替した。
125,000UZSを両替し、10ドルを入手。
少額のウズベキスタンスムが残った。 -
宿泊した4つの宿泊施設で発行してもらったレギストラーツィア(滞在証明書)を用意して出国審査に臨んだが、提示は求められなかった。
確かにこの制度は廃止に近い状況のようだが、証明書はどの宿泊施設も問題なく無料で発行してくれた。 -
14:00発アルマトイ行きKC128便を待つ待合室。
タシケント・ユジュニ空港には、残念ながらプライオリティパスが使えるラウンジがない。
待合室の自販機では1品10,000UZSのスナックや飲み物を売っていたはずが、ドルに両替できずに残った26,000UZSが何らかの理由で使えなかった。
その何らかの理由が思い出せない。タシュケント国際空港 (TAS) 空港
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KC128便は20分程度遅れてタシケント・ユジュニ空港を発った。
これでウズベキスタンも見納めだ。 -
タシケント~アルマトイ間は1時間30分の短いフライトだが、ミネラルウォーターと軽食が出る。
こういうサービスがエア・アスタナの良いところ。
なお、カザフスタンチョコレートは濃厚で美味しいが、高温に弱く溶けやすいことを後日知ることとなる。 -
樹木が育たないような大平原に、雲の影がくっきりと写っていた。
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アルマトイは南に4000m級の山が連なるアラタウ山脈を望むことができる。
6月でも山頂付近には雪が残っている。 -
5日前に入出国しているからか、入国審査はすんなり通過できた。
アルマトイ空港では5時間近くの乗り継ぎ時間なので、空港の外をうろうろする。 -
5日前に買い物をしたスーパーで再びの買い物。
-
今日は天気が良く、部分的に雲がかかっているものの山がよく見える。
5日後もこういう天気であればと願う。 -
空港に戻ってみると、衝撃の事実を目の当たりにする。
20:30発アクタウ行きKC859便、遅延で22:10発に!
定刻でさえアクタウに23:50着なのに、1時間40分も遅れたら1:30着になるじゃん。
このフライトは遅れないでほしいというところで、なんでこうなるかね?アルマトイ国際空港 (ALA) 空港
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アルマトイ~アクタウ間は3時間20分のフライトだが、22時過ぎてからでもがっつり機内食が出る。
このフライトの隣の席はアクタウ郊外に住んでいるという同年代のカザフスタン人男性だったが、この人が英語が全く通じないのにやたらと話しかけてきた。
スマホの写真画像や地図などで、言葉が通じなくてもなんとなく言いたいことはわかるのだが。
迷惑というほどではないが、この時間帯はできれば仮眠を取りたかったところだ。 -
1:50頃、真夜中のアクタウ空港前。
アクタウ国際空港 (SCO) 空港
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定刻でも到着が深夜だったので、この日の宿は空港から徒歩約3分のアクタウ・エアポート・ホテルを予約していた。
空港に着いてからの移動を心配しなくてよかったので、少しは気が楽だった。 -
2:00前にようやくチェックイン。
ブッキング・コムで予約し、1泊朝食付で19,800KZT(約7,100円)だった。 -
部屋は広く、エアコン、テレビはあるが、冷蔵庫、ポットはなかった気がする。
-
入口周りも広いが殺風景な感じ。
-
洗面・バス・トイレも広く、バスタブがあるのはグッド。
明日から3日間ツアーに参加で、朝10時頃にお迎えに来る予定。
朝ゆっくりできるのがせめてもの救いだが、結局就寝できたのは3時頃だった。
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