2024/06/06 - 2024/06/06
18位(同エリア430件中)
キートンさん
この旅行記のスケジュール
2024/06/06
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Oasis Boutique Hotel
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ブハラ・アミールの宮殿
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ウズベキスタン観光4日目は、午前中にブハラを観光し、午後にアフラシャブ号でタシケントへ移動します。
作日は主にカラーン・モスクより東側を観光したので、本日は西のエリアを重点的に観光をしようと思います。
西のエリアには、古代ブハラ発祥の地に建つといわれるアルク城、中央アジアに現存する最古のイスラム建築といわれるイスマイール・サーマーニ廟など、ブハラならではの名所があります。
ブハラ観光を終え、ブハラの鉄道駅へと移動してからもおまけの観光付きです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エア・アスタナ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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Oasis Boutique Hotelの朝食は7:30から。
準備中なのか、食品の種類は少ない感じ。 -
本日の朝食。
玉子料理は注文を聞いてから作るようで、この後注文したオムレツが追加された。 -
8:00過ぎに観光へと出発。
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昨日も来た、ウルグベク・メドレセ。
午後遅くと朝とでその表情は変わるのかな? -
その向かいに建つアブドゥールアジス・ハン・メドレセ。
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昨日は一部に日が当たっていたのでコントラストが強かったムカルナス。
朝は自然な色合いで美しい装飾が見られる。 -
昨夕催し物が行われていたカラーン・ミナレットの広場。
設営されていたものはほとんど撤去済で、はぼ普段通りの姿となっている。 -
東側に建つミル・アラブ・メドレセのファサード。
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その向かいのカラーン・モスク。
モスクの奥(西側)に礼拝堂の青いドームが見える。 -
イチオシ
カラーン・モスクの南側から見た礼拝堂の青いドーム。
てっぺんには三日月形の装飾。
三日月はイスラム教の象徴としてよく用いられ、ウズベキスタンの国旗にも描かれている。 -
丸みのある独特の形状をしているアルク城の城壁。
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広場の街路樹には桃色の花が満開。
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その花はおそらくネムノキ。
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広い道路を渡ると、ハウズと呼ばれる池の向こうにボラハウズ・モスク。
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ボラハウズ・モスクの前には小さなミナレット。
ここはまた後ほど見学する。 -
ボラハウズ・モスクからさらに西へ数分歩くと、奇妙な建物発見。
9世紀のイスラム教神学者イマーム・アリ・ブハリの記念館だという。 -
記念館の前あたりが工事中っぽい。
余談だが、この付近で物乞いっぽい人に声をかけられたが、何言ってんだかわからなかった。
なので、わからないというそぶりで通した。 -
イマーム・アリ・ブハリ記念館と向き合うように建つ、チャシュマ・アイユブ。
チャシュマ・アイユブとは「ヨブの泉」という意味で、人々が水不足で苦しんでいる時にヨブがここを杖でたたくと泉が湧き出たという伝説が残る。
中には実際に泉があり、水の博物館となっているらしい。 -
とんがり屋根のてっぺんに、なぜかコウノトリの巣のレプリカ。
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公園の中を南西に歩くと、イスマイール・サーマーニ廟がある。
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892年から943年にかけて造られた、中央アジアに現存する最古のイスラム建築である。
13世紀のモンゴル来襲の際、ほとんどが地中に埋もれていたため破壊を免れたという。 -
モノトーンながら、様々な形状のレンガの凹凸のみを使用して複雑な陰影が作られ、独特のデザインとなっている。
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イチオシ
入場料は15,000UZS(約200円)。
9世紀の終わりにブハラを占領して都としたサーマーン朝のイスマイール・サーマーニが父親のために建てた霊廟だが、後に彼や孫も葬られ、サーマーン朝の王族の霊廟となった。イスマイール サーマーニ廟 史跡・遺跡
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一辺10mの内側に少し傾いた4面の壁の上に、内径8mのドームが載せられた形状になっている。
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レンガに施された装飾はイスラム化以前の中央アジアの建築に見られる特徴が残る。
外観と内装ともに卓越した意匠が見られ、世界中の考古学者や建築家に注目されているという。
小さな廟ではあるものの、見飽きることはない。 -
イスマイール・サーマーニ廟から公園の園路を東へと戻る。
すでに日が高く、木陰が少ない。 -
イチオシ
9:30頃、ボラハウズ・モスクに戻ってきた。
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ボラハウズ・モスクは、1712年にアルク城とレギスタン広場の隣に建てられたハン専用のモスクだという。
1557年、シャイバーニー朝のイスカンダル・ハン(1561~1583年在位)の代にサマルカンドからブハラに遷都し、それ以降ブハラ・ハン国と呼ばれるようになった。
そして、ハンは君主の称号となった。ボラハウズ モスク 寺院・教会
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正面のイーワーン。
入口の扉は閉まっているようで、内部の見学はできなかった。 -
天井の美しい装飾。
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20本のクルミの柱が並ぶ前面のテラス。
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ボラハウズ・モスクの近くに建つブハラタワー。
もともと給水塔があった場所に建てられた展望タワーということだが、それほど高くない。 -
イチオシ
いよいよアルク城に入場。
入場料は40,000UZS(約500円)。
100,000UZS札でチケットを買おうとしたら、危うくお釣りをごまがされかけた。 -
城門のトンネルを抜けるとジャミー・モスクがある。
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ジャミー・モスクはボラハウズ・モスクと同じような柱で支えられていて、古写本の展示室になっている。
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小ぶりな極彩色のミフラーブ。
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ジャミー・モスク前から南に伸びる石畳の通り。
この付近に最初の城砦が築かれた時期は定かではない。
7世紀に女王フッタ・ハウトンがこの城でアラブと戦い、13世紀のモンゴル来襲の際には立てこもった多くの町民が虐殺され、城も破壊された。
その後、再建と破壊が繰り返され、現在残っている城は18世紀のもので、1920年にソ連軍に攻略されるまで、歴代ハンの居城だった。 -
左に折れるた場所にある、青と茶色の屋根が印象的な回廊の建物。
ハンの執務室らしい。 -
さらに進むと白壁の建物に囲まれた中庭に出た。
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奥の階段から2階の回廊に上れる。
このあたりの建物は、かつて外国の大使が使っていた部屋と思われる。 -
狭い通りを抜けると、荒地が広がり遊歩道が設置されていた。
その向こうには旧市街が広がっていた。
アルク城は約4haの広さがあるが、建築物などの施設が残っているのは西側の約1/4ほどのエリアだけで、残り約3/4は荒地のまま放置されている。 -
遊歩道を巡りアルク城の南東端に来ると、カラーン・モスクが比較的近くに見えた。
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カラーン・モスク(手前)とミル・アラブ・メドレセ(左)とカラーン・ミナレット(右)
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アルク城の南側城壁沿いを歩く。
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荒地とはいえ、タキのドームのような遺構も残っていた。
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再び施設が残るエリアに戻り、謁見の間。
ここでハンの載冠式などが行われたという。 -
玉座から見た謁見の間。
ゲートの手前に背丈ほどの壁がある。
ハンに背中を向けることは無礼とされ、謁見を済ませた人は後ずさりしながらその壁まで戻り、退出したという。 -
謁見の間の玉座。
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ハンの衣装で記念撮影ができる。
たぶん有料。 -
謁見の間の南西側の中庭。
ハンの挨拶の儀式が行われた場所だそうで、毎日300~400人が参列したという。 -
謁見の間の南側にある建物は博物館になっている。
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出土品の展示。
細かく細工されたものを虫めがねで見せていたり。 -
輸入品の陶磁器。
右側は、19世紀後半から20世紀初頭に中国や日本から輸入されたもの。 -
日本髪の女性が描かれた花瓶。
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意外と展示品が多くおまけの博物館という感じではないが、印象に残る展示物があまりない。
ただ、暑さを避けるには都合がよい。 -
展示品のほかに、室内の装飾に見るべきところがある。
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アルク城の上部は、西側にあるブハラタワーと変わらないくらいの高さである。
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南から見た石畳の通り。
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城門上部のテラスから見た城壁。
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西側の眺望。
ブハラタワー、そしてボラハウズ・モスクも少し見える。 -
城門上にもう一段高い見晴らし台がありそこに上る階段も見えているが、土産屋を通らないと行けない感じ。
人影が見られないし、そこに行けたとしても見れる景色に大きな違いはないように思えた。 -
イチオシ
約1時間でアルク城の見学を終え、カラーン・ミナレットの方へ向かった。
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カラーン・ミナレットもこれが見納め。
11:00頃にブハラ観光を終了し、Oasis Boutique Hotelに戻った。 -
11:50頃にOasis Boutique Hotelをチェックアウトし、徒歩で東へ向かう。
途中、浴場跡の遺跡があり、その東側にはマゴキ・アッタリ・モスクが見える。 -
徒歩約20分で、ブハラの鉄道駅行き378番ミニバスが停まるバス停に到着。
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378番ミニバスのドライバーにアフラシャブ号のバウチャーを見せながら鉄道駅行きであることを確認。
乗車後助手席が空くと、そこに座るように促された。 -
イチオシ
13:00前にブハラ駅に到着し、アフラシャブ号乗車まで1時間30分ほど時間があったので、近くのブハラ・アミールの宮殿に来てみた。
イスラム建築の名所が多いウズベキスタンで、珍しく立派な欧風の宮殿である。 -
よく見ると老朽化が激しいのは少し残念。
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入場は左(南東側)側部からのよう。
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チケット売場はなく、女性ガイドに入場料を支払った。
入場料は20,000UZS(約250円)。
入場した南東側の部屋から、壁や天井がパステルカラーの装飾。 -
宮殿中央部の細長いホール。
北西側に舞台がある。 -
この宮殿は、ブハラのアミールであったサイード・アブドゥラハド・ハーンの命により1895年に建設が始まった。
中央アジアで長年建築家として活躍したアレクセイ・L・ブノワが建設を主導した。
ちなみに、18世紀後半のマンギト朝から君主の称号はハンからアミールに変わっていた。 -
壁の凝った装飾。
1888年にチャルジョウ(現在のトルクメナバット)からサマルカンドの間に鉄道が開通し、この近辺には軍隊、建設業者、技術者の入植地が建設され、ニューブハラと呼ばれるようになった。
一説には、サイード・アブドゥラハド・ハーンはロシア皇帝ニコライ2世の訪問に対応するためにこの宮殿を建設したといわれている。
しかし、サイード・アブドゥラハド・ハーンは宮殿に住んだことはなく、ニコライ2世が訪れることもなかったという。 -
2階へ上がる階段から見た細長いホール。
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2階のテラスから見た宮殿の中央部。
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北西側建物内からテラスを望む。
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その奥の部屋は、壁や天井の装飾が残っているものの保存状態は良くなく、窓にいたってはガラスではなく柄模様のビニールシートが張ってある始末。
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2階のテラスから見た宮殿前の広場。
用途不明の大きなテントが張ってある。 -
一旦宮殿から出て、裏側の北西端まで行くと、イスラム建築の意匠の屋根付きテラスがあった。
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イチオシ
そのテラスに面した部屋は、まさにイスラム建築風の美しい装飾で覆われていた。
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近年修復が行われたのか、保存状態も良い。
床を除くと、どこも細かい装飾で埋め尽くされている。
そのためか、むしろ落ち着かない感じも否めない。 -
天井の装飾。
駅近のこの場所に宮殿があること、そして保存状態があまり良くないことは、グーグルマップで事前にわかっていた。
しかし、宮殿内に入場できるかどうかは来てみるまでわからなかったし、内装の状態もあまりわかっていなかった。
内部見学できたらラッキーと思っていたので、期待以上で満足なおまけの観光となった。 -
宮殿敷地の出入口は、大通りに面した正門のほかに、ブハラ駅側にも門があった。
入場料と入場者数から考えれば、経済的に早急な修復と維持管理が困難なのは推測できるが、もう少し手を加えればメジャーになってもおかしくない名所だと感じた。 -
その門の近くに小さなマーケットがあったので、パンとスナックと飲み物を購入。
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後は、14:34発のアフラシャブ号でタシケントへ移動。
ウズベキスタンの観光はタシケントを残すのみとなった。
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