アンマンからペトラ遺跡へJETTバスで日帰り往復観光

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2023年3月、ヨルダンのペトラ遺跡を観光してきましたので、留意点や事前に知りたかった情報をまとめておきます。なお、私はドバイ在住なので、日本からの場合は多少異なる場合があり得ます点、ご留意ください。

【入国前準備】
航空会社（ロイヤルヨルダン）のカウンターでチェックインしたところ、Gateway2Jordanというサイトで手続きをしたか聞かれたました。本来であれば搭乗チェックインの時点で必要とのこと。必ず入国前に手続きをして、QRコードを取得しておくようにと念押しされました。直ぐに手続きを行いましたが、入国時にQRコードを確認されるようなことはありませんでした。

【JETTバスの手配】
出発前にドバイから、アンマンからペトラを往復するためにJETTバスの予約を試みましたが、ダメでした。PCのサイトでは最終の支払い手続きまで行くのですが、そこで支払いが不成立になります。各種サイトを確認した限りでは、国外では手続きできないとのこと。確かにヨルダン入国後は支払い手続きが可能でした。もしかしたら、ヨルダンで接続できるVPNサービスがあれば可能かも知れませんが、私が使っているExpressVPNではヨルダンでの接続は不可能でした。支払い手続きの際、自分の携帯番号が必要になりますが、10桁までしか入力できないので、私は日本の番号から最初のゼロを省略して入力しました、なお、JETTにはスマホアプリもありますが、こちらは更に出来が悪く、アンマンの乗車場所を指定するところで立ち往生してしまいます。（中東のスマホアプリは粗製濫造の印象が強いです。）

【入国時】
ヨルダンに到着すると、パスポートコントロールの直前で「VISA取得費用JOD 40、カード支払い可」と書いた看板があり、行列が出来ています。日本のパスポート保有者の場合、VISA免除はされないが30日の滞在許可が即座に取得できるとの説明がされているケースが多いので、このVISA取得の行列に並ぶかどうか迷ったのですが、いい加減な対応でお金を余計に徴収されるのは嫌なので、そのままパスポートコントールに並んだところ、全く問題なく通過できました。

【空港からホテル】
荷物を引き取って保安ゲートを出る直前にATMがあります。私はここでJOD 100を日本のカード（SONY銀行）で引き出しましたが、出金時に手数料でJOD 6.5（つまり、カードの請求はJOD 106.5）が徴収されたので、かなり割高な現金になりました。引き落とし額は20,249円なので、実際に利用できるJOD 100で割るとJOD 1あたり202.49円です。出金手数料だけで1,200円以上が徴収されている計算になります。カード決済の場合、同じくSONY銀行でJOD1あたり188.25円なので、7.56％程度割高です。割高な現金ですが、ペトラ観光ではいろいろと使う場面が多いので、少なくともJOD 100くらいは下ろしておくのが良さそうです。

【空港からホテル】
係の人に行き先のホテルを言えば、料金をそこで決定してレシートのようなものをくれるので安心感があります。私の場合はJOD 22.5でしたが、比較的良心的でした。

【JETTバスかタクシーか】
ペトラへの移動手段についてはJETTバスかタクシーかで最後まで迷いました。ホテルでタクシーを手配すると、往復でJOD 150程度かかるようです。なので、ホテルを通さずにタクシーを見つければ恐らくはJOD 100強に収まると思います。悩んだ末にJETTバスを選んだ理由はシートがある程度リクライニング出来ることです。今回は日帰りなので、タクシーでも早朝発になるため、時間の柔軟さも必要ありませんし。ただ、タクシーを1日チャーターしてJOD 100-150程度なら、コスト的には悪くないと思います。二人組なら検討しても良さそうです。

【JETTバス乗り場まで】
乗り場は宿泊したホテルから歩いて10分余りのAbdaliオフィスです。朝6時半発で30分前集合なので、早朝ホテルを出ることになります。私は割高ですがホテル手配のタクシーを使いましたが、実は早朝でもUBERが使えたかも知れません。帰りにペトラからアンマンに戻ったときはJETTのオフィスにタクシー運転手が待ち構えていましたが、かなりふっかけるので、事前にUBERなどでレートを確認したほうが良いです。私の場合ではJOD 2程度の距離なのにいきなりJOD 10をふっかけてきたので、無視してUBERを呼びました。

【バスに乗車】
Abdaliのオフィスに到着すると、ガラス張りの待合室にすでにかなりの人が待っていました。皆ペトラ行きのバスに乗るとのこと。ここでチケットも買えるようですが、売り切れが怖いので事前手配が無難です。スーツケース等もバスの胴体の荷物置き場に置くことができます。チケットを事前手配して送られてきたメールのQRコードをスマホ画面で見せればOKです。予約時にパスポート番号を入力するのでパスポートが必要かと思ったのですが、全くチェックされませんでした。座席番号までチケットに記載されていますが、注意点はパソコンの予約画面と席の配置が異なること。気にせずに番号どおりに座りましょう。ただし、バスのタイプによっては座席番号表示が不確かで、どちらが窓際か通路側かがわからないケースもありますが、これも気にしない方がベターです。頭上の荷物入れはかなり薄っぺらいので、かなり薄型のリュックでないと入らないので注意。

【行程】
行程のちょうど真ん中あたり、時間にして１時間半ほど進んだところでトイレ休憩があります。（10分だけ停車するとのアナウンスがあります。）Google Map上ではMidway Castleという名前になっているレストラン兼お土産屋さんのトイレを借りるのですが、このときに少しチップを置かないと申し訳ない気分になるので、小銭か細かい紙幣を準備するとベターです。私は行き、帰り合計でJOD 1だけ置いてきました。なお、車内は冷房でかなり寒いので注意。

【到着】
アンマンを6時半に出発して、ペトラ到着は10時前後でした。

【ペトラ移籍のチケット】
1日券はJOD 50でした。カードの場合、1.95%の手数料がオンされるうえに、請求時の通貨を勝手に円建てにされてしまいますので、かなり割高になります。私の場合、同じくSONY銀行でJOD 1あたり199円だったので、それでも現金よりは割安な計算になります。

【ペトラ遺跡内の移動】
私は早足で歩き回って、観光はさらっとするタイプですが、途中、宝物殿（エル・ハズネ）でココアをのんだりした後、カスル・アル・ビントを超えた場所にあるレストランに辿り着くまでに２時間でした。ただし、脇道には一切入らず、メーンストリートからの観光のみですが。レストランで雨に降られて1時間休憩、その後に、そこから修道院（エド・ディル）まで早足で1時間で往復しました。なので、雨宿りを兼ねた食事時間を入れなければ、修道院（エド・ディル）まで2時間半でたどり着けることになります。帰りは早足で歩けば1時間と少しでゲートまで戻れるかと思います。（私は宝物殿から片道JOD 15の電動カートに乗ったので、もっと早く着きましたが。）

【ペトラ遺跡内の現金等】
私はいつもの旅行ではできるだけキャッシュレスを貫きますが、ペトラでは手元に多めに現金を持っていました。その理由は電動カートやロバなどの移動手段を万が一の場合でも使えるようにしておくためです。電動カートはゲートから宝物殿の往復のみですが、往復JOD 25、片道だとJOD 15とのことでした。それ以降はロバやラクダですが、こちらは使っていないので幾らかわかりません。なお、レストランから修道院までは結構な坂道で石の階段もありますが、この行程もロバに乗れます。欧米の高齢女性はロバに乗っている人が多かったです。
飲み物の類は遺跡内でも売っていますし、レストランもありますが、何れも割高です。ビュッフェレストランはJOD 12、これに飲み物分でJOD 2-3程度でしょうか。その他、サンドイッチ（ブリトーのようなタイプ）がJOD 6くらいでした、

【ホテルから空港】
UBERが無難です。JOD 22-23程度でした。ホテルで手配すると当然ですが割高です。私が宿泊していたホテルではJOD 40と言われました。その分、車種も良くて安心なんだと思いますが。ガイドブックによると、空港発の場合はUBERは中まで入れないようですが、市内から空港にいく場合は問題なくUBERの車両も空港内に入れました。